最終更新日:2022年6月15日
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「神戸は地震がないからええけど、東京はしょっちゅう揺れて大変やなあ」-東京で暮らしていたとき、亡くなった母は、ときどき電話口で言っていました。
神戸では地震は起きないだろう-母のみならず多くの神戸市民はこう思っていたかも知れません。
そんな根拠のない楽観を粉々に打ち砕いたのがあの大震災でした。余りにも大きな犠牲でした。
思い込みを排し、冷静に自然災害に備えること。この教訓を私たちは改めてかみしめ、実践していかなければなりません。若しかしたら備えを怠っていたかも知れないという記憶も、大切にしたいと思います。
※広報紙KOBE 令和2年1月号全市版特集「ひらこう『震災25年』その先の神戸 語り継がれゆく震災の記憶と対策」に掲載。