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彼らを連れて来るべきではなかった。(広報紙KOBE 令和3年5月号)

最終更新日:2022年6月14日

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神戸を想う(令和3年5月)

それぞれの国や地域の生態系は、気が遠くなる程の時間をかけて創られてきました。生き物たちは、そんな生態系の中で命を育んできました。

異なる生態系の中に外から大量の生き物が入って来ると、その生態系は傷つき、ときに取り返しのつかないことになります。そして既にそうなっています。

持ち込まれたミドリガメやアライグマに罪はありません。彼らも祖先たちが生きた世界にずっと居たかったことでしょう。彼らを連れて来るべきではなかったのです。

もはや彼らを戻すことは出来ず、現状を放置できない以上、駆除を進めることにご理解をお願いします。

神戸市長 久元 喜造

※広報紙KOBE 令和3年5月号全市版特集「ひらこう「生き物」の世界~これからも、共に暮らしていくために」掲載。

 

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