最終更新日:2023年2月28日
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ニュータウン、産業団地、海上文化都市を次々に創っていった、かつての神戸市政には素晴らしいものがありました。同時に「株式会社・神戸市」の開発手法は、震災のかなり前に、限界を迎えていたように思います。
大都市経営に当たっては、それぞれの時代に似合わしい社会状況に適合した手法を選択する必要があります。全国的に人口が減少し、環境や社会の持続可能性が求められる現在、山を削って海を埋め立てるのではなく、今ある「資産」を有効に活用する政策が必要です。
使える空き家・空き地は立派な「資産」であり、この意味でも、空き家・空き地対策は市政の重要課題です。
※広報紙KOBE 令和5年3月号全市版特集「空き家から生まれる住まいとまちの可能性」掲載。