ホーム > ビジネス > 入札関係 > 建築工事設計業務(公募型簡易プロポーザル) > 【結果掲載】(仮称)神戸市歴史・公文書館整備工事設計業務
最終更新日:2022年6月10日
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神戸市では、歴史的公文書や古文書等を一元的に管理し、永年保管するために、「(仮称)神戸市歴史・公文書館」を新たに整備します。整備にあたっては、主に保管機能を有する施設を新設すると共に、隣接する国登録有形文化財の『岡方倶楽部』の改修、保存活用を行います。
本業務に関する委託先候補事務所の募集及び選定にあたっては、下記の通り公募型簡易プロポーザルを実施しました。
今回のプロポーザルでは、調査表提出者5者から意欲的な提案が寄せられ、二次審査(ヒアリング)での厳正な審査を経て、委託先候補事業者1者を特定しました。
本プロポーザルでは、歴史的公文書や古文書等を保管する施設の新設と、隣接する国登録有形文化財の『岡方倶楽部』を資料展示等に活用する改修を目的とした業務に対し、限られた予算と敷地要件のもと、公文書館に求められる諸機能に対し必要な設計上の配慮事項や歴史的価値を有する既存棟を尊重した計画に関する考え方について提案が求められました。
特定された委託先候補事務所からは、敷地条件や施設が求める機能を理解し、建物の高さを抑えつつ、将来の蔵書増量へ対応できるよう収納能力を高める計画が提案されました。また、収蔵物の保存環境を実現するため、三重壁による温熱環境の確保や塩害対策に配慮した設備計画等具体的な提案がなされたことや長期停電時における保存環境の確保に関する実績を有することが併せて評価されました。
意匠面においては、歴史的要素の継承に重点を置いた外観計画が提案され、兵庫津の歴史や景観から紐解いた提案は、周辺地域を十分に理解した提案となっており、明快で分かりやすい点が評価されました。また、増築棟に関する素材使い、導線計画への細かな配慮、既存棟の改修方針等に対する具体的な提案も評価されました。
ヒアリングでは、主任担当技術者をはじめとする出席者による明確な質疑応答により、本業務への十分な理解及び豊富な知識が感じられた点が評価のポイントとなりました。
「(仮称)神戸市歴史・公文書館整備工事設計業務」
委託先候補事務所の特定は、神戸市建築工事設計監理外注委員会(神戸市が行う建築工事等の設計監理業務に関する事務の公正、的確な執行を確保するために設置された委員会。以下、委員会とする。)の審議によって行われます。
事務局及び委員会は、「参加表明書」による一次審査を行い、その後、「調査表」及びそれに基づくヒアリングの内容による二次審査を行い委託先候補事務所の特定を行います。
「参加表明書評価要領」に基づいて「参加表明書」の評価を行い、上位5者程度をヒアリング対象事業者として選定します。
(ア)ヒアリング対象事業者とし選定された者に対して、調査表作成及びヒアリングに関する説明会を実施し、調査表の作成等について説明を行います。
(イ)説明会後、概ね3週間程度の期限内にプロポーザル調査表を提出していただきます。
(ウ)委員会評価委員が、調査表の内容に関し、ヒアリングを実施します。
(エ)委員会において、各委員の評価の合計点により順位付けし、委託先候補事務所を特定します。
委託先候補事務所として特定された場合、契約については神戸市規定の委託料の範囲で契約締結に向けて交渉を行います。
資料3-1 参加表明書作成・提出要領(PDF:1,128KB)
参考資料 技術提案における視覚的表現の取扱いについて(PDF:1,243KB)
様式2調査表※ヒアリング対象事業者のみ提出(EXCEL:24KB)
様式3設計共同体協定書※委託先候補事務所に特定された場合に提出(WORD:21KB)
本公募は、設計案の選定ではなく、設計者の選定を目的に行うものです。委託先候補に決定した場合でも、調査表の提案内容が設計業務において必ずしも採用されるとは限りませんので、予めご了承ください。