ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2022年11月 > H2 Twin Citiesに採択されました~英国・アバディーン市と水素などエネルギー分野での連携強化を図ります~
最終更新日:2022年11月17日
ここから本文です。
記者資料提供(2022年11月17日)
本市では地球温暖化の切り札として期待されている水素に注目し、「水素スマートシティ神戸構想」を掲げ、水素社会の実現を目指し、先駆的な実証事業への支援や国際連携などに取り組んでいます。
このたび、水素の国際的なパートナーシップを形成するH2 Twin Citiesに対して、英国・アバディーン市と神戸市で姉妹都市の分野で共同申請を行い、エジプトで開催されているCOP27の関連イベントにて11月16日(現地時間)にクリーンエネルギー大臣会合水素イニシアティブ(CEM H2I:Clean Energy Ministerial Hydrogen Initiative)事務局より本申請が採択されましたので、ご報告いたします。
H2 Twin Citiesにおける取り組みを通じ、英国・アバディーン市と連携を更に強化することで、水素などに関する知見の共有や取り組みを進め、2050年カーボンニュートラルを目指します。
水素・燃料電池の技術実証と普及を加速するために、下記の分野において両市でベストプラクティスの共有、情報交換を実施します。
具体的な内容は別添_ワークパッケージ(PDF:77KB)を参照ください。
神戸市 久元市長:
アバディーン市と神戸市の共同提案がH2 Twin Citiesに採択され、大変光栄です。
カーボンニュートラルの達成に向けては、国際連携が非常に重要であり、アバディーン市と神戸市はMOUを締結するなど、エネルギー分野での連携を図っています。
H2 Twin Citiesにおける取り組みを通じて、両市の更なる連携強化を図り、世界規模での水素社会の構築に貢献していきたい。
英国・アバディーン市議会 Ian Yuill共同議長:
我々は神戸の同僚たちと素晴らしい協力関係を築いており、このような評価を受けたことを嬉しく思います。
アバディーンは、本日発表した「Net Zero Aberdeen Routemap」と「Aberdeen Adapts」というフレームワークで野心的な目標を掲げています。今週はCOP27が開催され、気候変動に対処するために必要な行動を話し合うため、世界のリーダーたちが再び集まるので、これらのネットゼロ目標を達成するためにパートナーと協力することが不可欠です。
クリーンエネルギー大臣会合(CEM)は、北米、欧州、アジアの主要約26ヶ国及びEUから担当閣僚等が一堂に会し、世界のクリーンエネルギー(再生可能エネルギー、省エネルギー等)技術の発展、利用を加速させるための政策について議論する、クリーンエネルギーの普及促進を目的とした閣僚級会合です。
CEMには様々なイニシアティブがあり、水素イニシアティブ(H2I)は経済全体にわたるクリーン水素と燃料電池の普及と促進するための戦略的パートナーシップの構築を目指しています。水素イニシアティブは22か国が参加しており、このうちカナダ、オランダ、EU、日本、米国が共同リード国となり、議論を牽引しています。
(HP)https://www.iea.org/programmes/cem-hydrogen-initiative
H2 Twin Citiesは、複数のCEM H2I加盟国からの支援を受け、大陸を跨いだ他の都市との連携により水素と燃料電池の社会実装を進めていくための仕組みです。
水素や燃料電池の技術が展開されている地域は、世界でも先駆的な一部の都市に限られています。水素製造と産業利用の大規模な拠点整備が世界中で始まった今、先進事例と得られた教訓を共有することで、社会実装を加速させます。
(HP)https://www.energy.gov/eere/h2twincities/h2-twin-cities