ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2022年6月 > 【4年ぶり全面リニューアル】神戸港に関する小中学生向け副教材を作成・配布しました
最終更新日:2022年6月8日
ここから本文です。
記者資料提供(2022年6月8日)
神戸市では、若い世代が海・船・港に親しみ、学ぶ機会を創出するため様々な取り組みを行っています。中でも、
・社会科の授業で「神戸のまち」について学ぶ小学3年生
・地理や進路学習の授業で「身近な地域の調査」や「職業調べ」を行う中学2年生
を対象に神戸港に関する副教材冊子を作成し、市立小中学校へ配布しています。
今年度は4年ぶりの全面改訂を行い、教員からリクエストの多かったクイズやワークシートを追加して『KOBE 海と港のお仕事ワークブック』としてリニューアル。
併せて、小学3年生には神戸港を舞台にした絵本副教材『神戸みなと物語 コンテナじいさんの見た神戸港』(作・青山大介 谷川夏樹)を同時配布しています。
2種類の副教材について、実際に授業内で本教材を使用した神戸市立こうべ小学校3年生の授業風景と共にお伝えします。
地元・神戸港の役割を、写真やイラストを多用して分かりやすく解説するとともに、海や港に関わる様々な仕事を紹介する副教材。
「貿易ってなんだろう」から始まり、液化水素運搬船や国際コンテナ戦略港湾政策等、先進的な取り組みについても掲載しています。
中学生版では、船員になるための具体的な進路も紹介。
クイズやワークシートを盛り込み、授業で取り扱う時間が取れなくても子ども主体で学ぶことができる仕掛けになっており、
二次元コードを読み取ることで関連情報や動画教材へのアクセスも可能です。
(1)配 布 先 市立小学校・中学校・特別支援学校 計253か所
(2)配布時期 令和4年3月末
(3)発行部数 小学生版:13,700部、中学生版:13,000部
(4)発 行 元 神戸市(神戸海事地域人材確保連携協議会)
(5)協 力 神戸地区内航船員確保対策協議会
(6)備 考 市HPにて、副教材のPDF版や、ワークシート部分の想定回答を公開しています。
鳥瞰図絵師・青山大介氏と画家・谷川夏樹氏による神戸港を舞台とした絵本作品。
日本ではじめてコンテナ荷役が行われた神戸港がアジアを代表する港へと成長し、阪神・淡路大震災に直面しながらも復興していく様子を、
「コンテナじいさん」や「ガントリークレーンのガンちゃん」らとともに描いています。
神戸港の移りゆく姿を地域の子どもたちに届けたいというお二方の思いから、絵本の使用権利を神戸市に寄贈いただき、副教材版を作成・配布しました。
(1)配 布 先 市立小学校164か所
(2)配布時期 令和4年3月末
(3)発行部数 13,700部
(4)作 成 青山大介 谷川夏樹
(4)発 行 元 神戸市
(5)備 考 副教材版の配布は今年のみの予定です。
※寄贈についての詳細は令和4年1月14日付の記者資料提供をご覧ください。
教材を使った授業について、3年生の伊藤 由希さんは、「港のことあんまり知らなかったけど、いっぱい知れた。荷物を外国から日本に送ってきて、日本からいろんなところへ届けているってことがすごいなー!って思った。すべてが日本で作られたものではないんだなあって思った。」と感想を述べました。
同校は、市の校外学習「みなとの学習会」を使い、翌週に遊覧船にも乗船予定。
3年生の池田 結哉さんは、「コンテナって今日初めて聞いたけど、種類がたくさんあるってことを知って、本物を見たくなった。船に乗るのが楽しみ。」と語ってくれました。