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最終更新日:2022年6月16日

白洲次郎生誕120周年記念特別展「白洲次郎・白洲正子-武相荘折々のくらし」の開催

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記者資料提供(令和4年6月16日)
文化スポーツ局
神戸ゆかりの美術館

白洲次郎生誕120周年記念特別展「白洲次郎・白洲正子-武相荘折々のくらし」の開催

1.展覧会の概要
 芦屋市に生まれた白洲次郎(1902-85)は、ケンブリッジに学び、英国流の教養と洗練されたマナーを身に付け帰国しました。第二次世界大戦後の占領下、次郎は吉田茂に請われてGHQとの折衝にあたり「従順ならざる唯一の日本人」と称されるほどの強い信念でもって日本の復興のために尽力しました。
 白洲正子(1910-98)は薩摩藩出身の樺山伯爵家に生まれ、自らの意思でアメリカに留学し、帰国後に出会った次郎とたちまち恋に落ち結婚しています。
 戦争が始まると、二人は東京郊外の鶴川村に農地付の農家を購入します。この家は武蔵と相模の間に位置したことから「武相荘」と命名されます。ここで正子は小林秀雄の訪問を機に骨董に深く惹かれるようになり、また、きものを愛し、随筆家として活躍します。
 本展は、次郎と正子の愛用品や史料など、旧白洲邸 武相荘の所蔵品などにより、二人の暮らしや素顔に迫り、日本文化や暮らしの中の美、心のあり方をみつめようとするものです。

◆記者説明会 
 
2022年7月15日(金)11時~ 当館映写室にて 正面玄関からご入館ください。
◆内覧会
 
2022年7月15日(金)14時~(受付:13時30分開始)
 ※報道関係の方と、ご招待の方のみご参加いただけます。
 ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、人数を制限しています。
◆会期、会場など
 
会  期:2022年7月16日(土)~2022年9月25日(日)
 会  場:神戸ゆかりの美術館
      〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中2丁目9-1
 電車:JR「住吉駅」、阪神「魚崎駅」乗り換え、六甲ライナー「アイランドセンター駅」下車南東すぐ
 バス:阪急「御影駅」南側から、みなと観光バス131系統で「アジアワンセンター」下車南へ徒歩3分
 ※車でお越しの方は美術館隣接の神戸ファッションプラザ駐車場(有料)をご利用ください。
 休 館 日:毎週月曜日(ただし7月18日、9月19日は開館)、7月19日、9月20日
 開館時間:10時00分から17時00分(入館の受付は16時30分まで)
◆主催
 
神戸ゆかりの美術館、朝日新聞社、神戸新聞社
◆特別協力
 
旧白洲邸 武相荘
◆協力
 
ワクイミュージアム
◆協賛
 
ダイキン工業、竹中工務店
◆入館料
 
一般:1,200(1,000)円、大学生:600(500)円 ※(  )内は20名以上の団体料金 
 ・高校生以下:無料(学生証など身分を証明できるものをご提示ください)
 ・神戸市居住の65歳以上の方:600円(年齢と住所を証明できるものをご提示ください)
 ・障がい者手帳、またはスマートフォンアプリ「ミライロID」ご提示の方:無料

2.展覧会の構成と作品(所蔵を明記していないものは全て旧白洲邸 武相荘の所蔵です)

 Ⅰ 白洲家と樺山家 二人の出会い
  次郎は、兵庫県立第一神戸中学校(現・神戸高校)を卒業し、イギリスのケンブリッジ、クレア・カレッジに留学し、中世史を研究し学者を志していました。
  しかし、昭和金融恐慌のため父が経営する「白洲商店」が倒産したため帰国を余儀なくされます。一方、正子は、学習院女学部初等科を卒業後、自身でアメリ
  カ留学を決め、ニュージャージー州のハートリッジ・スクールに学んでいました。正子も次郎と同様、金融恐慌の影響で進学を断念し、帰国します。次郎の
  父、文平はボン大学で正子の父、樺山資紀と親交があり、二人は父の縁で出会い、正子はひとめで恋に落ち、結婚します。
   Ⅰ章では、次郎の愛車ベントレーや、二人が婚約時代に互いに贈ったポートレートなどを紹介します。

ベントレー   正子 次郎

  左から、1924年製 ベントレーXT7471 ワクイミュージアム蔵(7月16日~8月14日の期間のみ展示)/婚約時代に互いに贈ったポートレート 1928年 

 Ⅱ 次郎と正子 関わる人々
   二人はそれぞれ多くの人々と親交がありました。正子は学習院女学部初等科で秩父宮勢津子妃殿下と同級生でした。次郎は吉田茂が駐英大使時代から信頼
  し、終戦連絡中央事務局で次郎を事務に当たらせました。また、次郎の友人である文芸評論家、河上徹太郎を通じて小林秀雄や青山二郎と知り合った正子は、
  骨董や文芸の世界に惹かれてゆきます。Ⅱ章では、二人が関わった人々のゆかりの品や作品を紹介します。

  ステッキ 皿 箱  

  左から、吉田茂から贈られたステッキ/北大路魯山人作 錆絵鳥文皿 1955年/富本憲吉作 色絵四弁花模様箱 1940年頃 撮影:浅井佳代子

 Ⅲ 白洲次郎と白洲正子
   吉田茂と親交を深めた次郎は、 吉田に請われてGHQとの折衝にあたります。次郎は占領軍司令部に対し一歩も退かずに終戦連絡中央事務局で日本国憲法の
  成立にも深くかかわります。その後、貿易庁長官に就任、通商産業省を設立しています。東北電力株式会社会長を退任後は、軽井沢ゴルフクラブの運営にも力
  を注ぎました。
   正子は、戦後文芸や骨董の世界に急速にのめり込んでゆき、銀座で染織工芸店「こうげい」の経営に携わりました。Ⅲ章では、次郎と正子がそれぞれの世界
  で活躍した日々が偲ばれるゆかりの品々を紹介します。

タイプライター  ゴルフ  Tシャツ 能面 着物 スーツ

   上段左から、オリベッティ社製タイプライター(携帯できるもので、次郎はよく持ち歩いていた)/ゴルフクラブセット/軽井沢ゴルフ倶楽部Tシャツ/
  能面 老女 室町時代初期/髙田倭男(たかたしづお)作 能装束風着物、帯 1975年(正子が1975年のイヴ・サンローラン来日歓迎パーティで着用する
  ため、宮中の装束を手がける髙田家の24代髙田倭男に制作を依頼しました)/シャネル製スーツ プレタポルテ
  撮影:浅井佳代子

 Ⅳ 武相荘
   次郎と正子は太平洋戦争の開戦前から日本の敗戦と食糧危機を見越して、自給自足できるように農地付の農家を購入していました。東京郊外の鶴川村(現・
  町田市能ケ谷町)にあるこの家を、武蔵と相模の間にあることから「武相荘」と名付けて暮らします。お互いを尊重しながら、日々のくらしを大切に過ごした
  二人の日常で使われた器や次郎手作りの道具などを紹介します。

武相荘   工具  ガラス 花見 遺言書 正子筆
  
  上段左から、旧白洲邸 武相荘/次郎の工具類/ガラス氷菓器各種/仙厓筆「花見」江戸時代/以上 撮影:浅井佳代子/白洲次郎筆 遺言書1980年/
  白洲正子筆 遊びをせむとや『梁塵秘抄』

◆会期中のイベントなど
 
■解説会 学芸員が展覧会について解説します。
 7月23日、8月6日、20日、27日、9月3日の土曜日
 午後2時~(約30分間) 定員20名  当日先着順(13時30分から受付で整理券を配布します)
 ※参加費は無料ですが、一般および大学生の方は当日使用できる特別展観覧券が必要です。 
 ※展覧会の会期や開館時間、イベントは、今後の状況により変更することがあります。詳しくは美術館HPで最新の情報をご確認ください。

 ■一般的なお問い合わせは、「神戸市総合コールセンター」でも受け付けています。
  電話番号:0570-083330または078-333-3330(年中無休8:00~21:00)

 

 

 

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