1.紙おむつ支給事業の概要
本市では、在宅で介護を受けている要介護4・5の高齢者等やその方を介護している家族に対し、介護に必要な紙おむつ・尿取りパッドを支給しています。支給要件に該当し、支給決定となった方に対して、決定時期に応じた支給額分の利用券をお送りしています。
2.スマート給付実証事業の概要
紙おむつ支給事業において、スマート給付を導入する実証事業を実施します。
スマート給付とは、スマートフォンアプリに電子給付券を発行し、二次元バーコードを活用して決済が可能となる仕組みです。
これまでは、1,000円単位の紙の利用券を発行していましたが、電子で利用券を発行することで1円単位での利用が可能となります。また、取引データを即時に確認・精算に活用できるため、紙類の削減や、利用者の利便性の向上・神戸市や事業者の業務の効率化が見込まれます。
図「スマート給付」概要
出所:三菱総合研究所
実証期間
令和4年10月1日~令和5年3月末(第3四半期・第4四半期)
実証事業実施までの経緯
- 本市では、令和5年度より新福祉情報システムの稼働を予定しており、株式会社アイネス(以下、「アイネス」)の総合福祉パッケージシステム「WebRings®」を採用し、開発を進めています。
- アイネスより「WebRings®」の提案とあわせて、DX推進施策の一環として、スマート給付(「Region Ring®」(株式会社三菱総合研究所、以下「MRI」))が付加価値提案されました。
- 神戸市ではスマート給付対象事業を精査した結果、紙おむつ支給事業を選定し、アイネス、MRIと協力し、実証事業を行うこととなりました。
実証参加事業者・対象者の選定
- 公募により選定している紙おむつ支給事業受託事業者18者に対して実証事業へ協力を依頼し、16者(19店舗)より参加協力をいただきました。
- 令和4年6月1日~7月31日の期間で、紙おむつ支給事業の利用者に対してアンケートを実施し、スマート給付への参加希望を確認しました。参加を希望された方のうち事業者の参加意向等を踏まえて24名の対象者を選定しました。
3.今後の展開
今回の実証事業を通じて、業務デジタル化に伴う課題を洗い出し、今後に向けた改善検討を行い、紙おむつ支給事業の利用者の利便性の向上、業務の効率化を目指していきます。
4.問い合わせ先
【紙おむつ支給事業スマート給付実証事業に関すること】
福祉局介護保険課 菅・松尾 TEL:078-322-6329
【新福祉情報システムに関すること】
福祉局くらし支援課 大村・牧野 TEL:078-322-5199
5.関連リンク
紙おむつ支給事業に関するページ