最終更新日:2020年8月5日
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市長臨時会見の模様をお届け致します。。
(↓英語版の会見映像)
会見資料はこちら↓
①投影資料(PDF:5,559KB)
②プレスリリース(PDF:1,608KB)
③実施要項(PDF:1,511KB)
PRESS RELEASE(English Version)(PDF:183KB)
MINUTES(英語版 議事録)(PDF:240KB)
※会見資料は会見直前に公開します。
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司会:
本日は、お忙しい中、お集まりいただき、誠にありがとうございます。定刻となりましたので、第10回神戸国際フルートコンクールの記者会見を開催いたします。
では、本日の登壇者をご紹介させていただきます。
まずは、本コンクールの会長、久元喜造神戸市長です。
続きまして、本コンクール運営委員長、神田寛明先生。神田先生は、NHK交響楽団首席奏者及び桐朋学園大学教授でいらっしゃいます。
本コンクール審査委員長及び運営委員、酒井秀明先生です。酒井先生は、一般社団法人日本フルート協会副会長で、洗足学園音楽大学客員教授でもいらっしゃいます。
申し遅れましたが、私、本日、司会進行をさせていただきます神戸市広報課の長尾と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
本日の流れでございますが、まず、本コンクールの会長よりご挨拶とコンクールの概要を説明させていただきます。
次に、運営委員長より実施要項の内容についてご説明させていただき、最後に質疑応答のお時間を取らせていただく予定をしております。
それでは、早速ですが、まず最初に、本コンクールの会長、久元喜造神戸市長よりご挨拶とご説明をさせていただきます。久元市長、よろしくお願いいたします。
久元市長:
ご紹介いただきました神戸市長の久元喜造でございます。
第10回神戸国際フルートコンクールの開催につきまして、説明の機会を設けさせていただきましたところ、皆様方には大変お忙しい中、ご出席をいただきまして誠にありがとうございました。主催者を代表いたしまして、この神戸国際フルートコンクールの概要につきましてご説明を申し上げたいと思います。
第10回神戸国際フルートコンクールは、令和3年、来年の8月26日から9月5日にかけて開催をいたします。会場は神戸文化ホールの中ホール、表彰式、披露演奏会はポートアイランドのポートピアホールで行います。
主催は、神戸国際フルートコンクール運営委員会、神戸市、公益財団法人神戸市民文化振興財団、公益社団法人日本演奏連盟、一般社団法人日本フルート協会の共催によるものです。
審査員は、今日ご出席をいただいております酒井秀明先生を委員長とし、神田寛明先生をはじめ、ご覧いただいておりますような9名の先生方から構成されます。
神戸国際フルートコンクールの簡単な経緯をお話しさせていただきます。
神戸では、1985年、昭和60年に、学生のオリンピックと言われますユニバーシアード競技大会を開催いたしました。これを契機といたしまして第1回のコンクールを開催し、以来、4年ごとに開催をしております。フルートに特化したコンクールでありまして、世界的にも代表的なフルートに関する国際コンクールとして今日に至っております。
このフルートコンクールにおきましては、現在、世界の第一線で活躍するフルーティストを多く輩出しております。若手フルーティストの登竜門としての評価が定まっていると私どもは認識をしております。
歴代の優勝者のお名前を挙げておりますけれども、第1回のアリフェ=グルセン・タトゥさん。タトゥさんは今回の審査員でもいらっしゃいます。第2回のペトリ・アランコさん、エマニュエル・パユさん。第3回はありませんでしたけれども、第4回からはご覧いただいているような方々が優勝者となりまして、直近の第9回ではフランスのエレーヌ・ブレグさん、中国のユ・ユアンさんが優勝されました。
歴代優勝者の方の主な方々を少し紹介させていただきますと、お一人はエマニュエル・パユさん。第2回の大会で優勝をされました。現在はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めておられます。それから、第3回の大会で第3位になられましたエミリー・バイノンさんは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者を務めていらっしゃいます。第7回の大会で3位に入賞されましたデニス・ブリアコフさんは、現在、ロサンジェルス・フィルハーモニックの首席奏者を務めておられます。
神戸国際フルートコンクールには、日本以外の海外の方々がたくさん参加しておられます。第9回の応募者の方々の国籍をご覧いただきますと、一番多いのは韓国で48名、2番目が日本で38名、以下、中国が21名、アメリカが20名、台湾が17名、フランスが12名、ドイツが11名などとなっております。エリア別で見ますと、アジアからの応募者が129名で半分強と、あと、北米が25名、中南米が9名、欧州、ヨーロッパからが74名などとなっております。
神戸は、この国際フルートコンクールを大会ごとに成長させてきまして、前回の第9回大会は、このフルートコンクールを中心といたしまして、たくさんの皆さんに音楽を楽しんでいただこうという、そういう意図から神戸国際フルート音楽祭として開催をいたしました。ちょうど神戸が開港いたしまして150年の年でもありましたので、その記念事業としても開催をいたしました。音楽祭の開催に当たりましては、多くの市民団体や音楽家、音楽関係者が検討を行い、140ものプログラムとして実施をいたしました。
前回の入賞者は、先ほど申し上げましたお二人、エレーヌ・ブレグさん、ユ・ユアンさんです。
今、映像と画像で第9回のコンクールの模様をご覧いただいております。
コンクールの最終日には、神戸ポートピアホテルの中のポートピアホールにおきまして、入賞者による披露演奏会、そして表彰式を開催いたしました。
第9回大会では、コンクールの出場者の方々にいろいろな演奏の機会を提供すると同時に、神戸市民も一流の若手のフルーティストの演奏に親しんでもらう、そういう趣旨で、例えば、コンクールの出場者による小学校での訪問演奏会も実施をいたしました。市民の方々とコンクール出場者との交流の機会も様々に持つことができたわけです。
神戸国際フルートコンクールには神戸の経済界からの支援も集まっております。第9回大会におきましては、神戸の経済界有志によりまして神戸国際フルートコンクール応援実行委員会が設立されまして、表彰式が終わった後、ガラ・コンサートとして祝賀記念パーティーが開催をされました。神戸国際フルートコンクールに対する支援の輪が広がっております。
第10回大会に向けて様々に準備を進めてまいりまして、ぜひ、このコロナウイルスが広がっている状況下ではありますが、いろいろな課題を克服いたしまして第10回大会を開催し、そして成功に導いていきたいというふうに考えております。
第10回大会におきましては、神戸はこういうふうにフルートコンクールを開催いたしまして、フルートのまちとしての顔も出てきております。前回は300人のフルート奏者によるまちなかでのコンサートも実施をいたしまして、終了後、さらにこれを拡大し、500名のフルートコンサートも実施をいたしました。こういう形で、この神戸国際フルート音楽コンクールを通じて、神戸など、我が国におきまして、フルートに親しむ方々のそういう裾野を広げていくということにもつながっていければと考えております。
神戸市といたしましては、ウィズコロナの時代におきましても、このコンクールを開催することで、世界中の音楽を志す若者に門戸を開き、そして、音楽関係者をはじめ、多くの方々に希望を与えることができるような大会にしたいと考えております。
コンクールの舞台では、厳しい選考を勝ち抜いた世界最高峰の技術を持つ若いフルーティストたちが一瞬一瞬に人生をかける緊張感、人間ドラマが展開をされることと思います。ぜひ多くの方々に見守っていただき、また、お聴きいただければと思っております。
私からは以上です。ありがとうございました。
司会:
続きまして、神田寛明運営委員長よりご挨拶と実施要項についてのご説明をさせていただきます。神田先生、お願いいたします。
神田運営委員長:
ただいまご紹介に預かりました第10回神戸国際フルートコンクール運営委員長を仰せつかりました神田寛明と申します。どうぞよろしくお願いします。
誰も予想しなかったような世の中になってしまいまして、私の所属しておりますNHK交響楽団も、3月以降4か月間、全てのコンサートを中止いたしました。それから、大学でも、音楽大学は実技系の大学ですから、やはりレッスンを対面で行うというのが当たり前だと思っていたんですが、でも、やはりそれもかなわず、新学期から夏休み直前まで、ずっとオンラインでレッスンをせざるを得ない状況でした。このような中でも、やはり音楽を求める人、そういう人たちの思いというのは変わらないというのを強く感じたわけでございます。第10回のコンクールも、実施要綱を発表する場をもう少し早く本来だったら行う予定だったんですが、でも、今日、こうして多くの皆様に第10回の要項をお示しできることができて、正直なところ、ほっとしております。ここに至るまでの神戸市民文化振興財団の方々、神戸市の方々、その他多くの関係の方々もほんとうに大きなご苦労をされたと思います。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
コンクールのレベルの高さは、先ほど久元市長からご説明いただきましたように、第1回から第9回までの入賞者の方々は現在も世界で第一線の舞台で活躍を続けていらっしゃいます。このような方々がこの神戸から巣立っていったということは、やはり神戸市にとっても大きな意義のあることだと信じております。今年は、世界でも大きなコンクールでありますミュンヘン国際音楽コンクールの中止というちょっと残念なニュースが流れておりますが、それの受皿といいますか、神戸のコンクールをそれに代わるものとして、世界中からより多くの若い音楽家が集まってくれることを期待しています。
それでは、実施要項の説明をさせていただきます。
まず、コンクールの名称は、第10回神戸国際フルートコンクールでございます。
期間は、2021年、令和3年8月26日から9月5日までの11日間開催いたします。その詳細でございますが、第1次審査、これが8月26日から8月28日までの3日間、第2次審査が8月30日と8月31日の2日間、第3次審査が9月2日、本選が9月4日、そして、表彰式並びに披露演奏会を9月5日の最終日に実施いたします。なお、各審査の結果発表については、それぞれの審査の最終日を予定しております。
会場でございますが、会場は、第1次審査から本選までを神戸市中央区にあります神戸文化ホールの中ホールで行います。そうしまして、表彰式及び披露演奏会を同じく神戸市中央区のポートアイランドにありますポートピアホールで行います。なお、神戸文化ホール中ホールの定員は904席、ポートピアホールの定員は1,702席となっております。
主催は、神戸国際フルートコンクール運営委員会、神戸市、公益社団法人日本演奏連盟、一般社団法人日本フルート協会及び公益財団法人神戸市民文化振興財団でございます。
続きまして、コンクールの構成ですが、まず、予備審査課題曲というのがございますが、課題曲の演奏を収録した動画並びに書類審査による予備審査を行います。前回ですと、およそ240名の申込みがありましたが、そこから50名程度に絞り込みます。予備審査の結果に関しましては、来年の3月頃に決定する予定です。そこで決定しました大体50名程度の出場者により、第1次審査以降を来年の8月に行います。
参考までに、過去の申込み状況ですが、前回、第9回は240名、その前の第8回に関しては229名の申込みがありました。
次のページに参考資料として第1回から第9回までの国・地域別申込者数一覧表というのを添付しておりますので、ご覧いただければと思います。
次に、コンクールの審査をしていただく審査員ですが、日本から3名、海外から6名の合計9名で行います。審査委員長は、本日ご出席いただいています酒井秀明先生にお願いしております。それから、国内からは、東京芸術大学准教授で、過去のこのコンクールで、第6回大会で3位に入賞されている高木綾子先生、そして、私、神田が審査を務めさせていただきます。
続きまして、海外からの審査員ですが、まず、フィンランドからシベリウス音楽院講師のペトリ・アランコ先生。アランコさんは第2回大会の第1位受賞者です。それから、ドイツから元カールスルーエ音楽大学教授のレナーテ・グライス=アルミン先生、そして、バイエルン放送交響楽団首席奏者のヘンリック・ヴィーゼ先生。ヴィーゼ先生は第4回大会の第3位受賞者でございます。それから、韓国からは、ソウル芸術高等学校講師のイ・ソヨン先生。それから、フランスからは、フランクフルト歌劇場管弦楽団首席奏者のサラ・ルヴィオン先生。ルヴィオンさんは第5回大会の第1位受賞者です。それから、トルコからは、元ドイツ・トロッシンゲン音楽大学教授のアリフェ=グルセン・タトゥ先生。タトゥさんは第1回大会の第1位受賞者です。以上の9名で審査をしてまいります。
続きまして、賞でございますが、このコンクールの賞金でございます。第1位は賞金200万円、第2位は賞金100万円、第3位は賞金50万円、第4位から第6位までは賞金各20万円となっております。
それから、応募資格です。応募資格については、1988年から2005年までの間に出生した方、今年の12月31日の時点で15歳以上32歳以下の方となります。
それから、応募期間ですが、本年、今年の10月1日から来年の2月1日までとなっております。申込みはオンラインのみでの受付となります。
なお、この新型コロナウイルスの世界的流行がまだまだ続いていますが、この予定した日程で開催ができないという可能性もございますが、そのような状況にあっても、予備審査でお送りいただいた動画の審査、これは実施をしたいと思います。その後にもし何か変更することが生じれば、これは協議の上、対処したいと思っております。
最後に、この今私が申し上げました実施要項ですが、お手元にお配りしておりますA4サイズの冊子が実施要項となっております。ここには課題曲も記載されておりますので、後ほどご覧ください。
また、別に配付させていただきました資料には、これまでのコンクールの国・地域別申込者数一覧表、それから、これまでのコンクールの入賞者の資料、そして、審査員のプロフィールを添えておりますので、併せてご覧ください。
以上でコンクールの内容の説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
司会:
それでは、ただいまから質疑応答のほうに入りたいと思います。
まず最初に、会場にお越しいただいている皆様から、続きまして、オンライン参加の皆様からご質問をお受けしたいと思います。ご質問をされる方は報道機関名とお名前をお願いいたします。
それでは、会場の皆様でご質問される方、いらっしゃいますでしょうか。どうぞ、前の方。
記者:
前回、補助金を廃止して実施したと思うんですけど、今回、その補助金は復活するのか、復活するとしたら幾ら出すのか、そして、その復活する理由を教えてください。
久元市長:
神戸国際フルートコンクールを8回実施して、9回目をどうするのかというときに、やはり税金の使い方として、今までどおりのほとんど公費丸抱えのコンクールの実施方法でよいのかという問題提起を、当時、私からさせていただきました。残念ながら、海外ではこれは大変知られているコンクールなんですけれども、神戸市民の間では知っている方が少なく、改めてこの認知度を調査いたしましたところ、30%台の方しかこのコンクールを知らない。これはほんとうにこれで税金の使い方としていいのかという問題提起をいたしました。それに対して、やはり実施すべきだという声が議会側からも上がり、様々な方法を模索いたしましたところ、音楽に理解のある経済界の方から、これは神戸じゃなかったわけですけれども、東京の方から、ぜひこれは一肌脱いで応援しようということで、かなり多額の寄附を頂けるめどがつきました。あわせて、先ほど申し上げましたけれども、神戸の経済界あるいは市民からも、これは中止をさせるのはもったいない、ぜひ続けようというような声が上がりまして、公費を投入しない形で、つまり、内外からの寄附金と協賛金などで実施することにしたわけです。
これによって、私は、やはり市民的な理解ということも進んだのではないだろうか、それまではほぼ100%公費で実施をしてきたわけです。そういう実施をしながら、市民がほとんど知らなかったというような実態というのはかなり変わってきたのではないか、そういうことであれば、これは公費を投入して第10回を開催してもいいのではないかということで、今回は、かなり大口の寄附金と、それから市民からの寄附、あるいは経済界からの寄附、協賛、それに神戸市の公費で開催をしたいというふうに考えております。もちろん従来からの参加者の参加費はあるわけで、これは別ですけれども、それを別にすれば、そういうような財源で考えたいと思っております。
どれぐらい公費を投入するのかというのは、これは令和3年度の予算編成の中で考えたいと思います。
記者:
ウィズコロナの時代ということですけれども、コロナに関して対策されていること、例えば、無観客で審査員のみで行う等、現在のところ考えていらっしゃることを教えていただけたらと思います。
久元市長:
このコンクールの開催は、少なくとも神戸市としては、これをぜひやりたいというふうに思っておりました。といいますのは、国際的なフルート部門があるコンクールとしてはよく知られているミュンヘン国際音楽コンクールが中止になりました。やはりウィズコロナの時代ですけれども、どういう楽器のジャンルでも、若手の皆さんの登竜門というのは、やはりこれは必要なのではないだろうか、ぎりぎりまで開催を模索すべきではないだろうかということで、この開催の時期にコロナがどういうふうになっているのかということはおそらく誰も分からないと思うんですけれども、しかし、ぎりぎりまでやっぱり開催を模索したいというふうに考えて準備をすることにしたわけです。
開催をするとしても、コロナが完全に終息をした、いわばポストコロナの時代になっているという可能性も低いと思いますから、コロナへの対策というのはやっていかなければなりません。比較的コンクールというのは大観衆が詰めかけて行われるイベントではありませんから、相対的にこのリスクというのは低いと思いますけれども、さらにこのリスクをできるだけ下げる必要はあります。
1つは、会場の神戸文化ホールの中ホールですけれども、この来場者の人数制限をすると。前回は、本選は満席になりました。大変関心が高かったわけですが、そういう意味からいうとちょっと残念ですけれども、イベントに関する国のガイドライン、そのときそのときのガイドラインに沿うという意味ですけど、今を前提にしますと、収容定員の半分というふうなことを取るとか、それから、当然のことながら、出場者、審査員、観客の皆さんや関係者に対する検温とかマスクの着用、消毒の徹底ということは当然やりますし、審査会場とかのみならず、練習場所などの3密の解消ということをやっていきたいなと。それから、同時に最終審査の模様なども積極的に動画で配信をする、こういうふうな対応を考えたいと思います。
記者:
動画配信に関してなんですけれども、今回初めてという理解でよろしいでしょうか。
神田運営委員長:
動画配信に関しましては、前回の第9回でユーチューブを通じた配信を行いました。これによって神戸以外の場所からの視聴も大変多かったようで、広く関心を集めることができたと思っております。このような試みは、コロナ対策とは関係なく積極的に今後も続けていきたいと思っています。
記者:
ありがとうございます。
司会:
それでは、オンライン参加いただいている皆様からもご質問のほうをお受けしたいと思います。
記者:
神戸市には神戸市室内管弦楽団という市の外郭団体のオーケストラがございますけれども、この団体はコンクールにどう関わってくるんでしょうか。例えば、披露演奏会でオフィシャルオーケストラになるとか、教えていただけると幸いです。
神田運営委員長:
神戸市室内管弦楽団は、コンクールの本選の課題曲の伴奏並びに披露演奏会での演奏をお願いしております。
記者:
ありがとうございました。
記者:
日本で知名度がないので残念だというお話だったんですけどね。それで、知名度について、もう少しこれから神戸市として考えられることはないんでしょうか。
久元市長:
私どもは、9回これまで開催をいたしまして、1回目のときは日本人の参加者が圧倒的に多かったんですけれども、その後、徐々に国際知名度も高まりまして、先ほども申し上げましたように、今は大部分の参加者が海外からということで、海外の知名度は相当高まってきているというふうに思います。今回もこういう形で記者会見をさせていただきまして、ぜひ多くの方々にこの神戸国際フルートコンクールの存在を知っていただきたいというふうに思います。さらに、コンクールの模様も海外にも発信するような取組ということもこれから関係者で考えていきたいと思います。
記者:
あまり市側のアプローチがないような気がするんですね。神戸でこんなにすばらしいコンクールが行われているというのが周知徹底していないと思うんですけども、何かほかのアイデアがないでしょうか。
久元市長:
確かに8回コンクールぐらいまでは、ほとんど全額を神戸市が負担しておきながら、神戸市民にはあまり知られていなかった大変残念な状況にありました。ですから、これを、かなりそのときに議論をして、公費は使わないという形で開催した。その後、先ほど申し上げましたように、神戸の経済界、神戸の市民からの支援、そして、実際に寄附というものもかなり集まりまして、大分状況が変わってきたので、今回、今度やろうとしている10回については、これは公費も負担をして、そして、全面的にPRをして実施をしたいということで準備を重ねてきたところです。こういう努力というのはこれからもさらに続けていきたいと思います。
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