最終更新日:2020年11月13日
ここから本文です。
市長臨時会見の模様を生配信します。
会見資料はこちら(PDF:3,419KB)
司会:
神戸市と神戸地区トヨタ販売店との包括連携協定締結に係る臨時記者会見を開始させていただきます。
それではまず、会見の出席者を御紹介させていただきます。中央より神戸トヨペット株式会社代表取締役社長、西村公秀様。
西村社長:
どうぞよろしくお願いいたします。
司会:
兵庫トヨタ自動車株式会社代表取締役社長兼株式会社トヨタレンタリース兵庫代表取締役社長、瀧川高章様。
瀧川社長:
瀧川でございます。
司会:
トヨタカローラ神戸株式会社代表取締役社長、塩住宏基様。
塩住社長:
よろしくお願いします。
司会:
トヨタカローラ兵庫株式会社代表取締役社長、伏見和政様。
伏見社長:
伏見です。よろしくお願いします。
司会:
ネッツトヨタ神戸株式会社代表取締役社長、四宮康次郎様。
四宮社長:
四宮です。よろしくお願いします。
司会:
ネッツトヨタゾナ神戸株式会社代表取締役社長、坂戸秀彰様。
坂戸社長:
坂戸です。よろしくお願いいたします。
司会:
ネッツトヨタ兵庫株式会社代表取締役社長、西村卓也様。
西村社長:
西村でございます。よろしくお願いいたします。
司会:
ネッツトヨタウエスト兵庫株式会社代表取締役社長、谷口弘一様。
谷口社長:
谷口でございます。よろしくお願いいたします。
司会:
株式会社トヨタレンタリース神戸代表取締役社長、磯嵜喜行様。
磯嵜社長:
磯嵜でございます。よろしくお願いいたします。
司会:
トヨタモビリティパーツ株式会社兵庫支社長、阿部誠司様。
阿部支社長:
阿部です。よろしくお願いいたします。
司会:
トヨタ自動車株式会社国内営業部近畿営業部長、赤尾克己様。
赤尾部長:
赤尾でございます。よろしくお願いします。
司会:
そして、神戸市長、久元喜造でございます。
それでは、まず初めに神戸市の久元より、包括連携協定に当たりまして御挨拶をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
久元市長:
今日は神戸地区トヨタ販売店の各社長さんに御出席をいただきまして、トヨタ販売店の各社さんと神戸市との間で包括連携協定を締結させていただくことになりました。各社長の皆様方にはお忙しいところ御出席いただきまして、本当にありがとうございます。今までもそれぞれの会社さんとは、神戸市といろんな形で連携をしたり、また御支援や御協力をいただいてきたわけですけれども、いろいろとこれまで、企画調整局のつなぐラボを中心に幅広く、一緒に前を向いて神戸の地域社会や地域経済、市民生活のために一緒に行動することができないか、そういうことの協議を重ねてきました。そこで、その結果、主に4つの分野で具体的に連携をしていこうということで話がまとまりまして、今日の日を迎えることができたわけです。
1つは安全・安心の分野です。今、新型コロナウイルスの感染が状況にあるわけですけれども、同時に、災害はそういうことに関係なくやってきます。台風、あるいは豪雨災害、地震、南海トラフ地震関係の津波など、こういう備えはしっかりやっていかなければなりません。そういうときにやはり大きな問題になるのが、停電に対してどう対応するかということです。一昨年も、東日本をかなり強い台風が襲いまして、一部の地域では長期間、停電するということになりました。停電に対する対応をいろいろとやっていかなければなりませんけれども、自動車の外部給電システムということは、大変これは停電が起きたときに有効であるということが明らかになってきています。ハイブリッド車などに直接つないで、そして電気を供給していただくと。この給電のシステムをより幅広く活用をして、避難所あるいは店舗などで電気を頂くと。非常に、暗い中では人々も不安になりますし、実際に避難生活や、あるいは災害が起きている状況の中での市民生活に支障がありますから、これは非常に重要な取組です。こういう安全・安心の分野です。
もう1つはエネルギー、環境という問題です。神戸は水素エネルギーの利活用に取り組んでいますが、燃料電池自動車(FCV)の普及、さらには車も含めた水素社会への道筋をつけていくということは大変重要でありまして、トヨタの販売店の各社との間で水素社会への道筋について、市民の皆さんにより情報を発信して理解を深めていただく、そういうような取組みを進めたいというふうに思っております。また、各社さんそれぞれのやり方で、自然環境についての啓発、あるいは実際の保全の活動も取り組んでいっていただいておりますので、神戸市が進めている自然環境の保全、里山の保全などについても一緒に行動していけるのではないかと考えております。
3番目は、人々との間の交流、4番目は街の活性化ということですけれども、トヨタの各販売店の皆様方は、神戸市あるいは神戸市内外に非常に強力なネットワークを持っておられますし、またそれぞれの地域、地区に非常に深く入っておられますから、そういうようなネットワークをぜひこの街の活力、人々の交流、にぎわいに使っていかなければと思っているところです。まだまだ一緒にやれるところはあろうかと思いますが、主としてこういう分野について項目として取り上げ、連携協定に盛り込みたいと考えております。
私からは以上です。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
司会:
続きまして、神戸トヨペット株式会社西村社長様、トヨタ自動車株式会社赤尾部長様より御挨拶を賜ります。どうぞよろしくお願いします。
西村社長:
ただいま御紹介いただきました神戸トヨペットの西村でございます。
今回、神戸市内に店舗、拠点を持つオールトヨタ10社、そしてパーツ類を扱うトヨタモビリティパーツとともに、神戸市様との間で包括連携協定を締結させていただくことになりました。まずは、この締結式の機会を設けてくださいました久元市長、そして神戸市の関係者の市内の皆様の温かな御配慮に、改めて心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。僭越ながら、本日お集まりの皆様を代表いたしまして、私より少し御挨拶をさせていただきます。
我々トヨタ販売店は、創業時より長年にわたり地域の皆様に大変温かく支えていただきながら、事業を広げ、そしてここまで続けてくることができました。多くのお客様にトヨタ車にお乗りいただく中、車を販売するだけではなくて何かお困りになっていることがあるのではないか。それを解決することは我々にできないのか。少しでも何か地域の役に立てること、お客様の幸せのために、加えて少しでも住みやすいまちづくりのために何かできないか。それぞれの販売会社、販売店で長年にわたり試行錯誤してまいりました。
先ほど市長からも水素の車の話もしていただきました。後で新型の車も見ていただきますが、旧FCVのMIRAIの現行の試乗会、そして車の最新の安全機能体験会をいろいろな御年齢の方にお受けいただいたり、お教えしたりしております。交通安全の啓発活動、また警察、大学、官民とが一緒になり、特別な反射板などの制作もいたしました。そして、兵庫県オールトヨタによる、障害者スポーツを親子で体験していただくパラスポーツフェスティバルも実施してまいりました。加えて、海岸や美しい里山の清掃活動、またそれぞれの街の防犯活動、そして、我々が今、最も力を入れております、災害時に車の外部給電で命を守ることができる、それらのデモを行い、防災活動など各社で様々な取組を行っております。後ほど、外部給電デモンソリューションで御覧いただくMIRAIは、排気ガスの代わりにきれいな水を排出するイメージが皆様もコマーシャルなどでとても強いかと思いますが、実はそれよりもMIRAIという車は、走行の際、空気を非常に吸い込みます。その空気をトヨタが開発しました特殊なフィルターで浄化して、そしてきれいな空気を排出いたします。ですので、走れば走るほど空気をきれいにする、大型の空気清浄機が走っているというふうにイメージしていただければいいのではないかと思います。
特に神戸市は、最も早い水素社会実現に向けた水素スマートシティ神戸構想を推進しておられます。私たちトヨタ販売店もMIRAIの普及をもってそのお手伝いをできればと考えております。新しいMIRAIもたくさんありますので、どうかよろしくお願いいたします。
加えて、神戸市の皆様からは、神戸の自然の象徴である里山、先ほども久元市長からお話がございましたが、その保全をより強化していきたいとお聞きしております。私たちもこれまで神戸の環境保全のため、次の世代に渡す神戸の環境を少しでもよいものにしようと、多様なことを長年にわたって活動を続けてまいりました。神戸市のお考えに、我々が本当に何をすることができるのかをもっと向き合って考えていきたいと思っております。
また、コロナ禍の中、地域社会の助け合いや支え合い、多様な人同士の共感や協調が求められている中、地域交流のきっかけづくりにも神戸市は大変力を入れておられます。私たちもこれをきっかけに、お客様の本当の幸せ、喜びとは何かをもっと考え、それらを地域交流に生かしていきたいと思います。地域の活性化、神戸市様がやろうとされていること、いまだ収束が見えないコロナ禍や予測できない災害の対策に対して我々も想像力を働かせ、少しでも先んじてそれらに能動的に関わっていかなければならないと強く感じております。1人ではできないことも、手を携えれば、1社でできないことも、集まり、このように神戸市様と力を合わせれば超えていける課題もまだまだたくさんあると思います。今回、神戸地区のオールトヨタと神戸市様とで包括連携協定を結び、地域が直面する課題に共に取り組んでいくことができることは、大変有意義で、我々にとっても大変大切なことだというふうに思っております。
先日のトヨタ自動車の決算説明会で、豊田社長は、幸せを量産する使命の下、特にコロナ禍のような有事の際は、自分以外の誰かのため、世の中のために、未来のために仕事をすることが我々の使命であると、はっきりとおっしゃられました。我々も全く同じ気持ちでございます。地域に根差す私たちトヨタ販売店として、地域の皆様にとって、困ったときには気軽に寄っていただいて、相談していただき、頼られる、そして、なくてはならない存在として、これからの神戸市や、お客様のみならず、市民の皆様とよい神戸づくりに一緒に歩んでいきたいというふうに強く思っております。ぜひ、今回の協定をきっかけに、さらに神戸市様との連携を深め、神戸市の発展、お客様や市民の皆様の幸せづくり、そして、その幸せの量産に少しでも貢献していきたいというふうに思っております。どうか引き続きよろしくお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。
司会:
ありがとうございました。
続きまして、赤尾部長、よろしくお願いいたします。
赤尾部長:
トヨタ自動車の赤尾でございます。よろしくお願いいたします。
本日は神戸市様、そしてここに、神戸に拠点を置いていただいているトヨタのディーラー11社様、包括連携協定ということで結んでいただけるのは、本当に感謝するとともに、やっぱり連携協定は、結んでからが実際のスタートだと思いますので、まずは今からスタートするんだという気持ちで、共に、我々メーカーもしっかり皆様を御支援してやっていきたいなと思っています。
この包括連携協定でございますが、全国でも結ぶ動きが出てきておりまして、今、大体自治体様でいうと10ちょっとぐらいの自治体様と地元の販売店様、ディーラー様で結んでいただいています。やっぱり自然災害が増えたり、それから交通安全の問題、様々な問題があり、やっぱり、先ほどから市長、そして西村社長からもあったとおり、そういう地元のお困り事にどう対応していくかということをしっかりやって、皆様とともにやっていきたいという思いの表れかなと思っています。
もちろん我々トヨタ自動車は自動車メーカーのものですから、やっぱりその中で、まずは自動車をしっかり造ることということで、先ほどからありますように水素の自動車、そして災害があったときに、少しでも、先ほどから出ている給電の話、携帯電話が、例えばそれを充電するためとか、そういう意味ではコンセントの付いた車をもっと出していこうということで、いろいろそういう動きをしたり、しっかりまずは車造りをしたいなと思っております。
その上で、社長の豊田も申し上げておりますが、自動車を造る会社だけでなく、これからはモビリティサービス会社ということでチャレンジしていきたいなということで、車に関わるあらゆるサービスを、ここにいらっしゃる販売店様とともにやっていくことが我々の使命ですし、我々の生きていく道じゃないかなというふうに思っております。
やはりコロナ禍で、コロナの中で、私自身もそうなのですが、移動することの喜び、在宅勤務をしていたり、いろいろしていると、やっぱり移動することって本当に楽しいなというふうに私自身思いましたし、そういうことに対して我々に何ができるのか。これをしっかり考えて、少しでも皆様のためになるように頑張っていきたいなと思っておりますので、引き続き神戸市様、そしてオールトヨタ11社の皆様とともにやっていこうと思っていますので、皆様の御支援をよろしくお願いしたいなと思っております。
以上でございます。
司会:
ありがとうございました。
続きまして、本包括連携協定締結内容につきまして、神戸市の企画調整局つなぐラボ部長の藤岡より御説明させていただきます。お願いします。
藤岡部長:
これより御説明させていただきたいと思います。お手元にパワポの資料がございますが、前にパワポが映っておりますので、それを見ながら御説明させていただきます。
本日、神戸地区トヨタ販売店11社様とともに、市民サービスのさらなる向上や地域活性化を目指し、安全・安心なまちづくりや地域での交流・育成の場の創出など、4項目にわたる包括連携協定を締結いたします。
1つ目は安全・安心に関することでございます。具体的に申しますと、先ほど久元市長よりもお話しありましたように、災害による大規模停電発生時に、トヨタ販売店様が所有の給電設備保有車、これは114台ございますが、本市が指定する避難場所まで販売店の社員の皆さんが搬送するスキームを確立いたします。トヨタプリウスなどのハイブリッドカーや新型のFCV、MIRAIの燃料電池車はコンセントが標準装備されておりまして、電化製品の電源プラグを直接つないで外部給電することが可能でございます。1台につき、1500Wの外部給電機能を保有しています。1500Wは一般家庭のブレーカーの最大値です。
また後ほど給電のデモンストレーションを見ていただいたらと思います。災害時における避難拠点のエネルギーセキュリティを高め、市民のさらなる安全・安心の確保を目指してまいります。
次のページをお願いいたします。また、全国的にペダルの踏み間違いや夕暮れ時に多発する交通事故を少しでも削減すべく、子供向けの交通安全イベントなど、普及・啓発の取組を共に取り組んでまいります。
次のページをお願いします。さらに、今年の5月には新型コロナ感染症の搬送用車両、これは特別仕様の車でございますけども、5台、及びサージカルマスクを約2万枚以上、神戸市に提供いただきました。ありがとうございます。新型コロナ患者の搬送を目的とした車両提供は西日本で初めてのことでございます。新型コロナが再び増加傾向にある現在におきましても活用させていただき、神戸市民の安全・安心に寄与いただいております。ありがとうございます。
次のページをお願いします。2つ目は環境エネルギーに関する部分でございます。
神戸市では、環境負荷を軽減した持続可能なまちづくりを推進し、低炭素社会実現に向けた取組を進めておりますが、トヨタ自動車様におかれましては、水素に関する様々な知見を収集・融合することを目指し、市内でのさらなる水素利活用、低炭素社会の実現に向けた取組につなげることを目的に実施しております産学官連携の「水素スマートシティKOBE懇話会」に参画いただいているところでございます。
今回の連携協定をきっかけに環境にやさしい燃料電池自動車のプロモーション、水素エネルギー利活用の促進を図るため大学生にも参加してもらい、より訴求力のある啓発イベントの実施などに向け協議をしているところでございます。また、水素エネルギーの普及・啓発を進め、次世代を担う人材の育成につなげていくために、トヨタ販売店様とともに連携し、来年度、市内の公立小中学校の教員向けの環境学習会に講師派遣をいただく予定でございます。
次のページをお願いします。
環境保全に関する連携の取組としましては、トヨタ様が取り組んでおられる地域の自然環境を保全する社会貢献活動、トヨタソーシャルフェスとの効果的な連携を通じまして、市民の共有財産である里山保全や生物多様性の意義に関する普及・啓発、地域で自然環境保全の取組につなげてまいりたいと思っております。
次のページをお願いします。
3つ目は、交流・育成に関することでございます。
様々なイベントを通じて、地域の皆様に愛される店舗づくりを目指しておられるトヨタ販売店様の店舗スペースを活用させていただきまして、ウイズコロナ時代、地域社会での絆が大切になっている今、住民同士の交流のきっかけづくりとなり、市民生活を豊かにする取組をトヨタ販売店様とともに連携してまいりたいと思います。
次のページをお願いします。
具体的には、トヨタ販売店様が既に取り組んでおられるのですが、子供たちを対象にした車のデザインワークショップや、自動車整備などが体験できる学習プログラム、こういったものの実施・拡充をいただくなど、連携を深めていきたいと考えております。
次のページをお願いします。
さらに市民の皆さんの健康増進に寄与するプログラムの提供についても新たに御提供いただきます。例えば、脳活動を測定して、脳神経、認知機能のチェックやトレーニングを行い、測定結果を基に健康づくりに役立てていただく、脳活動チェックアンドトレーニングなど、様々な健康増進に係るプログラムを一緒に企画して、提供いただく予定でございます。
最後、次のページをお願いします。
神戸のまちの活性化に関することでございます。これにつきましては、今まさに当事者により企画・連携を協議しているところでございますが、例えば、店舗内のデジタルサイネージを活用させていただきまして、そこで神戸市のプロモーションなどに御協力いただく予定でございます。
以上、トヨタ販売店様の持つ地域に根差しました68の店舗・拠点を持たれている豊富なネットワーク力、また、自動車メーカー「トヨタ」、「神戸地区トヨタ販売店」だからこそ提供いただける多様なメニュー、今日お手元に神戸地区トヨタ販売店の「この町いちばん活動メニューブック」がございますが、こういったメニューをもとに地域課題を解決し、地域コミュニティを活性化していくため、4つの連携項目につきまして、具体的な連携事業を双方で企画しまして、推進してまいりたいと思っております。
以上でございます。
司会:
ありがとうございました。
それでは、ただいま御説明した内容につきまして、御質問をお受けしたいと思います。御質問される方は挙手の上、報道機関名とお名前をお願いいたします。どなたかいらっしゃいますでしょうか。
前の方、どうぞ。
記者:
水素の取組についてなんですけれども、こういう普及活動というのは大事だと思うのですが、一方で、ハード面で、そもそも水素のエネルギーの供給拠点が市内に少なかったりとか、MIRAIというもの自体がそもそも高かったりとか、そういう普及にやはり課題というのがあると思うんですけども、そういうものに対しての具体的な連携とか、あるいは市であれば補助など、そういうのは今検討されていることはあるのでしょうか。
久元市長:
トヨタさんのMIRAIができるだけ普及していくということ、これは水素社会にとって非常に有意義なことだと思いますし、国のほうの助成制度、これも今、これからどうするのかということの検討が行われると聞いておりますので、神戸市としても国の助成制度がどうなるのかということを見ながら、令和3年度予算の中での普及支援策のようなものは検討していきたいと思います。
司会:
ほか、御質問ある方、いらっしゃいますでしょうか。
前の方、どうぞ。
記者:
資料のほうでちょっと細かいところを確認させていただきたいんですけれど、先ほどのスライドの安全・安心に関することの救命設備保有車の設置状況で合計114台というのは、11社で114台ということでいいのでしょうか。
赤尾部長:
そうです。神戸市にあるディーラーさん11社の合計台数です。今、試乗車とかそういうのをお持ちいただいている台数です。これからもうちょっと増やしていくということでありますが、現時点ではそういうことでございます。
記者:
先ほどの説明の中で、11社で市内の店舗と拠点は計68ということでよかったでしょうか。
西村社長:
市内では68になっております。
記者:
また細かいのですがもう1点だけ、新型コロナウイルスの患者さんの搬送車両で5台提供されているということですけれども、これは当初から5台だったのかというところと、いつまでとかという期限は特に今のところ設けていないということでいいのでしょうか。
瀧川社長:
3月の段階でまず3台神戸市さんのほうに御提供させていただいて、その後、追加ということになっているんだと思います。期間については取りあえずということで結んでおりますが、現状まだ御利用いただいておりますので、状況を判断しながら、それは延長なり何なり考えていきたいというふうに思っております。
以上です。
司会:
ほか、御質問のある方、いらっしゃいますか。
記者:
まず、この包括連携協定を結ぶに至った経緯というところをお伺いしたいんですけれども、何かこのタイミングで結ぶことになったというのは、何かきっかけがあったのでしょうか。
藤岡部長:
昨年から実は協議をずっと続けていまして、いろいろ協議はずっとしていたので、今年の、本年度の初めぐらいには協定を結べるような状況ではあったのですが、ただ、新型コロナの関係もございまして、それに伴って、先ほど言われた特別仕様の搬送車でありましたり、一緒にできるいろんな取組が出てきました。新型コロナを踏まえた地域活性化の取組ということで、それもちょっと企画しないといけないということで、今日の運びになったということでございます。
記者:
もともと検討されていたけど、コロナを踏まえた内容に練り直そうと。
藤岡部長:
そのとおりでございます。
記者:
あと、災害の給電の関係で、もう少し具体的なイメージができたらと思うんですけれども、実際に、例えば避難所ができて、どれぐらい、すぐに用意できるのかというところだったり、具体的に、どんな、被災者の方がどういうことに使えるのかというのをちょっと具体的にイメージできたらと思うんですけれども、その辺りはいかがでしょうか。
職員:
トヨタ様とは具体的にこれから協定の中でどういう形で配置していくかということになろうかと思いますけれども、昨年来、自動車関係の業者と連携協定ということで外部給電の形を取らせていただいております。今、神戸市では、神戸モデルということで、地域福祉センターであったりとか、学校であったりとか、そういったところに外部給電から直接給電できるような、そういうシステムを今つくっているところでございます。そういったところであったりとか、あと、避難所になるような体育館、こういったところへできれば派遣をしたいなというふうに考えているところでございます。
具体的な台数であるとか、ここに行ってほしいということについては、これからの取決め内容によって細かくこちらから要請していくというような形になろうかと思います。
以上です。
記者:
使い道については、例えば避難所で炊飯器とか、何かいろんな電力が必要な場面があると思うんですけれども、こういう場面でこれぐらいできるとか、何人分のこういうことができるみたいな、そういう数字は、何か目安みたいなものはありますでしょうか。
職員:
トヨタ様から頂いたチラシによるものですけれども、プリウスの仕様になっているもので、一応1,500ワットの取り出しのコンセントを標準装備されているということで、スマートフォンでしたら10ワット、これは4台を1,000回分満充電できると。ライトであれば100ワットのライトで400時間、ハロゲンヒーターであれば500ワットで80時間というような形で、それぞれ使えるような形にチラシ上はなってございます。
ただ、先ほど市長のほうからもございましたが、昨年の台風15号の折には様々な自動車関係のところが派遣されまして、いろいろな施設で使われたのを聞きますと、一番重宝したのは洗濯機、そういったものを回したりとかする、それと、市長のほうからもありましたが、電灯とか、そういったところについては非常に喜ばれたというふうに伺っております。
赤尾部長:
すみません。補足をさせていただきます。
プリウスのPHVという、プラグインハイブリッドでいいますと、今、神戸市様から御紹介があったとおりなんですけど、大体、家庭の電気でいえば1世帯4日分ぐらい、それぐらいの電力があって、携帯は電力をあまり食わないものですから1,000回ぐらいできるみたいな感じで、千葉県の、一昨年かな、あったときとかは、やっぱりその辺の充電に相当活躍したというふうには聞いておりますので。あと、普通のハイブリッド車、普通のプリウスとかアクアとか、そういうようなものはもう少し電力の供給は減るんですけれども、イメージとしてはそういう感じで捉えていただければなと思います。
記者:
ありがとうございます。
司会:
次の質問で最後とさせていただきます。
記者:
先ほど、全国で10程度の自治体との間でこうした包括連携協定が結ばれているということなのですが、今回、神戸では11社さんと神戸市との連携協定ということなのですが、ほかの地区でも、こうした、皆さんまとまってというか、力を合わせてという感じで、自治体さんと連携協定を結ばれる形になっているのでしょうか。
赤尾部長:
それぞれ自治体で異なりますが、やはりオールトヨタでやったほうが、先ほどの車の台数も増えますので、例えば大阪府のオールトヨタとか札幌市のオールトヨタという形でやっているのが多いですが、個別には1社と各自治体ということもございます。
記者:
何か先ほどトヨタさんのビジネスのスタイルとして、車を売るだけではなくて、サービス全般的に広がっていくということになると、今後、11社さん、神戸だと11社なわけですが、皆さんまとまって何かをしようというような取組が今後増えてくるようなことというのはあるということなのでしょうか。
赤尾部長:
できる限りやっぱりスケールメリットを生かして一緒にやらせていただきたいなと思っていますので、そういうつもりで、オールトヨタ、11社の皆さんと協力してやっていきたいなと思っています。
記者:
ありがとうございます。
このページは接続環境によって、映像・音声などがみだれたり、スムーズな視聴ができない場合があります。あらかじめご了承ください。