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臨時会見 2021年(令和3年)4月28日

最終更新日:2021年4月28日

ここから本文です。

市長臨時会見の模様をお届けします。

新型コロナウイルス-感染症対策-緊急事態宣言を受けて-


会見資料はこちら(PDF:675KB)

ゴールデンウィーク期間中の医療提供体制
入院調整中の自宅待機者への医療的支援の充実
新型コロナワクチン接種申込お助け隊を体育館にも配置します
65歳以上75歳未満の方への接種券の送付スケジュールを見直します

新型コロナウイルス感染症対策―緊急事態宣言を受けて―
質疑応答
 

新型コロナウイルス感染症対策―緊急事態宣言を受けて―

司会:

 それでは、ただいまから新型コロナウイルス感染症対策に関する臨時会見を行います。市長、よろしくお願いいたします。

 

久元市長:

 よろしくお願いいたします。

 緊急事態宣言に基づく措置が4月25日から実施をされ、そしてあしたからはゴールデンウイークに入るということになります。ゴールデンウイークにおける医療提供体制、またワクチン接種の受付も本格化しておりますので、これらの状況につきまして御説明を申し上げたいと思います。

 まず、ゴールデンウイークにおける医療提供体制ですが、外来・入院とも、しっかりとした医療提供体制を組みたいということで、医師会、民間病院協会などとも折衝を重ねてきました。

 この結果、ゴールデンウイーク中、4月29日から5月5日までの間に、外来につきましては160の医療機関で対応していただけるということになりました。年末年始では99の医療機関でしたので、これをかなり上回る医療機関で対応していただけるということになりました。入院につきましては15の医療機関、これが年末年始の場合には14でしたので、ほぼこれを上回る医療機関で対応していただけるということになったわけです。15の医療機関の内訳は、市民病院機構の中央市民病院、西市民病院、西神戸医療センター、そして公的医療機関が5つ、民間医療機関が7つということになっております。

 これは前も御説明したところですが、医療機関に対しましては、神戸市としても独自の支援を行います。まず、外来の診療をしていただく医療機関に対しましては、午前、午後、準夜間、深夜、それぞれ5万円を補助するということで、最大20万円の補助を行います。入院を受け入れていただく医療機関に対しましては、兵庫県のほうで、もともと1日1人当たり1万2,000円ですが、これをゴールデンウイーク中は2万4,000円に拡充することとなっておりまして、神戸市は独自に、さらに2万4,000円を上乗せし、合計で1人1日4万8,000円の支援を行うということといたします。

 ゴールデンウイーク中に体調が悪化したというような場合には、#7119、土日を含めて24時間対応しておりますので、こちらに御相談をいただきたいと思いますし、また、新型コロナウイルスの専用の健康相談ダイヤル322-6250も24時間、土日祝日も含めて対応いたしますので、こちらのほうに御連絡をいただきたいと考えております。

 残念ながら感染が拡大をしておりまして、今日も新規感染者245件の確認がされております。これは過去2番目という数字です。これに伴いまして、引き続き病床も危機的な状況にありますし、また、入院待機者の数も多数に上っております。入院調整中の自宅待機者に対しましては、民間病院協会、医師会、薬剤師会と連携して往診を行ったり、また、電話での相談を行うという対応を行ってきました。

 これまでの状況につきまして御説明を申し上げますと、これは4月23日からスタートしたわけですが、まず市民病院、3病院ですね、先ほど申し上げました3病院におきましては、これまでで、これまでというのは4月27日昨日時点での数字ですが、往診が5件、電話診療が14件ということになっております。訪問診療をいたしまして、抗炎症薬ステロイドを処方したり、あるいは酸素投与も行っております。医師会の診療所などにおきましては、12件往診をしておりまして、電話診療が10件ということになっております。民間医療機関による往診につきましては、民間の病院につきましては、往診が10件、電話診療が2件ということになっております。合計で往診が27件、電話診療が26件、酸素投与が15件、ステロイド処方が32件、解熱剤の処方が5件、咳止めの処方が2件ということになっております。こういう形で医療機関などの協力をいただいて、入院待機中の方に対する対応をしっかりと行っていきたいと考えております。

 ワクチン接種の状況です。高齢者からスタートしているわけですが、昨日時点で2つの施設、施設の従事者も含めて300人の接種を行っております。まだ非常に微々たる数字でして、これからこれを本格化させていくということで、まだまだ息の長い作業ということになります。

 75歳以上の方に対しての接種についての予約も受付をしております。4月20日からスタートしたわけですが、昨日時点で予約件数が約10万件ということで、75歳以上の方の4割以上の受付が完了しております。

 内訳を見ますと、インターネット予約が約7万5,000件、コールセンターの受付が2万4,800件余りということになっております。これは、インターネット予約の割合がかなり、予想以上にインターネットでの予約ができていると感じておりまして、神戸市が独自に配置いたしましたお助け隊が関わった件数、約1万1,000件ということで、お助け隊が円滑なインターネット予約を行う上で一定の役割を果たしているのではないかと考えております。

 現在、75歳以上の方のワクチン接種の受付を行っているわけですが、これから65歳以上、その次の段階は65歳以上、75歳未満の方に接種券の送付を行います。これを5月17日に一斉に行うということにしておりましたけれども、75歳以上の方の予約が、やはり一斉に発送すると一時的に、もう最初から予約が殺到すると、予約の申込みが殺到するということが分かりましたので、これを段階的に発送するということにいたします。5月17日は73歳、74歳、5月20日が71歳から72歳というふうに、段階的に接種券のお送りをすると、そういうふうに方針を変更させていただきたいというふうに考えております。

 このお助け隊ですけれども、実際に円滑なウェブ予約を行う上で一定の役割を果たしていただいていますので、これの配置をさらに拡充をしたいというふうに考えております。現在は区役所と北須磨支所、それから西神出張所に配置をしておりますが、中央図書館、東灘、灘、兵庫の図書館、それから体育館、王子体育館、須磨体育館、垂水体育館、この体育館にも配置をすると、配置を拡充したいと考えております。現在、約60人の学生を主体とした皆さんに作業に当たっていただいているわけですが、これを約160人に拡充したいと、増員をしたいというふうに考えております。

 次のスライドですが、現在は平日のみとしておりまして、5月25日までということにしておりましたけれども、これを6月4日まで延長をいたします。そしてゴールデンウイーク期間中も毎日これを配置するということといたします。予約をしていただく際には、必ず接種券を封筒ごとお持ちになっていただきたいと。また、第3希望までの接種場所と日時を決めた上でお越しいただきたいというふうに考えております。これは電話で予約をしていただく場合も同じですので、ぜひスムーズに予約が進むために、御理解と御協力をお願いしたいというふうに考えております。

 緊急事態宣言が発令をされている中で、医療提供体制など、全力で医療提供体制の確保などを行っていきますが、やはり新規感染者を減らすということが大変重要です。不要不急の外出、移動、特に混雑している時間や場所を避けていただく、路上や公園などでの飲酒は絶対にやめていただくということ、そしてこれまでの経験で、感染者の8割程度の方はマスクを外して、また十分な距離を取らずに会話したことで感染をしたということが明らかになっておりますので、ふだんマスク会話をし、食事中は十分な距離を取るという対応をお願いしたいというふうに考えております。

 私からは以上です。

 

職員:

 申し訳ございません。ワクチン接種対策室ですけれども、お配りしております資料に間違いがありましたので、ちょっと修正をさせていただきたいと思います。

 体育館にも配置しますという資料ですけれども、配置の日時ですが、29日からを予定しておりましたが、ちょっと調整がつかずに、30日から配置をいたします。その点をちょっと修正させていただきたいと思います。申し訳ございません。

質疑応答

記者:
 よろしくお願いします。

 接種券の段階の送付の関係でお伺いしたいんですけれども、混雑緩和するためというのはよく分かるんですが、逆に、例えば3日とか4日置きになると思うんですけれども、そうなると、次のグループが配られる前に早う予約せんとあかんという心理が働いて、逆に早めに殺到してしまうというような、そういう懸念もあると思うんですけれども、このスケジュール感というのは、どういうふうなバランスで考えられたんでしょうか。

 

久元市長:

 基本的には、一気に全部発送してしまうと、たくさんの方が電話なり、あるいはウェブ予約になるということになりますよね。これを平準化したいということです。今おっしゃったような御懸念がないとは言い切れませんけれども、一斉に発送するよりは、電話の窓口、それからウェブ予約の回線に対する負荷は、この方法を取るほうが緩和されるのではないかと思います。

 

記者:

 分かりました。あと、高齢者接種300人を終えられたということですけれども、これはこの2施設、希望者は全員終えられたということでよろしいんでしょうか。

 

職員:

 1施設は全員終わりましたけれども、1施設はまだ途中です。最終ではないです。

 

記者:

 分かりました。

 御参考までに、そういう副反応だったりアナフィラキシーだったり、そういう状況はどうなっていますでしょうか。

 

職員:

 アナフィラキシーというのは発生しておりませんけれども、少し、やっぱり痛みを感じられた方とかがいるというのは聞いております。

 

 

記者:

 ありがとうございます。

 往診も始められたということですけれども、これ、実際に行かれて診療されて、何か改善状況といいますか、その後の容体というのはどういうふうになっていますでしょうか。

 

職員:

 息苦しいとか咳が止まらないというような方たちは、少し酸素が入ったことで息がしやすくなったりとか、また咳が止まって少し楽になったとかいうようなことを言われたり、また、すごく不安に思っていらっしゃった方がほっとしたというようなことで、笑顔が見られたりとかということは聞いております。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

記者:

 医師の自宅待機者への往診等なんですけども、ここに神戸市医師会による自宅療養者の電話診療10件というふうな形で、今まで医師会というと、何かリモート、遠隔診療については後ろ向きなイメージをというのを持たれていたと思うんですけども、それでもやはりここに10件もあるということに、私、ちょっと正直びっくりしているんですけど、今こういった形で医師会の方々の、言わば診療所、クリニックさんであったり、民間医療機関であったり、市民病院であったり、幅広く協力を得られているというところについては、市長はこれをどういうふうに見てらっしゃるのかということと、やはりここまでできたということの要因というのをちょっと教えていただけますでしょうか。

 

久元市長:

 そうですね、ほかの自治体の状況は、必ずしもよく把握しているわけではありませんが、やはり神戸市の場合には民間病院協会、それから医師会との連携が取れているというふうに思っています。それは日常的にやはりいろいろな面で、コロナが始まる以前からいろいろな面で意思疎通を図ってきたということです。

 それは、2つの要因があるのではないかと思っておりまして、1つは震災の後、やはり災害医療をしっかりやらないといけないということで、いろいろな取組を一緒に行ってきたということと、それから2009年の新型インフルエンザの後、実際に医療機関と連携して、感染症が発生した場合には、例えば保健所が積極的に発生したところに訪問して介入し、その状況を関係する医療機関等と情報共有するなどの対応を行ってきた。そういうような積み重ねの上に、今回コロナでの対応を一緒にやっていこうということにつながっているというふうに思います。ワクチン接種にいたしましても、これまでも何回も御説明しておりますように、神戸市と民間病院協会、医師会、薬剤師会が連携して本部をつくるということで、一体的に対応しております。そういう意味で、関係の皆様方の参画に改めてお礼を申し上げたいと思います。

 

記者:

 ゴールデンウイークの医療提供体制なんですけれども、こちらの160医療機関というのは、次のページにあるコロナウイルスの専用相談窓口に相談すると、どこに行けばいいかというのを教えてもらえるという理解でよろしいでしょうか。

 

職員:

 それで結構です。

 

記者:

 分かりました。この160医療機関というのは、診療所が中心になるんでしょうか。それとも割と大きめの病院になるんでしょうか。

 

職員:

 診療所が多いです。病院も入っている。数的に言うとほとんど診療所です。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

 

記者:

 昨日、お助け隊の取材をさせていただきましたけれども、やはり学生は慣れてる世代ですから、いろいろと親切に高齢者に案内して、予約が無事うまいこといったという方もいらっしゃいました。これ、学生側にとっても、今、飲食店がいろいろ閉まったりする中で、アルバイトの場がなかったりするというのがあって、助かっているのかなというような想像をしているんですが、この辺りはどういうふうに捉えていらっしゃいますか。

 

久元市長:

 この目的は、1つは、電話が殺到するということは初めから分かっていましたから、ウェブサイトのほうに誘導したい。しかし、特に75歳以上の方は、特に細かい作業でありますので、あまり慣れておられないだろうということで、慣れている学生の皆さんにサポートしてもらうということが非常にいいのではないかということ。

 それからもう1つは、やはり飲食店でアルバイトをする学生の皆さんが多いわけですけれども、そういう機会がかなり減っている。少しでもこれを補うような方法としてあるのではないかということで、時給1,080円ということで、常識的な水準ではないかなと思って、有償のボランティアということでお願いしました。

 もう1つは、こういう機会に我々地域社会が抱える課題に参画してもらうということが、やはり関心を持っていただくことにつながって、その後のいろんな地域活動への参加ということにもつなげていくことができるのではないか。

 大きく言って3つぐらいの目的で、このお助け隊というものをスタートさせたわけです。そういう意味で、この3つの意味で、一定の役割を今、果たしつつあるではないかというふうに思います。

 

記者:

 昨日の取材の中でも、いろいろ答えていただいた方がいらっしゃったんですけども、市のほうに学生の側から、あるいは利用者というか予約をする高齢者の側から何か寄せられているような声というか、そういうのはどんなものがございますか。

 

職員:

 学生さんからの声というのは直接は聞けてないんですけれども、高齢者の方は、この窓口で非常に助かったということで、非常に親切にしてもらったというふうなことで、感謝の言葉をかけていただいたというのは聞いております。

 

記者:

 件数みたいなものがあれば、また御提供いただけると助かります。

 

職員:

 分かりました。

 

記者:

 ありがとうございました。

 

記者:

 医療提供体制が大変逼迫していて、神戸市でも自宅待機者の方でお亡くなりになられた方、また県内でも、他都市でも自宅待機者で亡くなられた方が増えてきたんですけれども、改めて市長に、市民の方々に向けて、神戸市内の医療提供体制がどれほど逼迫していて、ゴールデンウイーク中に市民の方に行動を変容していただかないと、もっと大変なことになるということが伝わるように、改めて呼びかけであったり訴えを伺ってもよろしいでしょうか。

 

久元市長:

 神戸市の医療提供体制は逼迫し、危機的な状況にあるというふうに申し上げていいかと思います。昨日時点での病床使用率は88%に上り、また入院率も10%を切る9%ということになっています。各病院の協力をいただいて受入れ病床を拡大していますが、何としても今の状況を改善していくためには、市民の皆さんの行動変容が必要で、ゴールデンウイーク期間中は不要不急の外出は控えていただく。特に繁華街、人出が多いところへの外出は控えていただくということをぜひお願いしたいと思います。特に多人数での会食、これは繰り返し繰り返し申し上げておりますが、これに起因して感染したというケースは本当に多数に上っています。ぜひ、会食の場での危険の回避ということ、これを改めてお願いいたします。

 

記者:

 ありがとうございます。医療提供体制、神戸市は今、病床使用率88%で入院率が9%ということなんですけれども、市長の考えとして、今、神戸市の医療提供体制というのは、逼迫している以外の言葉で表すと、どのような状況になっているでしょうか。

 

久元市長:

 先ほど申し上げましたけれども、逼迫をしているし、さらに言うならば、危機的な状況にあるというふうに思います。医療提供体制が崩壊しているとは思いません。これは本当に、この前、橋本理事長もおっしゃっていましたけれども、市民病院機構でも医療従事者の皆さんは必死に頑張っていただいております。残念ながら入院できない方に対しては、今日も御説明をいたしましたけれども、医師会また民間病院協会も含めた病院が全面的に参加していただいていますし、救急も非常に厳しい状況にありますが、何とか持ちこたえているという状況です。ですから、崩壊しているとは言いませんけれども、しかし、これが感染がさらに拡大していくということになれば、崩壊をしないとも限りません。危機的な状態にあるこの状況を何とか一日も早く脱却をしていく。そのためには、市民の皆さんの行動変容、御協力が不可欠です。ぜひお願いをしたいと思います。

 

記者:

 路上飲みが東京とか大阪でも散見されて、神戸市でも見られる状況だと思うんですけれども、具体的にこういうところの対策というのは何か考えておられますでしょうか。

 

久元市長:

 幅広く路上飲みが見られるとは思いません。もしお話があったら補足していただきたいと思いますが、あちこちで見られるとは思いません。しかし、そういう光景が見られるということも事実です。ですから、我々としては、公園での飲酒はもちろん禁止をするということと、見回りも行って注意喚起をしたいというふうに思っています。

 

記者:

 今、始められているんでしょうか。

 

職員:

 始めています。26日から取りあえず宣言の終了の5月11日までということで、建設局が各区の主要駅とか公園を中心にパトロールを実施して、野外で飲酒しているグループに対しては自粛を呼びかけていますし、港湾局はメリケンパークとか須磨海岸とかで同様の行動を取っています。

 また、これは先の話になりますけど、30日には、国際会館の周辺辺りを中心にして、少し繁華街ぐらいまで、ドローンからの呼びかけというようなものもやっていくという予定になっております。

 

記者:

 ありがとうございます。

 大人数での会食をやめてくださいと呼びかけている中で、大阪市でそういった職員さんが多数見られたという発表がありましたけれども、そのニュースをどういうふうに受け止められたかというところと、大きな繁華街がある自治体では同様のことも考えられるのかなとちょっと感じたんですが、神戸市で調査しようとか、そういうところのお考えは今ありますでしょうか。

 

久元市長:

 これは、年度替わりの前から局長・区長会議でも確認をしていますし、私も庁内イントラで直接、絶対にこういうことがないようにということを呼びかけています。私は、職員は良識ある行動を取ってくれているというふうに思いますから、改めて調査をするつもりはありません。そういうことがないというふうに信じます。職員の皆さんを信じたいというふうに思いますが、万が一、これがそういうことになるならば、これまでの懲戒処分の事例にとらわれない厳しい処分をしなければいけないことになるというふうに思います。

 

記者:

 万が一というのは、例えば飲み会があって、クラスターが見つかったりとか、そういう状況になればということでしょうか。

久元市長:
 会食自体が禁止されているわけではありませんが、大人数での会食ですね。大人数での会食、なかなか想定し難いですけれども、近隣の自治体で多様な規模の会食が仮にあったとするならば、それは、感染の有無に関わらず、極めて厳しい厳正な処分を行います。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:

 医療提供体制についてなんですけれども、今、神戸市がこれだけ逼迫している中で、県内の他自治体の病院への神戸市内の患者さんの移送というか、入院受入れみたいなのはどれくらいやられているんでしょうか。

 

久元市長:

 従来から、これは兵庫県のほうで調整をしていただいて、市外の病院に入院をしていただいております。もし数字が分かれば。

 

職員:

 今日時点で、今朝時点で19名入院をしていただいています。大体それぐらいです。それぐらいが、逆に言うと、市外での受入れの限界という状況です。

 

記者:

 大人数での感染の全体での内訳、どれぐらい感染しているかという、そういうデータはあるんでしょうか。

 

職員:

 大体の感覚で言えば、半分程度がそういう事例を持っていると思います。

 

 

記者:

 これまで神戸市で感染してきた人の半分は大人数での会食が感染経路だということですか。

 

職員:

 そうですね。4人以上で、会食といっても、飲み屋さんとかだけではなくて、お食事をするときに多い人数で食べたりとか、おやつを食べたりとか、そういうことですけれども、5割以上はそういう形になっています。

 

記者:

 それは、飲食店とかだけではなくて、職場とか家庭とかも含めて、全てということですか。

 

職員:

 はい、そうです。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 直接会見と関係ない、コロナに関することなんですけど、お聞きしたいことがあるんですが、これって今この場で聞いても。

 

記者:

 大人数での会食の話が出ましたので、ちょっとお聞きしたかったんですが、先日、私、広報課の方から、市長が6月7日に開かれる政治資金パーティーの案内を受けまして、この現下の情勢を踏まえて、このとおり、書いてあるとおり、不要不急の外出、移動の自粛と言われている中で御自身の政治資金パーティーを開かれるというのは、言っていることとやっていることの不一致なんじゃないかなと思うんですが、その辺りはどのようにお考えなんでしょうか。

 

久元市長:

 政治資金パーティーは、私に限らず、公職の候補者としては多数開催をされています。私自身、10月に予定をしておりましたけれども、これは延期をするということにいたしました。1月に延期をすることにしたわけですけれども、1月も延期をして、6月にしたわけです。今回どうするとかということについては、また今後の状況、今は緊急事態宣言が5月11日までですから、その後の状況も踏まえて判断をしたいというふうに思います。

 

記者:

 ありがとうございます。

 それは、感染拡大が止まらなかったら中止もあり得るということですか。

 

久元市長:

 ですから、しかるべき時期に、どうするのかということを判断したいというふうに思います。

 

記者:

 ちょっとしつこくて恐縮なんですが、どうしてもやらなければいけないものなんでしょうか。

 

久元市長:

 政治資金パーティーの開催というのは、公職の候補者としては、これは許されていることです。そういう中で、状況を見ながら開催をしたいということで、これまでも2回延期をしてきたということですから、今回も、この6月7日の前の状況を見て判断をしたいというふうに思います。

 

記者:

 その政治資金パーティーを開かれるということと、今年市長選があるということは何か関係がありますか。

 

久元市長:

 政治資金パーティーは毎年開催をしています。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:

 県内全体で、部活動を含めた学校でのクラスターというのが増えてきています。現状では、部活動とかは気をつけてやってくださいねという状態、学校も特に休校にすることなく、気をつけてやりましょうねという状態ですけども、連休後の対応になってくると思いますけども、この辺りというのが、神戸市として対応を少し変えてくる可能性というのは、今現在、市長のお考えとしてはどんな感じでしょうか。

 

久元市長:

 まず、基本的にこれは教育委員会のほうの権限になりますが、教育委員会の見解としては、この緊急事態態宣言の中で学校の休校はしないということ、それから、部活動については、これも従来の部活動のやり方というものに必要な注意を加えながら行っていくということと聞いております。今後の状況を見て、それをどうするのかということは、可能性としてはあろうかと思いますし、教育委員会とは緊密に連携をしたいと思いますが、我々の経験では、第1波のときの一斉休校ということは、やはり保護者に対する負担が大変大きかったと、また、子供たちにとっても本当によかったのかどうかという反省みたいなものはあろうかと思いますから、やはり登校して授業を受けるという、通常の学校生活を一斉にオンラインに切り替えるということがよいのかどうか、ここはやはり相当慎重な議論が要るんではないかと思います。いずれにしても感染の拡大、そして学校における感染者の発生や、あるいはクラスター化というものを見て、スピーディに方針を決定していくということが重要だと思います。

 

記者:

 第1波のときにはリモートで授業を受けられるような体制というのが求められて、実際神戸市のほうでも体制整えられたと思うんですけども、今のこの緊急事態宣言の状況の中で、ほかの都市のほうで、実際に機器を使ってリモートをやってみた、なかなかうまいこといかなかったという混乱があったという話があって、教育委員会マターではありますけども、市長のほうで、例えば実際に本当に使わなきゃいけなくなったときに備えて、例えばやってみるとか、そういうようなことの、何かお考えを伝えるようなところはありますでしょうか。

 

久元市長:

 これは教育委員会のほうで判断した上で、こちらから何か、こうしたらどうかということを申し上げるつもりはありません。基本的に教育委員会に判断していただいて、事前に相談もあろうかと思いますから、それに対して意見を申し上げる必要があれば申し上げたいというふうに思います。

 ただ、やはり聞いているのは、教育委員会とはいろいろな場で意見交換をしますけれども、やはりオンラインの授業というのは、子供たちにとって集中するということがなかなか難しい面もあると、学校で、みんなで一緒に勉強するという雰囲気に子供たちが慣れていますから、オンラインでやるということについては、なかなかこの、集中できる子供もいれば、そうでもない子供もいる。ただ、保護者の意向で、学校には行かないで、うちの子供は家で勉強させたいという、そういう子供にはもちろんオンラインで授業できるようにしているので、今のやり方を当面取っていくと、それから繰り返しになりますが、感染の状況やクラスターの発生の状況を見て、状況が変わってくればスピーディに方針を決定するということが必要ではないかと思います。

 

記者:

 以上です。ありがとうございました。

 

記者:

 今年もゴールデンウイーク期間中に緊急事態宣言を迎えるということで、市内経済への影響も非常に大きいと思います。この辺り、どのように受け止めておられるのかということと、これは改めてになりますけど、解除後の、例えば市内経済のてこ入れなど、その辺りどのようにお考えでしょうか。

 

久元市長:

 市内経済への影響については、これは経済観光局で様々な業種業態の方々からヒアリングをするということと、私自身も商工会議所、経済同友会、それから中小企業家同友会の皆さんから意見を聞いております。あるいは金融機関の方からも意見を聞いておりますが、やはり業種によってかなり違うというふうに承知をしております。ほとんど影響を受けていない業種もかなりある、あるいはむしろ、例えば巣籠もり需要などでフォローになっている業界もある一方で、非常に厳しい影響を受けている業界もある。ただ、厳しい影響を受けている業態業種については、国、県、神戸市も独自の支援を行って、かなり、これが緩和をされているところもある一方で、それがやはり、状況も刻々と変わりますから、それによって補填をされないところもある。そういうことを慎重に見極めながら必要な対応を行っていくということが必要ではないだろうかというふうに今感じています。

 同時に、神戸市も数次にわたる対策を行って、財政状況もかなり厳しくなってきました。そういうことで、これはぎりぎりの判断でしたけれども、音楽専用ホールの建設も中止をして、財源を生み出さなければいけないという状況になっています。できるだけ効果が上がるような対策ということを講じなければいけませんし、6月補正もどういうような対応が取れるのか、ゴールデンウイーク明けに庁内で検討を行って、必要な対応を盛り込みたいと思っています。

 

記者:

 すいません、先ほど聞き忘れてしまったので、パーティーの、どれぐらいの人数を、どんな方を呼ばれているのかというのを教えていただけないでしょうか。別に私、決してパーティーを開くことが悪いと言ってるわけじゃないんですが、ちょっとこの情勢で、外出自粛を呼びかけている中で、一方で御自身は開かれるというところで、ちょっと、もう少し具体的に御説明いただけるとありがたいなと思って聞かせてもらってます。

 

久元市長:

 今、緊急事態宣言が発令されていて、これは5月11日までです。その後の状況は誰も分からないわけですね。ですから、それに応じて開くこともあり得るだろうし、延期をすることもあるだろうし、中止をすることもあるだろうと、何回も申し上げておりますが、6月7日までまだ日がありますから、その前に、しかるべき時期に判断はしたいということです。どれぐらいの規模かというのは、私は詳しいことは承知をしておりません。後援会事務局のほうで準備をしておりますので、そちらのほうに聞いてもらえればと思います。

記者:

 分かりました。あと1点だけ、この催物は神戸市長としてではなくて、政治家としての久元さん個人の催しだとおもうんですが、その催物の案内状を市の職員に配らせるというのはどうなんでしょう。

 

久元市長:

 市の職員が配ることは適切ではありませんし、そういうことはないと思います。

 

記者:

 ではなぜマスコミ各社には市の職員が配ったんでしょうか。

 

久元市長:

 事実関係がよく分からないんですが。

 

記者:

 私は広報課の職員の方からその案内状を頂いたんですが、これは市長の指示ではなかったということですか。

 

久元市長:

 私自身は承知をしておりません。産経新聞の方に来ていただきたいというふうに言ったのかどうかはよく分かりませんし、情報提供ということをしたのかどうか、そこはよく分かりません。いずれにしても、私は何も指示をしておりませんし、パーティーの事務は後援会事務局のほうに任せています。

 

職員:

 すいません、1点補足させていただきますと、外部からの持込みプレスとか、そういうものを一旦お預かりしてお配りしているということがございます。そういうものと同じ扱いで、お預かりしたものをお渡ししただけと考えております。

 

記者:

 それは後援会から広報課のほうに投げ込みがあったものを配られたということですか。

 

職員:

 そういう趣旨です。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

職員:

 申し訳ありません。1点修正をさせていただきたいと思います。

 高齢者施設の接種ですけれども、先ほど1つが終わって1つがまだというふうに申し上げたのですが、2施設とも1回目の接種が終了している段階です。連休明けから2回目の接種を開始すると、今そういう状況です。申し訳ありませんでした。


 

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