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最終更新日:2021年8月16日
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市長臨時会見の模様をお届けします。
・新型コロナウイルスワクチンの接種について
会見資料はこちら(PDF:294KB)
・新型コロナウイルスワクチンの接種について
・質疑応答
司会:
それでは、ただいまから新型コロナワクチン接種に関する臨時会見を始めます。
市長、よろしくお願いいたします。
久元市長:
よろしくお願いいたします。第5波の中での感染が拡大をしております。現在の感染状況と、この感染状況を踏まえたワクチン接種の方針につきまして御説明を申し上げます。
いつも御覧いただいております感染状況、国のステージの指標との関係ですが、病床の使用率が80%、現在282床を確保しておりますので、その80%が使われている。入院率も15%ということで、かなり低い水準になっていると。重症者用の病床につきましては51床を確保しているわけですが、使われているのは22床。重症者の方について言えば、51床のうち13床が使われていて25%、ここはステージⅢということになっています。療養者数は人口10万人当たり96.4人、PCR陽性率は10.3%、新規報告者は74.5人、感染経路の不明割合は51.1%、半分以上ですね。重症者病床使用率を除けばステージⅣというのが神戸市の状況です。
陽性件数につきましても、爆発的に増えているとは言えないかもしれませんけれども、かなり高止まりをしているという状況です。8月11日には200件を超えました。今までで一番1日当たりの陽性件数が多かったのが4月24日の261件ですので、それに近い状況も見られたということです。今後、予断を許さない状況が続いているというふうに考えられます。
感染の状況は、この第5波は、第4波と比べて著しく違うということは従来からも御説明を申し上げてきました。70歳代以上、60歳代以上の感染が激減をしている、割合も大変少なくなっています。それに対しまして、40代・50代につきましては3割弱、30代以下につきましては64.3%ということで、かなり割合が増えている、高くなっているという状況です。重症者の年代別割合を中央市民病院の数字で御覧をいただきますと、第4波以降、40代・50代の重症者の割合が増加をしている。第3波では60代・70代以上が4分の3以上を占めていたわけですが、これが4分の1以下に減っていると。40代・50代の重症者が半分以上を占め、そして30代以下の重症者も24%に上っていると、こういう状況です。こういうことを考えれば、やはり40代・50代、そして30代以下の若年層に対するワクチン接種を進める必要があります。
現在のワクチン接種の状況ですが、1回目の接種実績、これ、8月12日時点の数字ですが、神戸市は41.2%、2回目が35.5%ということで、2回目につきましては全国平均をかなり上回っているという状況です。こういう状況を踏まえますと、やはり既にノエビアスタジアムにつきましては40代以上の接種を可能にしているわけですけれども、それ以下の若い世代に対するワクチン接種を進めていくということが不可欠になっているというのが現在の状況です。
次のスライドで、現在の接種状況ですが、60歳以上の方と基礎疾患のある方、障害をお持ちの方、保育所の保育士さん、あるいは小中学校、高校などの先生方、マスクをつけないでおられる方と接触する機会の多いような職種の方、これらの方々につきましては既にファイザー、モデルナとも可能になっておりまして、40歳から59歳までの方につきましては、ノエビアスタジアムにおきましては全ての方が接種可能になっているというのが現在の状況です。
ワクチン接種を進めていくためには、国からのワクチン供給量、それとワクチンの接種体制を整備する、この両方の条件を整える必要があります。このワクチンの国からの供給量につきましては、8月10日に、兵庫県から神戸市に対して第13クールとそれ以降、第14クール、第15クールの供給見通しが示されました。この第13クールは8月30日から9月12日までに接種をするワクチンですね。この供給量の見通しからいいますと、神戸市ではモデルナ社製のワクチンと併せて、国から供給量が示されるのはファイザー性のワクチンですので、今回示されました国からのファイザー製のワクチンの供給量見通しと、モデルナ社製のワクチンの供給見通し、これを考えれば、ワクチン接種の対象となる12歳以上の市民の皆さん、138万人おられるわけですが、この138万人の約8割に相当する110万人程度の方に対する接種をできるだけの量を確保することができるのではないか、そういう見通しを立てることができました。
そのため、この8月下旬から段階的に予約接種の受付対象を拡大することにいたします。そして、接種対象となる市民の皆さんの予約受付を開始したいというふうに考えております。具体的には、年齢ごとの予約開始スケジュールです、この表で説明をさせていただきますと、ファイザーの個別接種、集団接種、それからモデルナの集団接種とノエビアスタジアムの大規模接種会場、それぞれにつきまして、以下の予定で予約対象を拡大し、予約約を開始いたします。40歳から59歳までの方につきましては、ノエビアスタジアムで8月5日から予約をし、接種をすることができるようにしておりました。現在も順調に予約が入っているという状況です。これに加えまして、ファイザーの個別・集団接種会場、それからモデルナの集団接種会場につきましては8月17日、あしたから予約を開始いたします。そして、翌日から接種ができるようになります。さらに、これに加えまして、19歳から39歳までの方につきましては、ノエビアスタジアムではあしたから予約をし、翌日から接種ができるようにいたします。ファイザーの個別接種会場、集団接種会場とモデルナの集団接種会場につきましては8月24日から予約を開始し、翌日から接種ができるようにいたします。12歳から18歳までの方につきましては8月31日から予約ができるようにいたします。
このように、国からの供給量の見通しが立ったということと、もう1つはノエビアスタジアムでの接種体制、これは現在は最大5,000回というふうに見込んでいるわけですけれども、これを最大1日7,000回まで拡大をいたします。この拡大をすることができるのは9月の初旬を見込んでおります。こういうことで、国からの供給量のめど、それからファイザーのワクチンの供給量のめどが立ってきている。そしてモデルナにつきましても、これまでもほぼ想定どおりのワクチン接種が供給を受けることができている。そしてノエビアスタジアムにおける接種体制も強化をするということ、これを考えますと、先ほど申し上げましたように、12歳以上の8割の方の全体としての接種の見込みを立てることができました。
具体的には、9月の末頃には、現時点で接種をされている全ての市民が第1回目の接種をほぼ終えることができるのではないか。12歳以上の接種対象となっている全ての市民が、9月末頃には第1回目の接種を終えることができるのではないか。そして、ファイザーにつきましては3週間後、モデルナにつきましては4週間後の接種が見込まれておりますので、10月末頃には2回目の接種をほぼ終えることができるのではないかと、こういうめどをつけることができました。もちろん、これで10月末で接種が完了するわけではなくて、その後も接種が続くわけですけれども、希望者につきましては、以上のような見通しを立てることができるのではないかというふうに考えております。
それから、12歳から15歳の方のワクチン接種につきましては、国からも、国における様々な専門家を交えた議論を踏まえまして、方針が示されております。国からの方針では、やはり普段から本人、子供たちの健康状況をよく把握して、そして接種した後の相談にも応じることができるかかりつけ医の診療所や、あるいは病院での個別接種が推奨されております。
この考え方にのっとりまして、神戸市でも、同じ考え方で個別接種の推奨を市民の皆さんにしたいというふうに思っております。そして、保護者の同伴が原則として必要ですが、中学生以上の方々につきましては、当日の受付をするときに、接種することについての保護者の同意を予診票上の保護者自署の欄で確認ができたときは、保護者の同伴を必要としない、そういう取扱いをしたいというふうに考えております。
個別接種を推奨するわけですけれども、かかりつけ医がいらっしゃらない方、あるいは近くに適当な接種ができる医療機関がない方につきましては、神戸市が設置する集団接種会場、大規模接種会場での接種もこれは可能です。しかし、その際は、保護者の同伴を必ずお願いしたいというふうに思います。12歳から15歳の方だけで来られたときには接種ができませんので、必ず保護者の方に同伴をお願いしたいというふうに考えております。
かかりつけ医の先生に相談をしていただくことが一番望ましいわけですけれども、必ずしもそうでない方もいらっしゃいますし、また、気軽に相談できる体制を整えることも必要です。そういうことから、神戸市としては、ワクチン子供健康相談窓口、そういう専用窓口を設置することといたします。今御覧いただいているこの番号、これを専用の電話におかけいただければ、看護師あるいは保健師が相談に応じるようにいたします。8月30日から受付を開始いたしまして、受付時間は土日祝日を含む午前9時から午後5時までということになっております。
ワクチンについては、不安を感じる向きもあると承知しております。この点につきましては、国の専門家の見解でも、発症予防効果は約95%というふうに発表されております。既に何回も説明しておりますように、ワクチン接種が飛躍的に進んでいる65歳以上の高齢者の方、最近では60歳以上と言ってもいいかもしれませんが、感染者が激減しておりますし、重症者の数も激減しているということで、ワクチンの効果は実証されていると考えられます。もちろんワクチン接種を受けるかどうか、これは個々の一人一人の市民の皆さんの判断ということになりますが、よく副反応についても理解していただいて、ワクチンを早めに接種していただくようにお願い申し上げたいと思います。
神戸市といたしましては、そのために、できるだけ早く受けていただくような体制を構築して、しっかりと緊張感を持って対応していきたいと考えております。
私からは以上です。
記者:
8割に、約110万人の方にワクチン配送が見込まれるというのは、第13クールから第15クールまでの分で8割が見込まれるということでしょうかということと、ファイザーとモデルナを合わせてだと思うんですけど、その割合みたいなものが分かっているようでしたら教えていただきたいんですけれども。
久元市長:
第13クール、第14クール、第15クールと、これ、御存知かと思うんですが、これはファイザーの供給見通しですよね。この13クールにつきましては今回、確定的に供給があり、14クールと15クールにつきましても一定の数の見通し、見通しですけれども、示されました。そして、それと併せてモデルナ製のワクチンにつきましても、大体私どもが想定しているとおりの供給を今までも受けておりまして、今後ともそれは確保できるというふうに考えておりますので、そういう両方の要素から、8割の方が希望されたとした場合に対応できるのではないか。希望される市民の全員、全員というのは大体8割程度の方と見込んでいるわけですけれども、それは対応できるのではないかということで、対応したいというふうに考えております。
記者:
ありがとうございます。では、15クールまでの供給で8割ぐらいの供給量に届くだろうという見立てという理解でよろしいでしょうか。
久元市長:
そうです。
記者:
分かりました。ありがとうございます。
記者:
資料のことでお伺いしたいんですけれども、5ページの中央市民病院の重症者等の年代別割合なんですが、これは入院されている方、皆さんということなんでしょうか。
久元市長:
そうです。重症者の方ですかから、当然入院されているわけですよね。
記者:
中等症と重症者の方という。
職員:
市民病院ですので、入院されている方は中等症と重症の方のみです。
記者:
子供の、12歳からの方たちのコールセンターを新たに設けるということですけれども、これ、相談内容としてはどういったことを想定されているんでしょうか。
職員:
相談内容でございますけれども、やはり子供さんが接種を受けるに当たりまして、いろいろ分からないこととか、また、不安に思われるようなこともあろうかと思います。迷いもあろうかと思いますので、そういったところをお聞きして、少しでも不安であるとか迷い、そういったものを取り除けていただければなという観点から、健康面でありますとか、そういったワクチン接種についての情報、知識のところを御説明したいと、そういうふうに考えております。
記者:
一般の人と子供さんとを分ける理由みたいなのは何かあるんでしょうか。
職員:
特に12歳から15歳の子供さんにつきましては、国の方でも、保護者の同意を原則とする、同伴を原則とするというふうになってございます。また、文部科学省や厚生労働省の方から連名で通知も出てございますけれども、特に学校集団接種との対比の中で語られているんですけれども、やはり個別接種が望ましいといったところが言われてございますので、まずその線に沿って、かかりつけ医の診療所・病院、これは、かかりつけ医であれば子供さんの普段の健康状況、体の状況をよく御存じですので、そういったものをまず推奨するということでございます。それ以外に、やはりかかりつけ医がない場合もございますので、相談の体制を設けることによって、特に子供さんの不安を払拭する、保護者の方の不安を払拭するということで、このような相談窓口を、今回、接種券の送付と同時に設置させていただくということでございます。
記者:
あと、もう1点いいですか。最近、デルタ株の流行が神戸市内でも感染割合が増えてきていますけれど、市内の状況として、これまでと違う特徴であったりとか、重症化しやすいというようなことを言われていますけれども、何かその辺で分かることがあれば教えてください。
久元市長:
まず、データとしましては、これはたしかこの前の記者会見のときとデータは変わっておりませんで、8月2日から8月8日まで、これが直近の変異株に対するPCR検査の状況です。全体の検査数のうち、このデルタ株の陽性者の割合が75.3%ということでした。これは、7月の最初、第1週、7月5日から11日までが9.1%ですので、これが9.1%、26.3%、47.6%、57.8%、そして直近の数字が75.3%ですから、7月に入ってから少なかった割合が急速に増えてきているというのが傾向としては見てとれます。
その原因としては、なかなか分かりにくいんですけれども、これはあくまでも想定ですが、デルタ株につきましては、東京など関東で非常に広がっている。これが全国に広がってきているということ。これがやはり関西においても東京などから感染が広がってきているということではないか。あくまでも推測ですけれども、関係者の間ではそういうふうに見ている人が多いですね。デルタ株の特徴につきまして、保健所長からそしたら説明してくれますか。
職員:
デルタ株に関しましては、やっぱり感染力は従来株に比べて1.7倍ほど高いというふうに言われています。重症化に関しましては、まだいろんな意見がありますけれども、今回、若い方に多く感染していますので、今後、その辺りに関しては様子を見ていく形になろうかと思っています。
久元市長:
御質問がなかったかもしれませんが、このワクチンがどう効くのかということについては、これも国からの発表ですけれども、ファイザー社のワクチンでは約95%、モデルナ社のワクチンにつきましては約94%の発症予防効果が確認されていますということですから、デルタ株が広がってるということは現実あるわけですけれども、やはり発症を予防する、重症化を防ぐという意味でも、ワクチンを受けていただくということが有効ではないかというふうに考えています。
記者:
今回、12歳から15歳の方も月末には予約ができるようになるということではあるんですが、ふと思ったんですが、中央市民病院のデータで30代以下は24%とありますけども、実際、この12歳から15歳、あるいは10代の方が重症化するリスクというのはどれぐらいあるのかというのが、多分、ワクチンを受けさせるかどうかという保護者の目線に立てば、かなり知りたいところではあると思うんですが、その辺についてはいかがですか。
職員:
10代の方で重症化して中央市民病院に、10代以下で入院されてる方はほとんどいないです。ただ、こども病院とかには10代以下の方でも感染して入院されている方は数人はおられます。そういう状況です。
記者:
ということは、割合は少ないとはいえ、10代であっても重症化するリスクはあると。
職員:
はい。ゼロではないというふうに認識しています。
記者:
多分、その辺も相談窓口とかで聞かれることがあるのではないかとは思うんですけども、あと、副反応とかに関しても、この相談窓口でいろいろ相談できるという理解でいいですか。
職員:
副反応につきましても、当然そういった御質問があろうかと思います。先ほど申し上げた不安や迷いの解消以外に、より専門的なお話ということになれば、市や県の方でそういった相談窓口の方を設置してございますので、そういったところに御紹介するということで対処させていただきたいと思っております。
記者:
あと、今の関連で、一番最初の確保病床が80%というので、今、政府も兵庫県を緊急事態宣言の対象に入れるかどうかみたいな話も報道されたりしているんですけども、改めて、病床をこれ以上、また第4波のときのような状況になる可能性もゼロではないと思うんですが、今後の例えば病床確保の拡大であるとか、あるいは療養者数に対するケアとかで、現時点で市長がお考えの対策というか、その辺を伺えればなと。
久元市長:
1つは、やはり自宅療養をできる方は自宅療養していただくことをお願いすることはもちろんあるわけですけれども、自宅療養ができない方は、軽症の方は民間療養施設に入っていただく。この民間療養施設も今3か所ありますが、やはりこれを減らす方向で今ぎりぎりの調整をしています。今回増やすところも含めて、やはり入られた方の健康観察ということを、これをしっかりと保健所が中心になってやっていく。そして、容態が悪化した場合には医師による診察をしっかりと受けられるようにするという、この医療的ケアをしっかりやっていくということ。これを第4波のときよりも強化しておりまして、とにかく重症化を防ぐということですね。重症化してから入院をするのではなくて、とにかく重症化を、自宅療養あるいは民間療養施設に入ってる方も含めて、重症化をいかに防ぐのかということをしっかりやらないといけない。そのための体制を強化するというのが第4波の経験も踏まえた対応です。
言うまでもないことですけれども、やはりワクチンの接種を急ぐと。今回、神戸市では6月の終わりにワクチン供給が急に細くなって、相当速いペースで進めていたにもかかわらず、急に細くなったので、約10万件キャンセルをするという状況に立ち至ったわけですが、その後も各方面にお願いしてワクチンの供給を急遽確保いたしました。その後は、第15クールまでも含めて確保するめどがついたので、今回、今日御説明したような形で対象を広げることにしたわけです。ですから、このワクチン接種を迅速に進めると。こういうことを組み合わせて対応することによって、とにかく病床使用率というものを下げる。あわせて、今、282床確保しているわけですが、しかし、そういう対応を取っても、入院をしなければいけない方が増える場合には、病床の拡大ということも検討したいというふうに思います。
記者:
13クールのワクチンの確保量、具体的な数字を教えていただけますでしょうか。
久元市長:
13クールにつきましては、91箱が示されております。
記者:
回数でいうと何万回分になるんですかね。
職員:
1箱が1,170回換算になりますので、掛ける91になりまして、約10万6,000回になります。
記者:
ありがとうございます。
14と15についても、確保見通しというのはどのぐらいなんでしょうか。
職員:
14クールと15クールにつきましては、厳密に申し上げると、まだ暫定箱数ということで御理解賜ればと思っております。といいますのは、県のほうが、一部、調整枠を留保されておられまして、それがまだ示されてございませんので、全体は私どもまだ知る由はないというのが正直なところなんですけれども、箱数で申し上げますと、14クール、15クールともに83箱ベースになってまいります。それぞれ供給量でいいますと、掛ける1,170になりますので、約9万7,000回ベースということになります。
記者:
それぞれ期間はいつからいつまでになるんでしょうか。
職員:
13クールからでよろしゅうございますか。
記者:
14。
職員:
14、15クールとも、これは各2週間刻みになりまして、14クールにつきましては9月13日から9月26日、15クールにつきましては9月27日から10月10日、10月のかかりまでということで御理解賜ればと思います。
記者:
ありがとうございます。
あと、接種会場の確保数は、今、個別・集団合わせてどのぐらいになるんでしょうか。
職員:
個別接種医療機関につきましては、概数でございますけれども、約800機関ということでございます。それで、あと、集団接種会場につきましては18と、あと、大規模接種会場がございますので、ノエビアスタジアムと。あと、配慮を要する方の接種会場を設けてございます。一部これから開設でございますけれども、それが予定も含めまして2か所ということになってございます。
記者:
会場を今後増やしたりとかという計画みたいなものはあるんでしょうか。
久元市長:
現時点では、大体今の会場数で、先ほど申し上げましたような見通しの下にワクチン接種ができるのではないかというふうに思います。
記者:
現体制で、例えば1日当たり神戸でどのぐらい打てるという数値みたいなものはあるんでしょうか。
職員:
厳密な積み上げというものではなくて、1つの考え方ということで御理解いただければと思うんですけれども、実は12クールから国が接種ペースというのを具体的に提示されておられます。これは、1日、全国民120万回ベースということでございまして、これは人口比でアロケーションした場合の神戸市の大体の規模感が、大体1万5,000回でございますので、私ども、それを1つの目安に接種体制を構築しているということでございます。
記者:
ありがとうございます。
記者:
ノエビアスタジアムの接種回数を増やすということなんですけど、これはどうやって増やすんでしょうか。
職員:
ノエビアスタジアムでございますけれども、これは、実は試合がある日とない日で会場をこれまで使い分けてございました。試合がない日は上限1日当たり5,000回接種ベースで体制を整えられていると。試合がある日はそこが使われますので、影響のないところで会場として使う。それが大体上限2,000回、1日2,000回接種の体制になってございます。
今回、同じノエビアスタジアムの敷地の中なんですけれども、一体的に運営することによって、あくまでも上限でございます。毎日ずっとというわけではないんですけれども、上限7,000人接種回数までできるようにレイアウトを直しを。これは私どもと楽天グループのほうで議論を詰めてきたということでございます。
記者:
医療従事者の方を増やすとかじゃなくて、レイアウトの変更でどうにかなると。
職員:
当然、体制が増える分、必要な医療人材のほうは確保していくということでございます。
記者:
以前の会見で、ノエビアスタジアムの予約の状況でちょっと空いている日もあるみたいな話をお伺いしていたんですけど、40歳以上の方、8月5日からノエビアの予約ができるようになって、その後の予約の埋まり方とかってどういうふうになっていますでしょうか。
久元市長:
8月4日に発表する以前はそれなりに空きはあったんですが、8月5日から40歳以上の方に拡大をしてから予約数はかなり増えました。今日時点で8月22日まで埋まっているというふうに承知をしています。
記者:
ありがとうございます。
あと、さらに若年層に拡大するとなると、ワクチン、受ける必要がないと思ってワクチンを受けないという方も増えてくると思うんですけど、市として目標の接種率みたいなものってあったりするんでしょうか。
久元市長:
目標の接種率というか、やはり全員の方に打っていただくということが基本だと思うんですね。しかし、体調とか体質の関係で受けられない方もいらっしゃる。最終的には御自身の判断で打っていただくわけですが、国のほうは大体8割程度というふうに想定していますから、神戸市も8割ぐらいの方が受けられるのではないか。これはあくまでも見通しです。
現実には、65歳以上の方は、1回目は9割以上の方が既に申し込まれていて、ただ、8月に入ってからは1回目の申込みがほとんどないんですよね。ほとんどないわけです。ですから、これ以上、9割を超えることは65歳以上はないと思うんですね。
ただ、それよりも若い方につきましては、やはり接種希望が65歳以上の方ほどは多くないのではないかというふうに考えております。ですから、国のほうも8割というふうに見込んでいるのではないかと。神戸市もそういう見通しの下に接種計画を立てたということです。
記者:
ありがとうございます。
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