ホーム > くらし・手続き > 環境 > 生物多様性・環境保全 > 生物多様性 > 記者発表2022年5月 > スマホでできる生物調査をしてみませんか?~アプリを使って外来カミキリを捜索せよ~
最終更新日:2022年5月11日
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記者資料提供(令和4年5月11日)
令和3年7月に神戸市東灘区の六甲アイランド内で樹木を食害する外来昆虫のツヤハダゴマダラカミキリを確認しました。そこで、神戸市では、幼虫等が越冬している被害木を伐採・焼却処分し、駆除を進めてきました。
今回、ツヤハダゴマダラカミキリの分布が拡大していないか確認するため、株式会社バイオームと連携し、AIにより動植物 約93,000種を判定するスマホアプリ「Biome」を活用し、ツヤハダゴマダラカミキリを含む12種類の昆虫を対象とした市民参加型の生物調査を実施します。神戸市全域での生物調査に、ぜひご参加ください。
中国が原産の外来昆虫です。日本固有のカミキリムシであるゴマダラカミキリに非常によく似ていますが、頭の下に白い紋がない点等で区別できます。公園の樹木や街路樹として植えられている様々な木に寄生します。神戸市では特にアキニレを中心に好んで食害しており、食害された樹木は枯死する場合もあります。国内では2002年に横浜市で初めて確認された後、一度根絶されましたが、近年、全国的に被害が拡大しています。
成虫は6月~9月に発生し冬には死滅しますが、卵や幼虫、蛹は樹木の中で越冬します。本種の対策として、冬期に個体が潜んでいる樹木を伐採することは最も有効な方法とされています。
なお、ツヤハダゴマダラカミキリは毒性は無く、人体への被害は報告されていません。
ツヤハダゴマダラカミキリに食害され枯死した樹木(右)
(林野庁作成資料(文化庁ホームページに掲載)を一部修正)
株式会社バイオームが開発・運営している無料のスマートフォンアプリです。生きものの写真を撮影することにより、独自のAIが種を判定します。生きものに詳しくない方でも気軽に生物を調べることができます。図鑑機能もあり、撮影した生きものの情報をその場で調べることも可能です。
「Biome」にはクエストというイベント機能があり、生物調査ができます。今回はこのクエストを活用し、生物調査を実施します。
アプリについては、以下のQRコードまたは(株)バイオームのホームページ(外部リンク)からダウンロードください。
神戸市全域を対象として、ツヤハダゴマダラカミキリ等特定の昆虫調査を行いますので、お手持ちのスマートフォンに「Biome」をダウンロードの上、ご参加ください。
ツヤハダゴマダラカミキリは日本固有種のゴマダラカミキリと似ていますので、「Biome」に記載の見分け方の説明をよくご覧いただき、見分けやすいよう、背中側から全身を写すように写真を撮影してください。
1.外来種 VS 在来種
①ツヤハダゴマダラカミキリ(外来種) VS ②ゴマダラカミキリ(在来種)
③アカハネオンブバッタ(外来種) VS ④オンブバッタ(在来種)
2.みんなが大好きな虫
⑤カブトムシ、⑥ミヤマクワガタ、⑦ノコギリクワガタ
⑧コクワガタ、⑨トノサマバッタ
3.校庭・公園でよくみかける虫
⑩クマゼミ、⑪アブラゼミ、⑫ヤマトシジミ
向洋西公園・向洋東公園(集合・解散場所は神戸ファッションプラザ内の予定)
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