ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2021年7月 > 令和2年度神戸市の大気質・水質・騒音・公害苦情処理等の状況
最終更新日:2021年7月30日
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記者資料提供(2021年7月30日)
環境局環境保全部環境保全指導課
環境局環境保全部環境都市課
神戸市では、市民の健康を保護し、生活環境を保全するため、大気質、水質、騒音の状況等について各種環境測定を行い、国が定めた生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準(環境基準)の適合を確認しています。
このたび、令和2年度の各種環境測定結果及び公害苦情処理状況についてとりまとめました。
概要 |
〇市内の環境は、令和2年度を含め近年、総じて良好な環境を維持しており、環境測定結果のほとんどが環境基準に適合していました。
・大気質については、21の測定局(一般環境大気測定局15局、自動車排出ガス測定局6局)で測定を行い、二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、微小粒子状物質(PM2.5)については、測定した全局で環境基準を達成しました。一方、光化学オキシダントについては、全局で環境基準を達成しませんでした。
・水質については、60地点(河川36地点、湖沼2地点、海域22地点)で測定を行い、概ね良好な水質でしたが、河川の一部の調査地点(2地点)で自然的要因により、環境基準値を超過したふっ素が検出されました。また、海域ではリン、窒素が環境基準を達成していました。湖沼ではCOD及び全燐については環境基準を達成しませんでした。
・自動車騒音については、調査した幹線道路39路線の沿道50地点のうち、38地点で昼間及び夜間ともに環境基準を達成しました。
○公害苦情件数は220件あり、そのうち工事現場の作業音等の騒音が最も多く(45%)、次いで悪臭に係る苦情が多くありました(32%)。
・測定した全局(18局)で環境基準を達成しました。平成13年度以降概ね減少傾向で推移しています。
・河川の水質汚濁の代表的指標であるBOD※は良好な水質(3mg/L)で推移しています。しかしながら、調査地点のうち2地点で、自然的要因により、環境基準値を超過したふっ素が検出されました。
※BOD(生物学的酸素要求量)
水中の有機物が微生物の働きにより分解される際に消費される酸素量。
(2)海域の水質
・瀬戸内海において、富栄養化の指標であるリンや窒素については、すべての調査地点で環境基準値を下回っていました。(調査地点は、海域の利用目的の適応性に応じて類型され、それぞれに環境基準が設定されています。)
<全燐>
<全窒素>
・種類別にみると、工事現場の作業音等の騒音が最も多く(45%)、次いで悪臭(32%)、水質汚濁(10%)に係る苦情が多くありました。