ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2021年8月 > 電動車を活用した災害停電時の備えを!「外部給電・神戸モデル」導入マニュアルの策定
最終更新日:2021年8月6日
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記者資料提供(令和3年8月6日)
神戸市では、地震や台風などの災害による停電に備えることを目的として、電動車※の駆動用バッテリー等から簡易で安価な方法で、避難所等の天井照明など施設の一部に給電する「外部給電・神戸モデル」(以下、「神戸モデル」という。)の取組みを進めています。
この度、これまで試行的に実施してきた工事の効果検証を踏まえ、施設所有者や管理者の方が神戸モデルを導入するための方法や注意する点などをまとめた導入マニュアルを策定しました。
今後、本マニュアルの地域団体等への積極的な周知・広報を通じて、地域の集会所など災害時に住民の活動拠点となる施設への導入を促進し、地域の災害対応力の向上を図っていきます。
※電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)
神戸モデルの標準的な仕様や運用方法、導入事例等をまとめています。マニュアル本文は、以下の神戸市HPに掲載しています。
https://www.city.kobe.lg.jp/a66958/kurashi/recycle/kankyohozen/noise/jisedaicar/kobemodel.html
「神戸モデル」の普及・促進を図るため、自治会所有の集会所等の施設に対して、神戸モデルに対応するための電気工事費用、並びに、電動車から電力を高出力で取り出すことができる外部給電器の購入費用の補助事業を本年度も実施します。
(補助制度A) | 外部給電・神戸モデル対応化電気工事費補助 補助額:神戸モデル対応工事費用の3分の2(補助上限20万円) |
(補助制度B) | 外部給電器の新規購入補助 補助額:クリーンエネルギー自動車導入事業費(CEV)補助金(経済産業省)の補助金額の4分の1(補助上限10万円) |
補助制度の詳細については、以下の神戸市HPに掲載しています。
https://www.city.kobe.lg.jp/a66958/kurashi/recycle/kankyohozen/noise/jisedaicar/kobemodel.html
あらかじめ簡易で安価な電気工事を行うことで、災害停電時に、電気自動車等を活用して、非常用発電設備がない避難所の天井照明やコンセント等へ、反復して給電可能となる仕組みです。
(1)自動車メーカー等との連携協定に基づき、電気自動車等を避難所へ配車し、避難者やその施設に電力を供給
(2)災害停電時でもごみ焼却による自立発電ができる港島クリーンセンターで、電気自動車等を充電することで、避難所へ反復して給電
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外部給電・神戸モデルのイメージ |
<特徴>
・簡易な設備改修工事であるため、電気自動車による外部給電の一般的な手法に比べて、約5分の1と安価(約30万円程度)
・施設の一部の屋内配線を使用するため、天井照明やコンセントに給電可能
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神戸モデルの設備改修工事で設置する手動切替装置(左)、外部給電取込口(右) | 天井照明への給電の様子(会下山小学校) |
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