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最終更新日:2022年11月2日

神戸市立博物館開館40周年記念特別展「よみがえる川崎美術館―川崎正蔵が守り伝えた美への招待―」関連イベントのお知らせ

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記者資料提供(2022年11月2日)

神戸市立博物館では、開館40周年記念特別展「よみがえる川崎美術館―川崎正蔵が守り伝えた美への招待―」を開催中です(12月4日(日曜)まで)。
明治23年(1890)9月6日、神戸市布引の地に日本初の私立美術館「川崎美術館」が開館しました。創設者は川崎正蔵(1837~1912)。川崎造船所(現在の川崎重工業株式会社)や神戸新聞社などを創業した近代日本を代表する実業家です。古美術品の海外流出を憂えた川崎正蔵は、織田信長も所蔵した伝顔輝筆《寒山拾得図》(重要文化財・東京国立博物館蔵)などの中国絵画や、狩野探幽、円山応挙らの江戸絵画、仏像、工芸品など、日本・東洋美術の優品を幅広く収集しました。金融恐慌をきっかけにコレクションは散逸し、美術館の建物も災害などによって失われてしまいました。しかし、今日まで守り伝えられたコレクションは国内外で約200点確認されています。
本展では、国宝2件、重要文化財5件、重要美術品4件を含む絵画、仏像、工芸品約80件と貴重な資料を合わせた約110件を展示します。(会期中、展示替えがあります。)名品ぞろいの「川崎コレクション」が、100年ぶりにゆかりの地・神戸で再会します。美術館を彩った円山応挙の襖絵を再現展示し、在りし日の美術館の空間へと皆さまを招待します。
川崎展メインビジュアル
展覧会をさらにお楽しみいただくべく、下記のイベントを開催いたします。展覧会と合わせて、ぜひご注目ください。

学芸員が語る「よみがえる川崎美術館」

特別展担当学芸員が、出品作品の魅力について語ります。
(1)令和41119日(土曜)
 ①
「九州国立博物館所蔵阿弥陀三尊像の表現について神秘と世俗の狭間」
 川野憲一(神戸市立博物館 学芸員)
 ②「宝玉七宝支援家としての川崎正蔵」
 
中山創太(神戸市立博物館 学芸員)

(2)令和41126日(土曜)
 ①「岩崎虔『征西日記』にみる川崎正蔵のヨーロッパ巡遊」

 水嶋彩乃(神戸市立博物館 学芸員)
 ②「円山応挙による旧帰雲院障壁画について」
 山田麻里亜(神戸市立博物館 学芸員)
 
 時間:各日10:30~12:00 ※受付・開場は9:30~
 会場:神戸市立博物館 地階講堂
 定員:80名(先着順。当日9:30から当館地階講堂前にて整理券を配布)
 対象:一般
 参加費:無料(当日使用できる観覧券が必要)

お問い合わせ先

文化スポーツ局博物館学芸課