梅毒が増えています

最終更新日:2024年2月8日

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梅毒が急増しています

全国の梅毒の報告数は2022年(令和4年)急増しており、神戸市の報告数も2022年(令和4年)に過去最多となりました。
感染者のうち、男性は20代から50代、女性は20代が多く感染している傾向にあります。

梅毒とは

梅毒トレポネーマという細菌に感染することで起こる感染症です。感染力がとても強く、症状がない人からもキスや性行為(口、膣、肛門)で感染します。経過の中で症状が消失する時期がありますが、治ったのではなく、症状は進行していきます。治療しない、治療を中断すると、パートナー等に感染させるだけでなく、心臓や神経などに重い障害を残す、最終的には死に至ることもあります。
また妊婦が梅毒に感染していると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります(先天梅毒)。
梅毒は、早期の治療で治せます。まずは、パートナーと一緒に検査・治療を受けましょう。
妊娠初期での治療開始は、先天梅毒の発生抑止効果が高いと言われています。

症状

梅毒は感染したあと、経過期間によって、症状の出る場所や内容が異なります。

第1期(感染から1か月から)

感染後約1か月で、感染した場所(性器、肛門、口など)に、できもの、しこり、ただれなどができます。治療せず放置していても、数週間で皮膚の症状は消えますが、体の中で徐々に進行します。

第2期(感染から3か月から)

感染後数か月(3か月程度)たつと、手のひらや足の裏など全身に痛みやかゆみのない赤褐色の発疹(バラ疹)が全身にできます。発疹は半年以内に痕を残さず消えますが、症状がなくても人に感染させるだけの感染力があります。

第3期(感染から数年から)

治療しないまま数年が過ぎると、全身で炎症が進行し、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生することがあります。手足のまひ、心臓や血管の病気、目が見えなくなるなど、悪化すると死に至ることもあります。

検査方法

血液検査で感染しているか確認することができます。
性感染症の感染が心配な時は、保健所や病院で検査を受けましょう。
神戸市保健所では、無料匿名で性感染症検査(エイズ、梅毒、クラミジア)を行っています。
詳細は、こちら

知っとこホンマのこと(梅毒編)


知っとこホンマのことリーフレット(PDF:540KB)
更新:2024年(令和6年)2月8日梅毒202402 

お問い合わせ先

健康局保健所保健課