ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2023年3月 > 下水汚泥からリンを回収する設備を玉津処理場に新設します~国土交通省の実証事業に採択されました~
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記者資料提供(2023年3月1日)
神戸市建設局下水道部施設課、水ingエンジニアリング株式会社経営企画統括部広報部
従来の設備構造・制御等を改良することで、リン回収効率・運転管理性を向上させた、新たなリン回収技術を実証するとともに、リン肥料の流通経路の拡大を検討します。本技術の実証により、下水資源の有効活用および資源循環型社会への貢献を目指します。
晶析反応装置、分離装置、洗浄装置、乾燥装置
契約締結日の翌日から2024年3月31日
(注1)国土交通省ホームページ「下水道革新的技術実証事業」について
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000450.html
(注2)国土交通省ホームページ「下水汚泥資源の肥料利用促進に向けて技術実証に取り組みます」
https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000521.html
2012年度のB-DASHプロジェクト「栄養塩除去と資源再生(リン)」に採択され、東灘処理場にリン回収設備を設置し、リンの国産化を目指した事業を開始しました。本事業においても、MAP晶析法という回収法で、消化汚泥からリンを回収しています。
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東灘処理場 リン回収設備 |
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こうべ再生リン |
こうべ再生リンと有機肥料等を配合し、「こうべハーベスト肥料」を製造しました。野菜や花などの多様な農作物に利用可能な「こうべハーベスト10-6-6-2」、学校給食米用の「こうべハーベスト水稲一発型」の2種類の肥料が製造・販売されています。
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10-6-6-2 | 水稲一発型 |
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農作物への活用状況 |
2020年度 | 2021年度 | 2022年度(見込) |
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21.9 | 24.8 | 約80 |