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神戸アイセンター開設5周年を記念して、絵本作家・ヨシタケシンスケ氏が「モシクワ係」に就任

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記者資料提供(2022年12月4日)

神戸アイセンター(※1)が令和4年12月1日に開設5周年を迎えるにあたり、新たな価値観を生む革新的な施設としてさらなる進化・発展することを目指して、絵本作家・ヨシタケシンスケ氏に神戸アイセンターの「モシクワ係」(※2)に就任いただきます。

※1 神戸アイセンターは、眼科領域において、様々な疾患に対し最適な医療と快適な支援を提供することを目的に眼のワンストップセンターとして、平成29年12月1日にオープンした全国初の施設です。再生医療分野をはじめとする世界最先端の研究、臨床応用、治療を行う神戸市立神戸アイセンター病院、同じく研究と患者に最適な治療を提供するための新たな医療の仕組づくりと社会実装を行う株式会社ビジョンケア、視覚障害者だけでなくすべての方に必要な情報を提供し、福祉や社会とのつながりを育むケアと社会実証を行う公益社団法人NEXT VISIONの三者が神戸アイセンター構想の実現に向け、連携協働しています。

※2 「モシクワ係」とは、ヨシタケシンスケ氏が発案された役職で、神戸市立神戸アイセンター病院、株式会社ビジョンケア、公益社団法人NEXT VISIONが神戸アイセンターで連携して行う活動について「もしくはこういう言い方、伝え方もあるのでは」と提案し、より多くの方々に理解を深めていただけるようイラストを通じて情報を届けることが主な業務です。
 

ヨシタケシンスケ氏より「モシクワ係」就任にあたって

(1)メッセージ

絵本作家のヨシタケシンスケです。
このたび、神戸アイセンターの『モシクワ係』に就任いたしました。
私は絵本作家として絵とことばでものを伝える仕事をしているので、神戸アイセンターの活動に対して、もしくはこういう伝え方ができるんじゃないか、もしくはこういう言い方、こういう絵で表現できるんじゃないか、ということを提案できればということで、『モシクワ係』を考えました。
神戸アイセンターの活動を見て、私も共感し、何らかの形でお手伝いさせていただきたいと思い、神戸アイセンターの『モシクワ係』に就任しました。とはいえ、私もまだわかっていないことが多く、具体的な詳しいことはまだ決まっていません。今後、神戸アイセンターのみなさんといろいろお話しながら、いろんな活動をお手伝いさせていただければと思っています。
今日は神戸に伺うことができなかったのですが、日を改めて皆さんとお話しする会を設けたり、今後、私がどういった形でお手伝いをできるのか、関わっていけるのか、といったことをちょっとずつ見つけていければいいなと思っています。これからこういうことができれば、というスタートのごあいさつをさせていただきました。
神戸アイセンターの『モシクワ係』として、今後、何ができるか一緒に探していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

(2)ヨシタケシンスケ氏 略歴
yoshitakeshinsuke 
昭和48年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。
著書に、『みえるとかみえないとか』(アリス館)、『しかもフタが無い』(PARCO出版)、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(以上、講談社)、『そのうちプラン』(遊タイム出版)、『ぼくのニセモノをつくるには』(ブロンズ新社)、『りゆうがあります』(PHP研究所)などがある。2児の父。
令和4年10月には『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』で第3回「TSUTAYAえほん大賞」授賞。現在、「ヨシタケシンスケ展かもしれない」全国巡回中。





(3)ヨシタケシンスケ氏の絵本「みえるとかみえないとか」について
mierutokamienaitoka
神戸アイセンターが目指すのは、すべての人が情報や社会とつながり豊かで楽しい明日を想像できる未来。この本は子どもから高齢者まで誰もが私たちの目指す明るい未来を楽しみながら体感できる絵本です。
『モシクワ係』に就任したヨシタケシンスケ氏の感性とともに、みんなで楽しみながら協奏する明るい未来を神戸アイセンターからはじめたいと考えています。

「みえるとかみえないとか」
●著者:ヨシタケシンスケ/さく、伊藤亜紗/そうだん
●出版社:アリス館