最終更新日:2022年1月17日
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平成7年1月17日5時46分に発生した阪神・淡路大震災から27年が経ちました。
震災により多くの方々が尊い命を落とされました。謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。
未曽有の都市直下型地震は、神戸に甚大な被害をもたらしました。市内では4571名(平成12年1月11日)もの命が突然奪われ、たくさんの建物が倒壊・焼失し、交通網が寸断され、私たちの生活は大混乱に陥りました。いま思い出しても、現実の世界とは思えないほどの出来事でした。
灘区でも震災により多くの方がお亡くなりになり、区内あちらこちらに慰霊碑が設置されています。今日は午前中、慰霊碑を回り、亡くなられた方々のご冥福をお祈りして参りました。
阪神・淡路大震災が発生する前は「神戸って、本当に地震が無い街やね。」と話をするほどに、大きな地震とは無縁の暮らしをしていました。早朝に大きな揺れで目が覚めた時も、地震と考えず、一体何事が起きているのか理解できないほどでした。思えば何の根拠もない安全に対する過信に過ぎません。
そういえば、スペイン風邪などの感染症で世界中のたくさんの方が亡くなった歴史を知っていても、医療の進んだ現代でそのようなことは起こらないだろうと思い込んでいました。それが今はコロナ禍で、2年のうちに全世界で多くの方が亡くなられました。
安全安心なくらしが常に保証されていると思ってはいけない。自分にそう言い聞かせているものの、つい忘れてしまいがちです。そういう意味でも、1.17の節目の日に、追悼のつどいや防災訓練があることは、教訓経験を語り継いでいく上で大切なことだと思います。
今日は灘の浜小学校で防災訓練がありました。全学年を対象に、起震車体験や消火器訓練、レスキューロボットのデモンストレーション、語り部さんによるお話会などがありました。
灘区役所も参加させていただき、5・6年生を対象に避難所運営に関するお話と、実際に避難所に設置されるテント型間仕切りの体験、備蓄品の展示などをいたしました。
皆さま、ご家庭における地震、災害に対する備えは十分でしょうか?ぜひこの機会に一度、確認をしていただければと思います。