最終更新日:2020年10月9日
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今の割塚通一丁目に大きな丸い古ふんがあって、筒井の村の老人たちは伝えていました。
「このつかの下には、黄金が千枚うずめらている。 もしいつか、この筒井の村がおとろえて、家の数がたった三げんになるようなことがあれば、この黄金をほりだして、村を再建するのじゃぞ」 今から四百年前に豊臣秀吉が大阪城を築こうとした時、この古ふんの中の石の部屋も、城の石がき用の石にするため、わり取られ、切りだされていったといいます。
この時から、この古ふんは割塚とよばれるようになりましたが、この時に宝物が出てきたかどうかは伝えられていません。