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こころのアートギャラリー企画展vol.12 十人十色展「夢の中に」開催中

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記者資料提供(2023年6月16日)
福祉局政策課
しあわせの村本館・宿泊館2階のこころのアートギャラリーでは、昨年度の障がい者アート展「こころのアート展」で展示をした作者の作品をテーマに沿って4回シリーズで展示をします。
今回のテーマは、「夢の中に」。神戸市で活動をしている笹谷太郎さん、祐加Yuccaさんと、佐用町で活動をしている山下扶規子さんの作品を展示しています。
今回はいつもの企画展の2倍のスペースを使い、ゆったりとした会場の中、3人のそれぞれの世界観を感じていただけます。

1.作品展概要

(1)会期

2023年7月25日(火曜)まで

午前10時から午後8時まで 期間中無休
入場料:無料

(2)会場

しあわせの村本館・宿泊館2階こころのアートギャラリー

(3)出展作家

笹谷 太郎、山下 扶規子、祐加 Yucca

(4)主催

公益財団法人 こうべ市民福祉振興協会


作品展ウェブサイト

2.本作品展の特徴

(1)広いスペースでのゆったりした展示

従来の企画展の2倍のスペースを使い展示しています。

(2)個性あふれる3人の世界観を味わえる
会場内には、髄所にベンチを用意しています。
BGMを聴きながら、それぞれの作品を鑑賞しながらゆったりとした時間をお過ごしいただけます。

3.作者紹介

(1)笹谷 太郎(ささたに たろう) 1965年生まれ 神戸市在住

笹谷太郎さんは、20年ほど前から作品つくりを始めました。
絵画や立体と、作品ごとに表現手段は多彩です。作品の中で頻繁に登場するのは、「カラス」。長らくうつ状態で引きこもっていた時、「カラスは舞い上がり夢を見る。あなたは?」という洋服ブランドのメッセージが心の中に舞い込み、同時期に公園で目にしたカラスが飛び立つ時に「おまえも頑張って生きろ!」という声を聞いたことが、彼にとって生きる支えとなり、表現活動を始めるきっかけとなりました。自身の愛用していたオートバイの部品の計器、チェーンや歯車などを用い、「カラス」を表現した「Junk CROW」は圧巻です。

(2)山下 扶規子(やました ふきこ) 1955年生まれ 佐用町在住

山下扶規子さんが生活している施設は川と水田に囲まれており、夜は暗闇となります。彼女は、大好きな演歌歌手・三山ひろしの歌を聴きながらゆっくりと夜の時間を楽しみ、闇の向こう側にあるものを感じているのでしょうか。鉛筆や水彩を用いて描き、墨絵のようにも見える山下さんの絵からは、暗闇には複雑な色の世界があることを教えられます。

(3)祐加 Yucca(ゆっか) 1963年生まれ 神戸市

祐加Yuccaさんは、小さい頃から落書きを描くのが大好きで、本格的に日本画を描き始めて約10年。3人の息子さんの独立をきっかけに仕事を辞め、その後、毎日約6時間を制作に費やします。自閉症の彼女は、若い頃は何度も命を絶ちたいと考えていましたが、描きたいときに描きたいだけ描ける今はとても幸せで、生きていて良かったと感じています。「人は誰も逆境をパワーにして前へ進める。それを伝えるためにずっと絵を描き続けている。」と話す彼女の作品のパワーに圧倒されます。箔押しなどの技法を巧みに使い、物語を語りかけるような祐加Yuccaさんの絵は、私たちを夢の中に誘ってくれるかのようです。

4.添付資料

開催チラシ(PDF:905KB)

5.こころのアートギャラリーとは

総合福祉ゾーン「しあわせの村」において、障がい者の表現活動を支援するため、2011年より開催してきた「こころのアート展」の10年目を記念し、本館・宿泊館2階に「こころのアートギャラリー」を開設しました。
「こころのアートギャラリー」では、「こころのアート展」で出品された作者の作品を中心に展示しています。
いつでも障がい者アートの魅力に出会える空間です。

6.こころのアートギャラリーの今後の予定

(1)7月29日(土曜)から9月24日(日曜) 
vol.13十人十色展「旅に出る」 新井郁海、黒河篤史、髙橋孝充展

(2)9月28日(木曜)から11月26日(日曜)
vol.14十人十色展「いろ・じかん」 高原良佑、外園要展

7.問い合わせ先

〒651-1106 神戸市北区しあわせの村1番1号
(公財)こうべ市民福祉振興協会 運営振興課 こころのアート展 係
TEL:078-743-8190  FAX : 078-743-8180
e-mail: kokoroart2011(at)shiawasenomura.org
※(at)を@に変更してください。