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資源回収ステーションで集めたペットボトルキャップが爪切りカバーに生まれ変わりました

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記者資料提供(2023年11月22日)
環境局業務課
神戸市ではジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ(略称J-CEP(ジェーセップ))と連携し、市内の資源回収ステーションで集まったペットボトルキャップを再生材原料として使用し、質の高いリサイクルに取り組んでいます。このたび貝印株式会社(以下、貝印)がキャップ由来の再生材をカバーに使用した爪切りを作製しました。

1.取り組みの概要

 これまで市民から回収したプラスチックを使い製品化するには、素材別の回収・選別や汚れ等による品質の低さが課題となっていました。本市では、資源回収ステーションにおいて市民の協力のもと、ペットボトルキャップをきれいに分別・洗浄してもらったうえで、回収しています。ここで集まったペットボトルキャップが爪切りカバーに生まれ変わりました。今後とも「まわり続けるリサイクル」について子どもたちに伝え、資源循環社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。

2.リサイクル爪切りカバー

 市内の資源回収ステーションで回収した約340kg(13万4千個分)のペットボトルキャップのうち約60kgを使い、280個の爪切りができました。
 この爪切りに、サッカーJ1ヴィッセル神戸のマスコット「モーヴィ」とロゴを入れ、ヴィッセル神戸を通じて神戸市の全小学校・義務教育学校および特別支援学校(169校)に贈呈されました。
ヴィッセル神戸爪切り 爪切りカバー

爪切りのカバー部分にペットボトルキャップ由来のプラスチックが30%使われています。

<参考1>J-CEPとは

 持続可能な社会の実装の実現を目指す企業等が住民・行政・大学等と連携して、サーキュラーエコノミーの推進に取り組むパートナーシップ。 1 社1団体では実現することが難しい新しいリサイクルの仕組みづくりに日用品メーカー等が連携して取り組んでいます。
 本市はオブザーバーとして参画し、プラスチック資源に特化した「資源回収ステーション」(ふたば、あづま)をフィールドとして、参画企業がサスティナブルな商品設計・使用済み製品の回収スキーム・循環/水平リサイクル方法等の研究及び技術開発等を実施中。水平リサイクルの技術開発のために製品回収を希望する企業との連携を積極的に進めていきます。
(令和5年11月21日現在、59社が加入)

<参考2>資源回収ステーションとは

 質の高いプラスチック資源等を回収し、誰もが関わる「ごみ出し」をきっかけに地域交流が生まれる拠点。開館時間内であればいつでも資源の持込みが可能で、指定ごみ袋も不要です。今後も市内に順次拡大していきます。