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神戸市指定景観資源の指定(旧小西家住宅)

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記者資料提供(2023年8月1日)
都市局景観政策課
神戸市では、神戸市都市景観条例に基づき、都市景観の形成を図る上で特に重要な価値があると認められる建築物等を、「神戸市指定景観資源」として指定しています。
これまでの34棟に加え、このたび近世和風住宅1棟を指定しますのでお知らせします。

指定(告示)年月日

2023年8月1日

旧小西家住宅の概要

北区淡河町木津に位置する近世和風の農家住宅です。木津地区は淡河盆地の東端に位置し、東西に流れる淡河川の左岸側の河岸段丘上を中心に民家が点在する散村的な集落景観を有しています。
旧小西家住宅は地域の幹線道路である県道38号線に接し、淡河盆地の中心部や木津地区の玄関口となる立地にあります。江戸末期に建築されたと推定される主屋を中心に、付属する納屋と連続する複数の土蔵及び石垣、塀で構成されており、淡河町で最大級の屋敷構えを持ちます。周辺からの視認性も良く、その大きな屋敷構えと簡素ながらも気品のある意匠が特徴的な地区の歴史的な景観資源の一つです。

旧小西家住宅1旧小西家住宅2

名称 旧小西家住宅
所在地 神戸市北区淡河町木津
主要用途 住宅
構造 主屋:木造・2階建
納屋:木造・平屋
土蔵(5棟):木造・平屋(一部2階建)
屋根 主屋:入母屋造・桟瓦葺
納屋:切妻造・桟瓦葺
土蔵(5棟):切妻造・桟瓦葺
外壁 主屋:焼杉板貼・腰上黒漆喰塗
納屋:焼杉板貼・腰上黒漆喰塗
土蔵(5棟):焼杉板貼・腰上漆喰塗(一部海鼠(なまこ)壁・腰上漆喰塗)
間取(主屋) 六間取、平入り
建築面積 約671平方メートル
延床面積 約740平方メートル
建築年代 主屋:江戸末期(安政期以前)
納屋・土蔵:不詳

神戸市指定景観資源とは

神戸市では歴史的な建築物や地域のシンボルとなっている建築物など、都市景観の形成を図る上において、特に重要な価値があると認める建築物等を「神戸市指定景観資源(※)」として指定し、その保全・活用を図る制度を設けています。
指定にあたっては、建築物やその敷地の状況や景観特性などを調査し、神戸市が「管理計画」を策定します。指定を受けた神戸市指定景観資源は管理計画に即した管理をしていただき、外観などを変更する建築行為を行う際には、神戸市へ届出をいただくことになります。
神戸市指定景観資源に指定され、管理計画に基づく管理に必要な整備等を行う場合、神戸市景観形成助成の対象行為となり、助成を受けることができます。
(※):2022年4月1日より従来の「神戸市景観形成重要建築物等」から、「神戸市指定景観資源」に名称変更をしています。