ホーム > 環境 > 生物多様性 > 記者発表2026年4月 > 神戸の絶滅の恐れがある野生生物のリスト「神戸版レッドデータ2025」を公開します
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記者資料提供(2026年4月17日)
環境局自然環境課
このたび、現行の「神戸版レッドデータ2020」を改訂し、神戸市内における最新の動植物の生息・生育状況を反映した「神戸版レッドデータ2025」を作成しました。このレッドデータを公開することにより広く市民に情報提供するとともに、神戸市の生物多様性保全施策に活用していきます。
・神戸市では、生物多様性の保全の取り組みを進めるため、蓄積してきた動植物のデータをもとに、絶滅のおそれのある野生動植物をその危険度に応じてランク付けした「レッドリスト」、生態系に悪影響を及ぼす又はそのおそれのある外来種の「ブラックリスト」で構成される「神戸版レッドデータ」を作成しています。
・前回の改訂で「神戸版レッドデータ2020」を作成してからおよそ5年が経過したことから、専門家からの意見収集を行い、最新の「神戸版レッドデータ2025」を作成しました。
・動植物837種(動物354種、植物483種)を絶滅の恐れがある野生生物として掲載しました。前回の2020年度公表版と比べて24種(動物6種、植物18種)増加しています。
下記神戸市ホームページに掲載しています。
・神戸版レッドデータ
https://www.city.kobe.lg.jp/a66324/kurashi/recycle/biodiversity/reddata2025.html
神戸版レッドデータに掲載されたうち、主な種のカテゴリーの変更理由は以下の通りです。
【種名】キツネ(イヌ科)
【カテゴリー】ランクC(前回は要調査)
【カテゴリー変更の理由】
日本人に馴染みの深い動物。餌となる野ネズミや小鳥の減少等により、神戸市内では減少傾向にあると考えられていたが、目撃情報がほとんどなく生息状況は把握できておらず要調査種としていた。この数年間で、神戸市がシカ・クマの監視のため野外に設置した250台のセンサーカメラにより低頻度ながらその姿が確認されたこともあり、新たにリストに加えた。
【概要】中型の哺乳類。背面は赤褐色で顎の下から腹部は白色。主に森林と畑地が混在する田園環境を好む。齧歯類、鳥類、昆虫類などの小型動物や果実などを食べる。
【種名】ニホンヒキガエル(ヒキガエル科)
【カテゴリー】ランクB(前回はランクC)
【カテゴリー変更の理由】
「ガマガエル」として広く知られたカエルであり、
かつては神戸市内でも普通にみられた種。
アライグマなど外来種による捕食が確認されており
分布が縮小し、個体数の減少が懸念されるためランクを引き上げた。
【概要】六甲山系の里山に生息し、産卵は2月下旬から3月上旬(早春)。大型のカエルで体色は赤褐色から濃褐色。成体は日本最大級のカエル。
【種名】ハクセンシオマネキ(スナガニ科)
【カテゴリー】ランクC(前回はランクなし)
【カテゴリー変更の理由】
干潟にすむ小型のカニで、干潟環境の消失や悪化などにより全国的に生息地が減少している種。神戸市内ではこれまで生息情報がなかったが、兵庫運河に干潟が造成され、里海を守る地域団体の活動によって良好な環境が維持されている。そのような中、2023年に市内で初めて生息が確認されたことから、新たにリストに加えた。
【概要】
甲幅約2㎝のカニで、オスは片方のハサミが巨大化する。ハサミは白くて目立ち、6月~8月の繁殖期には、このハサミを振り回してメスに求愛する。

※ランクの「今」、「A」、「B」、「C」はレッドリストカテゴリー参照
