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神戸市の温室効果ガス排出量の報告(速報値)

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記者資料提供(2023年10月6日)
環境局環境創造課
神戸市の地球温暖化対策を推進するために改定した「神戸市地球温暖化防止実行計画」に基づき、最新の温室効果ガス排出量を算定しましたので報告します。今後、更なる対策を推進し、市民・事業者・行政が一体となって、2050年カーボンニュートラルの実現を目指していきます。

1.市域全体の状況

 
2021年度の温室効果ガス排出量
 
7,741千トン-CO2(基準年度2013年度比▲37.5%、前年度2020年度比▲4.8%)

2021年度の温室効果ガス排出量は、基準年度2013年度と比べて37.5%の削減、前年度2020年度と比べると4.8%の減少となりました。最終エネルギー消費量が微減となったことや、主要な小売電気事業者である関西電力の二酸化炭素排出係数※1が減少(2020年度 0.351→2021年度0.309 [kg-CO2/kWh])したことなども影響しています。

(※1)単位量あたりの燃料や電力の使用に伴い発生する二酸化炭素量を係数化した数値。電源を構成する火力、原子力、水力、再生可能エネルギー等の割合により毎年度数値が変動する。

表1_市域全体の温室効果ガス排出量(推計値※2単位:千トン-CO2

市域全体の温室効果ガス排出量
(※2)四捨五入の関係で、合計値、増減比又は割合が合わない場合がある。

市域の温室効果ガス排出量 2030年度目標 約60%削減(2013年度比)
 


図1_市域全体の温室効果ガス排出量の推移
市域全体の温室効果ガス排出量の推移
 

2.市の事務事業の状況

2022年度の温室効果ガス排出量

エネルギー起源温室効果ガス排出量
195千トン-CO2(基準年度2013年度比▲21.7%、前年度2021年度比▲6.0%)
非エネルギー起源温室効果ガス排出量
295千トン-CO2(基準年度2013年度比+6.8%、前年度2021年度比+9.4%)

 

2022年度のエネルギー起源(電力や施設燃料、自動車燃料等の利用による)温室効果ガス排出量は、基準年度の2013年度と比べて21.7%の削減となり、非エネルギー起源(ごみ焼却・埋立や下水処理等による)温室効果ガス排出量は、基準年度の2013年度と比べて6.8%の増加となりました。
非エネルギー起源温室効果ガス排出量については、廃棄物部門において廃プラスチック類の焼却量が増加したことなどにより増加しました。

表2_市の事務事業のエネルギー起源 温室効果ガス排出量(推計値※3)     単位:千トン-CO2エネルギー起源温室効果ガス排出量
(※3)四捨五入の関係で、合計値、増減比又は割合が合わない場合がある。
また、地方公共団体実行計画(事務事業編)策定・実施マニュアル(算定手法編)に基づき、一部算定方法を見直した。


表3_市の事務事業の非エネルギー起源 温室効果ガス排出量(推計値)     単位:千トン-CO2
非エネルギー起源温室効果ガス排出量

市の事務事業の温室効果ガス排出量 2030年度目標 

温室効果ガス排出量 エネルギー起源  約50%削減(2013年度比)
温室効果ガス排出量 非エネルギー起源 約20%削減(2013年度比)

参考

(参考資料1)市域全体の最終エネルギー消費量(推計値)           単位:TJ※4
市域全体の最終エネルギー消費量(推計値)
(※4)TJ(テラジュール)は、エネルギーの単位であるJ(ジュール)の10の12乗倍に相当する。


(参考資料2)全国※5の温室効果ガス排出量
全国の温室効果ガス排出量

(※5)全国データについては、環境省作成の「2021年度(令和3年度)の温室効果ガス排出・吸収量(確報値)について」を神戸市で編集して作成。
 

(参考資料3)神戸市と全国の二酸化炭素排出量の部門別内訳(2021年度)

神戸市と全国の温室効果ガス排出量の内訳