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災害時の電動車活用の取り組み

最終更新日:2023年9月22日

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電動車は、走行中の二酸化炭素排出量を抑えられるだけではなく、移動できる電源として災害対策にも役立ちます。神戸市では、災害停電時に電動車を活用して、少し手を加えた建物の天井照明などに給電する「外部給電・神戸モデル」を考案しました。
「外部給電・神戸モデル」や、ごみ焼却を電動車の充電に利用した「災害時給電サイクル」を活用することで、災害時に避難所などへ給電する取り組みを進めています。

外部給電・神戸モデル

あらかじめ簡易で安価な電気工事を行うことで、災害停電時に、電動車から、非常用発電設備がない避難所などの天井照明やコンセントなど施設の一部へ給電する取り組みです。
市内の避難所(学校)のうち、令和5年度末までに約230校への導入を予定しています。

外部給電・神戸モデルのイメージ

特長

  • 外部給電の一般的な手法(V2H:Vehicle_to_Home(外部リンク))と比較して安価に導入可能(約30万円。V2Hは~150万円程度。)
  • 施設内の室内配線を使用するため、天井照明やコンセントに給電可能
  • 小型発電機など、様々な電源の利用が可能

標準的な仕様や導入事例など

外部給電・神戸モデルマニュアル

外部給電・神戸モデル導入マニュアル(PDF:3,744KB)

 

災害時給電サイクル

災害停電時には、ごみ焼却による自立発電が可能な港島クリーンセンター(港島CC)を活用することで、反復して避難所などに電気を供給します。

給電サイクルイメージ

災害時給電サイクルの流れ
①災害による停電時には、神戸市と自動車販売会社等との連携協定に基づき、「外部給電・神戸モデル」の電源として電動車が避難所などへ配車されます。
②電動車が避難所で給電活動を行います。
③④電池残量が少なくなった電気自動車などは、港島CCに移動し、ごみ焼却由来の電力を活用して充電します。
⑤充電が完了した電気自動車などを、反復して避難所へ配車し、給電活動を行います。

お問い合わせ先

環境局脱炭素推進課