記者資料提供(2023年8月31日)
市長室国際部国際課
ロシアによる軍事侵攻で甚大な被害を受けているウクライナの経済復興支援のため
神戸市が日本企業とウクライナ企業のビジネス交流をサポート
~国際フロンティア産業メッセ2023 ウクライナ・パビリオン開設~
ウクライナは、航空宇宙や機械工学などで優れた科学技術力を有する国であり、近年では「東欧のシリコンバレー」と呼ばれるほど、IT産業で目覚ましい発展を遂げております。そうした
ウクライナとのビジネス交流を促進すべく、神戸市では、オンラインによるビジネスセミナーを実施するなど、様々な取り組みを仕掛けてきました。
新型コロナウイルス感染症の影響が減じつつある中、いよいよ本格的にウクライナとのビジネス関係を構築しようとした矢先、2022年2月、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まりました。
しかし神戸市は、ウクライナの産業の現状と強みを広めるため、発信を続けてきました。軍事侵攻直後の2022年4月には、ウクライナIT協会から「戦時下においてもウクライナのITビジネスは止まっておらず、世界各国からのITニーズに応えられることを日本の企業・メディアに示したい」との要請を受け、急遽、オンラインセミナーを実施しました。こうした取り組みを通じ、
2022年5月にはウクライナのソフトウェア開発会社CHIソフトウェアグループが、神戸に日本法人を開設しました。
【ウクライナの経済復興支援に旗を揚げた神戸市】
残念ながら、ロシアによる軍事侵攻は、現時点では、いつ終わるか分かりません。そんな中でもウクライナの国民は、経済を回し、生活していかなければなりません。この状況下で、日本の一自治体としてどのような支援ができるかを考えたとき、日本とウクライナの民間企業同士のビジネス交流を促進し、ウクライナ企業が日本の企業から仕事を得ることができ、それが広がっていけば、ウクライナの経済復興の一助になるのではないか、われわれはこのように考えました。
まず、その第一歩として、2023年9月に神戸で開催される「国際フロンティア産業メッセ」において、在日ウクライナ大使館と共同で、ウクライナ企業の出展ブース「ウクライナ・パビリオン」を開設し、日本企業との新たなビジネスを求めるウクライナ企業を支援します。
国際フロンティア産業メッセ2023「ウクライナ・パビリオン」
企業による先端技術の紹介や新事業創出の基盤となる製品展示を中心に、
特別講演、各種セミナーや交流会など多彩なプログラムを展開し、
技術交流・ビジネスマッチングを進める機会を提供する国際
フロンティア産業メッセ2023が神戸国際展示場にて開催いたします。
この国際フロンティア産業メッセ2023にウクライナ企業を招待し、市内企業とマッチングを図ります。
【概要】
日 時:2023年9月7日(木曜日)、8日(金曜日) 10時00分~17時00分
場 所:神戸国際展示場1・2号館(神戸ポートアイランド)
予定出展規模:427社・団体/496小間(2022年度実績)
主 催:国際フロンティア産業メッセ実行委員会
展 示 内 容 :DX(ICT・ロボット)/健康・医療/環境・エネルギー/
航空・宇宙(ドローン含む)/電気・電子/ものづくり/
ライフスタイル/地域振興・地場産業/グループ出展/
産学連携・支援機関
公式サイトURL:
https://www.kobemesse.com/
ウクライナ・パビリオンページはこちらから:
https://www.kobemesse.com/exhibit/15208
<ウクライナ・パビリオン出展企業 12社が出展予定(8月31日時点)>