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アルツハイマー病患者における全く新しい血液マーカーを発見

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記者資料提供(2024年2月8日)
企画調整局医療産業都市部調査課
公益財団法人神戸医療産業都市推進機構(理事長:本庶佑)は、先端医療研究センター脳循環代謝研究部の田口明彦部長らの研究グループが、解明が進んでいるアルツハイマー病の根本的な発症原因と関連する全く新しい血液マーカーを発見し、その成果が国際学術誌『Journal of Alzheimer's Disease』に2024年1月22日にオンライン掲載されましたので、お知らせします。

本研究の概要

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アルツハイマー病で最も問題となる症状は新規記憶の障害です。新規記憶を担当しているのは脳の海馬と呼ばれる部位にある新生ニューロンであり、アルツハイマー病患者では海馬の新生ニューロンが激減していることより、海馬の新生ニューロンの減少こそが、アルツハイマー病の根本的な発症原因だと考え始められています。私たちのこれまでのマウスを使った研究では、①血液中を循環している白血球が海馬の新生ニューロンに直接作用していること、②アルツハイマー病患者と同様に新規記憶障害・海馬新生ニューロン減少を起こす高齢認知症マウスでは末梢血を循環している白血球の機能・代謝状態が変化していること、が判っていましたが、今回の発見により、実際にアルツハイマー病患者においても、高齢認知症マウスと同様に、白血球の機能・代謝状態が変化していることが、明らかとなりました。
今回の成果は、アルツハイマー病患者における全く新しい血液マーカーの発見であると同時に、高齢アルツハイマー病患者の詳細な発症メカニズム解明や全く新しい治療法開発に繋がる重要な発見です。
※今回の発表の詳細な内容につきましては、添付資料(PDF:666KB)をご参照ください。

発表者

田口 明彦
公益財団法人神戸医療産業都市推進機構
先端医療研究センター 脳循環代謝研究部長
【経歴】

1989年 大阪大学医学部卒業
1996年 米国コロンビア大学 博士研究員
2002年 国立循環器病研究センター 脳循環研究室 室長
2011年 10月より現職
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