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神戸未来医療構想が内閣府の地方大学・地域産業創生交付金「展開枠」に採択されました

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記者資料提供(2024年3月29日)
企画調整局医療産業都市部調査課

 神戸市が神戸大学や産業界とともに推進している「神戸未来医療構想」が、この度、産学官連携による地域の中核的産業の振興や雇用創出と大学改革を一体的に行う優れた取組を支援する、内閣府の地方大学・地域産業創生交付金事業の「展開枠」に採択されました。これにより、2019~2023年度の5年間の国費支援に加え、4年間を限度に支援期間が延長されます。既存の取組をより一層加速・拡大させ、神戸医療産業都市における医療機器開発のエコシステムの形成に取り組みます。

神戸未来医療構想について

 神戸未来医療構想は、内閣府の地方大学・地域産業創生交付金という、産官学連携による地域産業の振興や専門人材の育成等を支援する目的で創設された事業において、2019年度に採択されました。本構想においては、神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター(ICCRC)を中核的な拠点として、医療従事者と工学研究者、企業等がワンチームとなって、臨床現場のニーズを踏まえた医療機器開発を行うとともに、神戸大学において臨床現場に根差した実践的な教育を提供し医工融合人材の育成を進めることで、神戸市における医療機器開発のエコシステムの確立に繋げることを目指しています。

展開枠事業の概要

(1)研究開発
  ⼿術⽀援ロボット「hinotori™サージカルロボットシステム」を核としたAIや5G/6G等の先端技術を⽤いた医療機器の研究開発、実践的教育にもつながる複数の医療機器研究開発プロジェクトを推進します。
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国産手術支援ロボット「hinotori™サージカルロボットシステム」(画像提供:株式会社メディカロイド)

(2)医工融合人材の育成
 神戸大学が2023年度に開講した「医学研究科医療創成工学専攻」や2025年度の設置を予定している「医学部医療創成工学科(仮称)」等において、医療機器開発を推進できる創造的開発人材の育成を行います。
 
(3)新たな拠点整備

「スピード感のある医療機器開発」および「医療機器開発プロジェクトを教材とした実践的カリキュラムによる人材育成」の実施に向け、新たな医療機器開発拠点「メドテックイノベーションセンター(MIC)」を2024年に開設し、持続的な医療機器の創出および創造的開発人材の輩出による地域産業の活性化を目指します。
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医療機器開発拠点「メドテックイノベーションセンター(MIC)」
完成イメージ図(2024年開設予定)

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 URL:http://www.advm.kobe-u.ac.jp/