世界初！「藍色LED光」で海洋生物付着を防止＜実証現場の見学会を開催＞

技術開発の背景

フジツボやイガイなどの海洋生物付着は、

• 発電所等の海水取水路へ大量付着し稼働停止リスクとなる
• 船底に付着すると燃費を悪化させ、輸送コスト・CO2排出量の増加につながる
• 船舶と共に越境移動することで生態系への影響が懸念される

など、海の大きな課題のひとつです。現状は、塩素処理や防汚塗料での対策が一般的ですが、より効率的で環境負荷のない技術の開発が求められています。
世界に先駆けて発見された藍色の光によるフジツボ等の付着繁殖防止効果は、産学連携による超高輝度の藍色LED水中灯の開発へとつながり、2023年12月末～初めての実海域での実証が神戸市内でスタートしました（国内外8か国で特許取得）。

実証概要

点灯パターンの異なる2種類の藍色LED水中灯を海中に沈め、一定期間にわたり対象エリアに向かって照射し、非照射区との生物付着状況を比較し効果を検証します。

実証見学会の開催

KOBEマリンネットワーク(※)と報道機関対象の実証見学会を開催します。
※海洋関連企業や海洋分野進出に興味を持つ地元企業などが参画する、神戸発の分野横断型ネットワーク（詳細はこちら）

日時

①2024年3月7日（木曜）10時～12時
②2024年3月22日（金曜）10時～12時

場所

神戸市水上消防署施設（ポートアイランド内）

取材申込方法

取材を希望される方は、上記よりご都合のよい日時を選択の上、それぞれ前日の12時までにメール本文に【貴社名・ご所属・ご担当者様のお名前・同行者様のお名前・連絡先（電話番号）】を記載の上、下記アドレスまでご連絡ください。実証場所等詳細をご案内します。
申込先：企画調整局調整課海洋担当（ocean(a)office.city.kobe.lg.jp）
※(a)を@に変換してください。

実施事業者

代表企業

株式会社セシルリサーチ（姫路市）

協力

• クルーシャル・クーリング・パフォーマンス株式会社（鹿児島市）
• 新和工業株式会社（神戸市）
• SO BLUE DIVERS 須磨（神戸市）

※株式会社セシルリサーチと新和工業株式会社は、KOBEマリンネットワークのメンバー企業。

海プロジェクト