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写真提供:東京大学生産技術研究所・巻研究室

海洋産業の振興に向けた取り組み

海洋都市神戸、その歴史とは?

神戸は、平清盛の時代に大輪田泊が貿易の拠点として発展し、国際貿易港として神戸港が整備され、港町として知られています。

また、神戸は1881年に川崎重工業が、1905年に三菱重工業の造船工場が建築され、川上・川下の関連産業も育ち、近代工業が発展する基礎となり、今は日本の潜水艦の建造拠点となっています。
そのような海洋都市としての基盤を活かし、海洋産業の振興を図ります。

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神戸が目指す、海洋産業の振興とは?

海洋産業の振興に向けたロードマップ・事業実施計画

2015年度より海洋産業の振興に向けて調査や検討を開始しましたが、中長期的な方針を定めるため、2020年度に有識者等によるロードマップ等作成のためのプロジェクトチームを立ち上げ、これまでの検討結果も踏まえ、10年後の目指すべき姿(ロードマップ)と3年間の事業実施計画にまとめました。
ロードマップを実現するため、事業実施計画に基づき「海洋産業振興プロジェクト」を推進してまいります。

海洋産業の振興に向けたロードマップ

神戸市海洋産業振興に向けた有識者会議

2023年度は、新たな有識者会議を立ち上げ、これまでの取組みを振り返り、その手法や効果を検証し、まだ潜在課題も含めて、海洋をめぐる中長期的な技術や社会情勢の変化に対応可能な複数のシナリオ・政策オプションを提案することを目標に議論します。

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神戸×アバディーン、国際都市としての取り組み

英国スコットランド・アバディーン市長の来神及び覚書の締結

英国・アバディーンはスコットランド第3の都市であり、1975年に北海油田が本格採掘されて以降、北海における石油・天然ガス採掘の拠点都市となり、採掘に由来する海洋産業が発達、クラスターを形成してきました。

2018年6月、市長がアバディーン市を訪問した際に、海洋関連ビジネスや海洋人材育成、水素及びその他の再生可能エネルギー分野における相互連携を進めていくことを目的に「神戸市とアバディーン市との意思確認書」へ署名を行い、その後の協議により、2019年1月にアバディーン市長が来神した折に「アバディーン市と神戸市との覚書の締結」へと発展しました。

具体的な取組


また、2018年6月には、アバディーン市内に位置するロバート・ゴードン大学とも海洋人材育成における相互連携を進めるべく、「神戸市とロバート・ゴードン大学との意思確認書」へ署名を行いました。その連携の一環として、神戸の若者が、北海周辺地域の海洋に関する知識や最先端の技術を同大学で学ぶことができる1週間程度の「神戸市スコットランド・サマープログラム」を2018年から2023年まで実施しています。

2019年4月には、アバディーン市から推薦をいただき、WECP(World Energy Cities Partnership)へ加盟申請書を提出しました。5月に寺﨑副市長が米国・ヒューストン市で開催された総会で神戸の水素エネルギーへの取り組みをPRし、加盟への意思表明を行いました。9月には久元市長が英国・アバディーン市で開催された総会に参加し、総会での加盟投票で神戸市加入が可決され、加盟を果たしました。

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