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KIITO:阪神・淡路大震災から「30年目の手記」の募集〈災間スタディーズ:震災30年目の“分有”をさぐる〉

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記者資料提供(2024年1月10日)
産学連携推進課
神戸市の都市戦略「デザイン都市・神戸」の拠点施設である「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」では、社会貢献活動の活性化や創造性を育むさまざまな活動に取り組んでいます。この取り組みの⼀環として、次のとおりプロジェクトを行います。情報掲載およびご取材のご検討をいただけますようお願い申しあげます。

記録と記憶の間に

五月女哲平「記録と記憶の間に」

 

 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)は、災間文化研究会と協働し、災間の社会を生き抜く術として、災厄の経験を分有するための表現の可能性をさぐるリサーチプロジェクト「災間スタディーズ:震災30年目の“分有”をさぐる」をスタートしました。


 この度、プロジェクトの一環として、阪神・淡路大震災から「30年目の手記」を募集いたします。本プログラムでは、1995年3月から現在まで活動を行う「阪神大震災を記録しつづける会」と連携し、東日本大震災から10年目に実施した「10年目の手記」(主催:東京都、アーツカウンシル東京、企画制作:一般社団法人NOOK)の活動を援用しながら、阪神・淡路大震災から30年を迎える神戸において手記を募集・公開します。


 1995年以降、わたしたちは、地震、風水害、コロナ禍など、いくつもの災害を経験してきました。誰もが災害の当事者となる世の中だからこそ、あらためて、阪神・淡路大震災について思いを馳せる機会となれば幸いです。

阪神・淡路大震災から「30年目の手記」の募集
〈災間スタディーズ:震災30年目の“分有”をさぐる〉

募集内容

阪神・淡路大震災にまつわる手記をお寄せください。
お寄せいただくエピソードは、震災当時に限ったものではありません。
震災からおよそ30年のあいだにあった、あなたが誰かとわかちあいたい思うエピソードをお寄せください。

対象 どなたでもご応募いただけます。
自作未発表のものに限ります。
字数 1,200字以内
必要事項 「手記/タイトル/お名前またはペンネーム(フリガナ)/手記を書いた理由(300字以内、手記と併せて掲載します)/ご連絡先(住所、メールアドレス、電話番号)/1995年の居住地/年齢」を添えて、
KIITOウェブサイト内の応募フォームまたは郵送にてお送りください。
郵送先 〒651-0082 兵庫県神戸市中央区小野浜町 1-4 デザイン・クリエイティブセンター神戸「30年目の手記」担当

※応募で得た個人情報は、当事業以外の目的では使用しません。
 原稿の内容や公開についてお問い合せをする場合があります。

募集期間 2024年1️月17日(水曜)〜12月17日(火曜)
※募集期間中にいただいた手記は、一次締め切りを8月9日(金曜)、
 二次締め切りを10月11日(金曜)とし、一部公開を予定しています。
主催 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
阪神大震災を記録しつづける会
災間文化研究会
企画協力 一般社団法人NOOK
後援 神戸新聞社
NHK神戸放送局
NHKエンタープライズ近畿
【公開方法】

ご応募いただいた手記は、「手記」と「手記を書いた理由」を、以下の方法で公開します。

1. デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)及び協力拠点

2. 「阪神大震災を記録しつづける会」のウェブサイト(2024年9月以降・予定)

3. 連携する報道機関(神戸新聞、NHK神戸放送局)の番組等

※報道機関で紹介する場合は、個別にご連絡をいたします。

※その他、「災間スタディーズ」の企画内での公開・活用(朗読等)、記録集等へ収録させていただく場合があります。

【応募上の注意】

・原稿は返却いたしません。
・「30年目の手記」で集まった手記は、震災の記憶を伝えるアーカイブとして「人と防災未来センター」に寄贈予定です。
・手記を公開する「阪神大震災を記録しつづける会」のウェブサイトは、国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)の収集対象です。公開した情報はWARPウェブサイトにアーカイブされます。
・原稿の公開にあたっては、誤字脱字や改行等の手直しをさせていただく場合があります。
・手記を書かれたご自身以外の方に関する個人情報等の記載、もしくは公序良俗に反する内容や本企画の趣旨に合致しない内容であった場合は手記の掲載を控えさせていただきます。
・公開の可否については事務局において判断いたします。判断理由のお問い合わせはお受けできませんので、あらかじめご了承ください。

【「災間スタディーズ:震災30年目の“分有”をさぐる」について】
災間

災間の社会を生き抜く術として、災厄の経験を分有するための表現の可能性をさぐるリサーチプロジェクト。さまざまな災厄の“あいだ”=「災間」、災厄の経験を分かちもつ=「分有」という2つのキーワードを軸に、阪神・淡路大震災から30年を迎えようとする2025年に向け、震災を経験した地で行われた活動と、それによって生まれた記録や表現に光をあて、さまざまなリサーチやプログラムを通して、継承の糸口をさぐります。
主催:デザイン・クリエイティブセンター神戸、災間文化研究会  実施期間:2023年11月〜2025年3月(予定)

#0上映会+トーク「“わたし”をひらく術としてのアート」会場の様子


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【災間文化研究会について】

2021年に実施したTokyo Art Research Lab「災間の社会を生きる術(すべ/アート)を探る 災害復興へのいくつもの「かかわり」から」でのディスカッションをきっかけに活動を開始。災間の社会を生き抜く術としての文化的な営みに目を凝らし、耳を傾けることの試み。議論を交わし、実践を重ねて、“間”で動くメディアとしてのふるまいを模索する。発足時のメンバーは佐藤李青(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)、高森順子(情報科学芸術大学院大学 研究員、阪神大震災を記録しつづける会)、宮本匠(大阪大学大学院人間科学研究科 准教授)、小川智紀(認定NPO法人STスポット横浜 理事長)、田中真実(認定NPO法人STスポット横浜 事務局長)。2023年5月、記憶を〈分有〉する表現にまつわるメールマガジン「分有通信」発行。bun-tsu編集部には編集者の辻並麻由が参加。https://researchmap.jp/community-inf/Saikan-Studies