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記者資料提供(2023年11月13日)
兵庫区総務部地域協働課
「みんなのバス」は、兵庫区に本社を置く株式会社神戸マツダによる社会貢献の一環として2020年12月から実証運行を開始しました。2023年12月14日から、道路運送法第4条による一般乗合旅客自動車運送事業として本格運行に移行します。
交通事業者でない企業が主導し、バスの本格運行につなげた事例は全国的に珍しく、今後、新しい地域交通の一形態となる可能性があります。
また、本格運行を記念し、兵庫区が「兵庫区おかんアートプロジェクト」を実施します。「みんなのバス」がもっとみんなに愛されるバスとなるよう、兵庫区のおかんたちが車内をおかんアートで装飾し、下町・兵庫区らしさを個性豊かに表現します。
■事業主体 株式会社神戸マツダ
■運行事業者 みなと観光バス株式会社
■運行開始日 2023年12月14日(木曜)
■乗客定員 12名
■ルート 別添チラシのとおり
■運行時間 【平日】 7時30分頃~19時30分頃(毎時2便)
【土日祝】9時00分頃~18時00分頃(毎時1便)
■運賃設定 大人210円 小人110円
(実証運行中に実施していた敬老・福祉パス所有者への減免なし)
※運賃減免の見直しを除き、実証運行からルート・運行時間等に変更はありません。
主なバス利用者層でもある兵庫区の「おばちゃん」たちが、みんなのバスを「おかんアート」で装飾し、乗って楽しい魅力ある空間づくりを行うことで、利用者増を目指します。まるで実家のような、懐かしく暖かい空間が乗客を優しく迎え、活動的な生活の支えとなることを目指します。
画像提供:下町レトロに首っ丈の会
■装飾内容 座席シート、ぬいぐるみ ※装飾は1号車(1台)のみ 3号車(1台)に変更(12/14時点)
■展示開始日 2023年12月14日(木曜)~
■制 作 下町レトロに首っ丈の会(兵庫区・和田岬)
■「みんなのバス」運行の経緯
兵庫区の既存公共交通は、南北移動に時間がかかることも多く、区民から南北交通の充実に関する要望を受けていた。
2020年、創業80周年を迎える神戸マツダより、モビリティを通じた社会貢献ができないかとの打診があり、運行事業者をみなと観光バス株式会社とし、バス運行の実証運行を開始。(みんなのバス公式HPはこちら)
■株式会社神戸マツダ 代表取締役社長 橋本 覚 コメント
企業の存在理由は「社会課題の解決」との理解のもと、社名に地域の名(神戸)を冠している弊社「神戸マツダ」は、社是である「5Happy(お客様の幸せ/社員とその家族の幸せ/協力者の幸せ/地域の幸せ/社会・環境の幸せ」のうち、「地域の幸せ」にダイレクトに貢献する「みんなのバス」の実現に向けて、日々活動している。
弊社本社のある神戸市兵庫区の「地域の幸せ」を実現するには、何ができるのか。
創業70周年(2011年)当初より、兵庫区内の南北を結ぶ交通手段の確保に関する検討を開始し、2020年12月に「みんなのバス(兵庫区南北バス)」の実証実験をスタートさせた。
現在、中期計画2030ビジョン「バリュー・チェンジャー」で掲げているパーパス(企業の存在意義)、「みんなに寄り添い、付加価値を提供する、5Happyモビリティカンパニー」の実現に向け、全社を挙げて、道路運送法第4条による本格運行を支援し続ける決意であります。
引き続き皆様のご支援・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
■おかんアートとは・・・
下町・兵庫区を象徴する、“お母さん(おかん)”が作るアートのこと。お金をかけずいらない物(日用品や廃材など)を再利用して作られ、基本的に役に立つとは言い切れないが、勢いと下町的暖かみがある。空間のあらゆる場所に侵攻し、作品を置いた瞬間にどんなにおしゃれな部屋ももっさりとさせる破壊力を持つ。作りすぎて家の中に置き場がなくなり、人に配布されたりするのも特徴。
■「下町レトロに首っ丈の会」プロフィール
伊藤由紀(駄菓子とクレープの店「淡路屋」店主)と山下香(甲南女子大学文学部准教授、建築まちづくり事務所「状況設計室」代表)を中心に、神戸市・和田岬を拠点に活動する(2005年~)。下町に残る人や空間といった地域資源を発掘しその魅力を発信しており、現在おかんアーチストと共に、月一開催する「おかんアート大学」や「おかんアート展」に取り組んでいる。現在新メンバーを募集中。
主な展示に、「Museum of Mom’s Art ニッポン国おかんアート村」(2022、東京都渋谷公園通りギャラリー)など。
▽みんなのバス本格運行チラシ(PDFのダウンロードはこちら(PDF:2,281KB))