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熱中症に気を付けて! 熱中症による救急搬送増加中

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記者資料提供(2023年7月12日)
健康局健康企画課
気象庁の発表によると、今夏は例年より暑くなる見込みです。
熱中症は強い日差しや高温状態により、体温が上昇し、めまい、頭痛、吐き気、疲労感が生じ、意識障害等から命に関わることがあります。
例年、梅雨明けの7月から8月にかけて、熱中症による救急搬送が急増します。
熱中症対策に今すぐ取り組むことが大切です。

1.意外と知らない熱中症の情報

1)熱中症による搬送の約半数が屋内(神戸市:2022年度集計)

  • 室内は熱がこもりやすく、換気が悪いと外より暑い場合があります。
  • 熱中症の搬送者のうち、約7割は高齢者であり、特に注意が必要です。
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搬送場所について

屋内のうち 1位:自宅(約92.2%)
屋外のうち 1位:道路(約43.1%)

2)夜や睡眠中にも熱中症の危険。

  • 熱中症により、約1割は夜間(21時以降)に搬送されています。
  • 睡眠中も呼吸や汗で水分が排出され、補給ができず脱水を起こします。

予防するには、寝る前にコップ1杯程度の水を飲むことが大切です。
特に高齢者は、夜間のトイレを避けるため水分を控えて、脱水を起こしやすいことが分かっています。

3)子どもの熱中症は、大人が気をつけて

  • 子どもは身長が低く、地面からの照り返しの影響が強いと言われています(ベビーカーも同様)。
  • 子どもは「体温調整機能が未発達」「喉の渇きや体調不良を自分で伝えられない」等、熱中症になりやすいことから、大人がこまめな水分補給や暑さを避けるなどの対策を行う必要があります。

2.熱中症を防ぐポイント

1)水分をこまめに補給

1日1.2L以上が目安。併せて塩分も適度に補給。

2)暑さを避ける

外出時

暑い時間帯の外出を避ける。外出時は帽子や日傘を活用。

室内

エアコン・扇風機で涼しく保つ。カーテンの活用など直射日光を避ける。濡れタオルを首に巻いて血管を冷やす。

3.熱中症警戒アラートについて

熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。
発表された情報は、テレビ・SNS等を通じて発信されます。
発信されている日は、外出を控える、エアコンを使う等の、熱中症の予防行動を積極的に行いましょう。
環境省『熱中症予防情報サイト』に登録すると、居住地のアラート情報が届きますので、ぜひご活用ください。
神戸市ホームページ内でも登録先をご案内しています。

4.参考