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防災協力事業所及び災害連絡員(はちどりネット)

最終更新日:2023年9月11日

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防災協力事業所出初式(自動車整備振興会)
 

はちどりネットとは

「はちどりネット」(防災協力事業所/災害連絡員)とは、JR福知山線列車脱線事故を契機として、身近で事故などが発生した場合、登録された事業所(防災協力事業所)が自分たちのできる範囲でできることを自主的にしていただくと共に、あらかじめ登録した住民や事業所など(災害連絡員)に事故発生の一報を伝える連絡網を整備するための制度です。※2007年(平成19年度~)

はちどり概要イメージ図(PDF:108KB)

はちどりネットの「はちどり」とは?

「はちどりネット」のはちどりとは、南米アンデス地方の先住民に伝わる民話で、一つひとつは小さい力でも、自分ができることをしようとする大切さを伝える物語から名付けています。

アンデス地方に伝わる民話

森が燃えて多くの動物が逃げる中、一羽の小さなハチドリだけがくちばしで一滴のしずくを何度も運んでいた。それを見ていた他の動物たちは笑うが、そのハチドリは「私にできることをしているだけ」と答えるという物語。

ハチドリは、ハチドリ科の鳥の総称で、全長7cm以下のものが多く主に熱帯に生息する。最小のものは5cmで鳥類の中で一番小さい。空中に静止でき花の蜜を吸う。別名ハミングバード、はちすずめ。(小学館「大辞泉」より)

防災協力事業所及び災害連絡員(はちどりネット)

(1)防災協力事業所

防災協力事業所出初式
防災協力事業所に登録する場合、特に特別な技術等は必要ありません。
各事業所ごとに災害時に「出来る範囲で」「出来ること」をしていただこうという趣旨で登録していただいています。
現在ご登録いただいている防災協力事業所について、登録時に想定されている「出来ること」についていくつか挙げてみました。
※ここに挙げている活動例はあくまで予想される活動であり、必ず行わなければならないものではありません。

事業所の例/「できること」の例
業種 登録されている内容例
漁業協同組合 保有する船舶による水難救助活動など
建設業 保有する重機による救助活動など
医療機関 医療資材の提供・医療活動など
交通事業所 車両の提供・車両やバイクなどによる資材の搬送など
物販店 資機材の提供・飲料水の提供など
一般事業所 人・車両の提供など

(2)災害連絡員(情報連絡網)

災害の発生を知らせる情報連絡網の構築については、各地域の特性を鑑みて消防署ごとに取り組んで実施しています。多くは防災福祉コミュニティの役員宅や防災協力事業所として登録する事業所を「災害連絡員」としてあらかじめ登録を行い、いざという時にはFAXや電話など各消防署で構築した連絡体制により災害発生などをお知らせします。
各災害連絡員は連絡を受けるとそれぞれの地区の住民や従業員にその旨を伝えます。
区によっては「ひょうご防災ネット」による携帯電話メールによる連絡体制を構築しているところもあります。

ひょうご防災ネットについては、はちどりネットに関係なく、メールができる携帯電話をお持ちの方ならどなたでも登録することができます。気象警報や避難勧告、地震情報など全市的な情報を携帯電話にメールでお伝えするものです。
(はちどりネットの情報については、ひょうご防災ネットよりさらに範囲を限定し、各区(署)で発生した事故など、地域により限定した情報を提供することを想定しています。また携帯電話メールに限っておらず、署ごとの電話などの連絡網を活用したものです。)
ひょうご防災ネットについて、詳しくは下記の関連リンクをご覧ください。

お問い合わせ先

消防局予防部予防課