ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2026年6月 > フランスの革新的固定技術を公共工事で初実証 ~神戸発・欧州技術の日本市場導入に向けて~
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記者資料提供(2026年6月25日)
経済観光局企業立地課・建設局公園部企画課
神戸市は2023年5月に欧州ビジネスオフィスを開設し、先端技術を有する欧州企業の誘致と市内ものづくり企業の欧州市場進出に一体的に取り組んでいます。この度、この活動の一環でフランスの中小企業Coldpadが開発した「非穿孔型(ひせんこうがた)あと施工アンカーシステム(穴をあけずに固定できるアンカー工法)」を神戸市の公共工事で実証的に導入しました。
本実証では、神戸の都心部において、街路樹の植樹枡に設置するサインの基礎として施工を行いました。神戸市は今回の実証を通じ、Coldpadの日本市場での展開を後押しし、将来的な市内での同社製品の製造誘致による市内経済の活性化を目指しています。
神戸市中央区波止場町1
街路樹の植樹枡に、企業協賛の看板(W200×H900)を設置する。
都心部の地表面下には、様々なインフラ設備があり、地中に基礎が必要な構造物を設置する際に障害となるケースも多い。その中で、非穿孔型という手法を持つこのシステムは、障害をクリアする手法の示唆となった。
本施工では「真空接着」というアプローチで従来は困難だったわずか10cm程度の幅の構造体を傷つけることなくスムーズに作業を完了できた。これにより従来は細すぎてアンカーが打てなかった部材(細い柱、意匠性の高いフレーム)への展開が見込める。インフラの長寿命化が急務となる中、穴あけによる構造物の傷つけは寿命を縮める要因となる。Coldpadの非破壊技術は、「構造物を傷めない」というメンテナンスフリーを可能にする新しいスタンダードになると感じている。
2011年にフランスで設立されたエンジニアリング企業。構造物向けの接着型固定・補修ソリューションを提供する。主にエネルギー、建設、海洋・産業分野を対象に、溶接や穿孔(穴あけ)を伴わない“非侵襲型”の施工技術を強みとし、安全性向上や作業時間縮小に貢献する。
1938年創業。仮設鋼材及び地下工事のシェアで国内トップクラスを誇るほか、補強土壁工法や環境配慮型技術の導入など、常に業界の課題解決に資する最先端ソリューションを提供。海外の優れた建設技術を日本市場へ適応させるパートナーシップを強化しており、本プロジェクトにおいてもColdpadの国内展開を通じ、建設現場の生産性向上と安全性向上を推進する。
神戸市では欧州企業の誘致のため、国際フロンティア産業メッセにおいて欧州企業の技術を紹介する神戸市欧州パビリオンを展開しています。
昨年9月にはColdpad及び日本での販売パートナーであるヒロセホールディングスが出展し、来場者から大きな注目を集めました。