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【神戸人口ビジョンの改定】神戸市“独自”算定による将来推計人口をダッシュボードで公表

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記者資料提供(2024年2月14日)
企画調整局政策課
神戸市では初めて独自の算定手法で将来人口推計を行い、このたび公表に至りました。(昨年12月に公表された国立社会保障・人口問題研究所の「日本の地域別将来推計人口」とは別手法で算定。)
今回公表の推計の特長として、「独自の算定方法採用による精度向上」や「毎年度ごとの更新が可能」、「ダッシュボード(複数のデータを可視化)の活用」などがあげられ、目まぐるしい社会情勢の変化に対応した足許のトレンド把握が容易となり、今後の公共施設の再配置検討や人口規模を踏まえた施策の立案に活用していきます。
また、この将来推計人口を「神戸人口ビジョン」にも位置づけ、次期総合基本計画策定事業では基礎資料とし、検討を進めていきます。

市内将来推計人口概要

  • 全国の動向と同様に人口減少は進行し、2070年には約88.9万人(約42%減)になる
  • 市内全ての行政区で人口が減少する(2050年時0.5%~33%減)
  • 老年人口(65歳~)は2044年にピークとなり、人口の約40%の48.8万人に達する
(推計期間は2023年から2070年までの約50年間(行政区別は2050年までの約30年間))
図1

公表場所

従来の人口ビジョン(将来推計人口)との違い

従来の人口ビジョン(2020年3月改定)では、5年に一度実施される国の国勢調査結果を基準人口とし、国立社会保障・人口問題研究所による推計を参考にしながら将来推計人口を算定していました。

今回の人口ビジョンでは、住民基本台帳データ(5月時点)を基準人口とし、出生数の算定など、独自の設定で将来推計人口の算定を行っています。これにより、毎年の更新が可能となり、目まぐるしい社会情勢の変化に対応した足許のトレンド把握が可能となります。

次期・総合基本計画策定プロジェクト

2023年度(令和5年度)よりプロジェクトを開始し、現在、まちの基本理念である次期「基本構想」の素案の策定作業中です。来年度からは、より具体的な中長期的な神戸市の将来を描く次期「基本計画」策定事業に着手します。市民や学生、企業、NPOの皆様など様々な方々の参画を得ながら、ワクワクする神戸の将来像を形作っていきます。
参考ページ

神戸人口ビジョンについて

「地方版総合戦略」の策定には、人口の現状及び将来の見通しを示す「地方人口ビジョン」を策定し、これを踏まえることとされています。

この度公表した新しい人口ビジョンは、既に公表済の人口統計情報等と合わせて、2020年(令和2年)3月に公表した「神戸人口ビジョン」の改定版とし、次期・地方版総合戦略(神戸2030ビジョン)及び、その上位計画である次期・神戸市基本計画策定における基礎資料とします。
図2-1