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スマホでできる生物調査をしてみませんか?~アプリを使って夏の生きもの探し~

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記者資料提供(2023年5月25日)
環境局自然環境課

スマホでできる生物調査をしてみませんか?~アプリを使って夏の生きもの探し~

神戸市は人口150万人を超える大都市である一方で、都市近郊に里山が広がっている自然豊かな都市です。神戸が目指すべき里山を実現するための方策を明らかにし、一人ひとりが里山の豊かな恵みを持続的に享受することを目的として、「KOBE里山SDGs戦略」を2023年1月に策定しています。

一方、外来生物や有害鳥獣による生態系被害等も発生しています。特に近年新たに神戸市内で確認されたツヤハダゴマダラカミキリやクビアカツヤカミキリは樹木を食害し、枯死に追いやる外来生物です。

今回、株式会社バイオームと連携し、AIにより動植物93,000種を判定するスマホアプリ「Biome」を活用し、神戸市で確認された外来種や、里山などの豊かな環境の指標となる生きものを含む15種類の生物を対象とした市民参加型の調査を実施します。神戸市全域での生物調査に、ぜひご参加ください。
バイオームイメージ

「Biome」を活用した市民参加型の生物調査について
(クエスト:夏休み生きものクエスト神戸で夏の生きものさがし~)

神戸市全域を対象として、ツヤハダゴマダラカミキリ、クビアカツヤカミキリ等特定の外来種および豊かな環境の指標となる生きものの調査を行いますので、お手持ちのスマートフォンに「Biome」をダウンロードの上、ご参加ください。
ツヤハダゴマダラカミキリは日本固有種のゴマダラカミキリと似ていますので、「Biome」に記載の見分け方の説明をよくご覧いただき、見分けやすいよう、背中側から全身を写すように写真を撮影してください。

(1)期間:2023年6月1日(木曜日)~2023年8月31日(木曜日)まで
(2)クエストの対象種

対象の生物:15種

1神戸の外来種
①ツヤハダゴマダラカミキリ、②クビアカツヤカミキリ、③アカミミガメ、④アメリカザリガニ、⑤キマダラカメムシ

2里山の生きもの
⑥コクワガタ、⑦ヤマトタマムシ、⑧ハグロトンボ、⑨キイトトンボ⑩オニヤンマ、⑪ミンミンゼミ、⑫ニイニイゼミ、⑬ニホントカゲ、⑭トノサマガエル、⑮アカハライモリ

(3)調査への参加方法
・対象期間中に、神戸市内で対象の生きものの写真を撮影し、投稿してください。
(4)その他
・本クエストの対象期間が終了した後も「Biome」を利用した投稿は可能です。
・昨年実施した生物調査の結果は以下の報告書をご覧ください。
昨年度Biome調査結果(PDF:9,256KB)

スマートフォンアプリ「Biome」とは

株式会社バイオームが開発・運営している無料のスマートフォンアプリです。生きものの写真を撮影することにより、独自のAIが種を判定します。生きものに詳しくない方でも気軽に生物を調べることができます。図鑑機能もあり、撮影した生きものの情報をその場で調べることも可能です。
「Biome」にはクエストというイベント機能があり、生物調査ができます。今回はこのクエストを活用し、生物調査を実施します。
アプリについては、以下のQRコードからダウンロードください。
バイオームQRコード

カミキリポストの開設について

ツヤハダゴマダラカミキリは、六甲アイランド内で多く発生していることが確認されています。そこで、地元団体の協力を得て、六甲アイランド情報交流センターにカミキリポストを設置し、市民が採集したツヤハダゴマダラカミキリを神戸市が回収・駆除します。
設置期間は2023年6月1日(木曜日)~2023年8月31日(木曜日)の予定です。


(参考1)KOBE里山SDGs戦略

神戸市:KOBE里山SDGs戦略

(参考2)ツヤハダゴマダラカミキリ

神戸市:外来種「ツヤハダゴマダラカミキリ」

(参考3)クビアカツヤカミキリ
神戸市:特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」