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親子防災料理教室【優秀レシピ】紹介

最終更新日:2023年12月26日

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概要

中央区では、災害時に備え、地域防災力の向上を図るため、地域と神戸学院大学 “防災女子”によるローリングストックを用いた料理教室など「地域防災力アッププロジェクト」を2017年より実施しています。

神戸学院大学栄養学部 講師 伊藤智氏監修の下、現代社会学部社会防災学科に所属する女子学生で結成された“防災女子”にご協力いただき、「地域×防災女子 防災力アッププロジェクト『親子防災料理教室』」を開催しました。

災害時に役立つ「ローリングストック法」

「ローリングストック法」とは、無理なく備蓄し、備蓄した食料を無駄にしないために、備蓄食料を普段の食事に使いながら(ローリング)、備蓄する(ストック)方法のことです。非常時専用の非常食ではなく、レトルト食品や缶詰など普段食べている食材を災害時に活用します。

備蓄する食料は定期的に使うことを前提としているため、保存期間は半年程度です。そのため、備蓄する食品の幅が広がり、自分好みでおいしい食品を備蓄したり、高血圧や糖尿病など持病がある人やアレルギー体質の人も安心して食べられる食品を備蓄しやすくなります。 


ローリングストック法

優秀レシピ

料理テーマ「ごはんに合うおかず」
参加者のみなさんが作ったレシピの中から、地域ごとに優秀レシピを決定しました!
脇の浜地域 優秀レシピ
『野菜たっぷりコンソメスープ』
コンソメスープ
材料【4人分】
・コーン 適量
・だいこん 適量
・にんじん 小1本
・大豆 適量
・アスパラガス 適量
・コンソメの素 
・水 700~800cc

作り方
①野菜を食べやすいサイズに切る。
②ポリ袋に材料を全て入れ、加熱する。
※ポリ袋調理の注意事項※
 

神戸学院大学栄養学部 講師 伊藤智氏コメント
5種類の食材を使っているので、見た目が華やかになり、栄養もしっかりとれますね。味付けはコンソメの素を使っていますが、アスパラガスのうま味や風味もあり、とてもおいしくできあがりました。

『ぐざいたっぷりカレー』
curry
材料【4人分】
・温めずに食べられるカレー
・炭火焼き鳥 数本
・厚切りベーコン(缶詰)
・にんじん 小1本
・だいこん 適量
・ブロッコリー 適量
・コーン 適量
・枝豆 適量

作り方
① 材料を食べやすいサイズに切る。
② ポリ袋に材料を全て入れ、手で揉み込むように混ぜ合わせる。
③ 沸騰した鍋にポリ袋の口を輪ゴムで止めた②を入れて20~25分加熱する。
※ポリ袋調理の注意事項※
※ポリ袋調理の基本 お米を炊いてみよう※
 

神戸学院大学栄養学部 講師 伊藤智氏コメント
レトルトカレーに野菜、焼き鳥やベーコンの缶詰を加えることで、赤・黄・緑の三食栄養群全てそろった栄養豊富なカレーに仕上がりましたね。いつもの食事でレトルト食品をそのまま食べるのではなく、野菜などをプラスすることで豪華な一品に変身しますね。

橘地域 優秀レシピ
『やさいたっぷりホワイトシチュー』
ホワイトシチュー
材料【4人分】
・ホワイトソース缶
・水 500cc
・鮭はらす(缶詰)
・大豆 適量
・にんじん 適量
・だいこん 適量
・コーン 適量
・アスパラガス 適量
・ブロッコリー 適量
・お湯だけでマッシュポテト 適量

作り方
① 材料を食べやすいサイズに切る。
② ポリ袋にホワイトソース缶と野菜と水を入れ、手で揉み込むように混ぜ合わせる。追加でマッシュポテトを入れてとろみをつける。
③ 沸騰した鍋にポリ袋の口を輪ゴムで止めた②を入れて20~25分加熱する。
④ 皿に取り分けた後、鮭をトッピングする。
※ポリ袋調理の注意事項※
 

神戸学院大学栄養学部 講師 伊藤智氏コメント
野菜を細かく切ってあり、彩り良く、火が入りやすく工夫している点が良いと思います。災害時は慣れない環境で盛り付けることになります。マッシュポテトを使ってとろみ付けしてあり、災害時の盛り付けにも最適です!

『ポテトサラダ』
ポテトサラダ
材料【4人分】
・お湯だけでマッシュポテト 適量
・枝豆 適量
・コーン 適量
・塩こんぶ 適量
・マヨネーズ 適量

作り方
① マッシュポテトにマヨネーズを混ぜる。
② ①と材料全てを混ぜ合わせる。
③ ②とごはんを盛り付ける。
※ポリ袋調理の注意事項※
※ポリ袋調理の基本 お米を炊いてみよう※
 

神戸学院大学栄養学部 講師 伊藤智氏コメント
普段の食卓でよく食べるポテトサラダですが、塩こんぶのうま味と塩味を味付けに利用した、一味違うポテトサラダに仕上がりましたね。えだまめはたんぱく質が豊富な野菜ですので、災害時の栄養バランスを整える上で有効なレシピです。

若菜地域 優秀レシピ
『いろいろ蒸しパン』
若菜最優秀レシピ
材料【2人分】
・ホットケーキミックス 100g
・水 50cc
・牛乳 50cc
・ベーコン(缶詰)
・にんじん 適量
・芋けんぴ 適量
・砂糖 小さじ1

作り方

① ポリ袋に材料を全て入れ、手で揉みこむように混ぜ合わせる。
② ①を軽く空気を抜いてポリ袋の口を輪ゴムで止める。
③ 沸騰した鍋に②を入れて15~20分加熱する。
※ポリ袋調理の注意事項※

神戸学院大学栄養学部 講師 伊藤智氏コメント
蒸しパンにいろいろ入れて、おいしくなった!というレシピですね。災害時に不足する野菜も入っていますね。芋けんぴ、ベーコン、にんじんの甘みと塩味が混ざって新しい発見でした。

『親子丼』
若菜優秀レシピ
材料【2人分】
・卵 2個
・玉ねぎ 適量
・鶏のオリーブ漬け(缶詰)
・無洗米 150g

作り方

①玉ねぎを調理ばさみで切る。
②ポリ袋に材料を全て入れ、手で揉みこむように混ぜ合わせる。
③沸騰した鍋にポリ袋の口を輪ゴムで止めた②を入れて20~25分加熱する。
※ポリ袋調理の注意事項※
※ポリ袋調理の基本 お米を炊いてみよう※

神戸学院大学栄養学部 講師 伊藤智氏コメント
災害時に不足しやすいたんぱく質を、卵と鶏肉から食べられるレシピになっていますね。卵、鶏肉は発災直後であれば、喫食可能ですし、味付けにめんつゆなどを使えば、ポリ袋調理でも美味しくできます。刻みねぎで緑色が入って、盛り付けも綺麗にできています。

雲中地域 優秀レシピ
『ベーコンレーズンピラフ』
雲中最優秀レシピ
材料【2人分】
・無洗米 150g
・水 215cc
・ベーコン(缶詰)
・レーズン 適量

作り方
①ポリ袋に米、水、ベーコン、レーズンを入れて、ベーコンを少しつぶしながら袋の上から揉むように混ぜる。
②①を軽く空気を抜いてポリ袋の口を輪ゴムで止める。
③沸騰したお湯に②を入れて、25~30分加熱する。
※ポリ袋調理の注意事項※
 

神戸学院大学栄養学部 講師 伊藤智氏コメント
調理に使った道具が「ポリ袋」のみで、災害時にぴったりなレシピです。どの家庭にも必ずあるローリングストック食材のお米と、缶詰のベーコン、レーズンをピラフにしたのがとてもユニークでよかったです。

『トマトと鶏肉のショートパスタ』
雲中優秀レシピ
材料
・ショートパスタ 適量
・鶏のオリーブ漬け(缶詰)
・トマト缶
・ブロッコリー 適量
・水

作り方
①ポリ袋に鶏のオリーブ漬け、トマト缶、ブロッコリーを入れて混ぜる。
②別のポリ袋にショートパスタと水を入れる。
③沸騰したお湯にポリ袋の口を輪ゴムで止めた①と②を入れて、①は10分、②は25分加熱する。
※ポリ袋調理の注意事項※
 

神戸学院大学栄養学部 講師 伊藤智氏コメント
早ゆでのショートパスタを使うことで、短時間に栄養バランスが整った食事ができる良い例です。鶏のオリーブ漬けの缶詰を使うことで特別感が出て、食べる時にワクワクしますし、いつも食べ慣れているトマト、ブロッコリーが入っているので、気が張り詰めた災害時でもほっとできますね。

ポリ袋調理

注意事項

  • 使用するポリ袋は、ハイゼックスや高密度ポリエチレン製(※厚さ0.01mm以上、耐熱温度110度以上のもの)を選びましょう。
  • ポリ袋を使用する前に、必ず耐熱温度などを確認してから使用しましょう。
  • 調理の時、鍋にポリ袋が触れないように、鍋底に金網や皿などを敷きましょう。
  • 加熱すると袋が膨張するので、空気を抜いて袋の口を輪ゴムで止めましょう。
  • みりんやアルコールを入れると揮発し、袋が膨張して破裂することがあります。

ポリ袋調理の基本【お米を炊いてみよう!】

作り方
① 無洗米と水を1:1.1の割合でポリ袋に入れる。(米に対して、水を少し多めに加える。)
② できるだけ空気を抜いてポリ袋の口を輪ゴムで結ぶ。
③ 湯が沸いたら、鍋底にポリ袋が直接触れないように皿などを敷き、その上にポリ袋を入れ、湯煎で25分加熱後、10分蒸らす。

”防災女子”とは

神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科の女子学生有志のグループ。
女性目線で防災を考え、ローリングストック食材を活用したアレンジレシピの提案など、新鮮なアイデアで防災啓発活動に取り組んでいます。

関連リンク

お問い合わせ先

中央区総務部地域協働課