最終更新日:2025年7月18日
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こうべ小学校は市内でも人口の集中が著しい中央区の都心エリアに位置しており、児童数の増加に伴い、運動場に仮設校舎を設置して必要な教室数を暫定的に確保していましたが、当該小学校区は今後も複数のマンション建設等が計画されており、児童数の増加が見込まれています。
将来的にはさらに教室が不足することが懸念されていることから、過密化対策及び受入れ体制の確保を図るために屋外プール及び学習園が位置する敷地内南側において、屋上にプールを集約した新たな校舎を増築することとなりました。
外装計画
周辺や隣接する相楽園との調和を図ることを目的に以下2点に配慮したデザインとしています。
特徴的なデザイン要素の共有
相楽園の外観の特徴である「黒い切妻屋根」と「白い外壁」を増築校舎に用いることによる外観の調和。
校舎の圧迫感の低減
軒先・庇、ルーバー等により、壁面を分節化し、高さ方向の圧迫感の軽減。
平面計画
1階:開放室+給食室、2~4階:教室関係、5階:プ-ルとし、明確な「階層分け」とし、機能的でわかり易いゾ-ニングとした上で、既存渡り廊下を延伸し、既存校舎の1階と増築校舎の2階が接続する計画とすることで、児童の利便性に配慮しています。
平成27年度に実施した耐震診断の結果を受け、耐震性を確保するための耐震補強工事を行いました。併せて市景観を形成する重要な異人館として、老朽化に伴う保存修理工事を実施しました。
外観(主屋テラス)
展示室(主屋)
喫茶室(付属室)