繊維筋痛症

最終更新日:2023年9月28日

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線維筋痛症(FM)とは

わが国では、有病率が人口の約1.7%と比較的頻度の高い病気です。
75%以上が女性で40歳後半の年代に多い疾患です。
3カ月以上の長期にわたって、身体の広い範囲に痛みが持続したり再発したりします。
痛み以外に、身体の強いこわばり、倦怠感、疲労感、頭痛、不眠、うつ気分、ドライアイや微熱、物忘れ等多彩な症状を伴います。
原因は、正確なことは現状ではわかっていません。通常、さまざまな検査を行っても、共通した特徴的な異常がみられない事から、わが国では線維筋痛症の診断が遅れることがしばしばあります。

線維筋痛症の治療等

現在のところ、線維筋痛症を完治させる治療法は確立されておらず、主に痛みをコントロールすることを目的とした治療が行われます。線維筋痛症の方は、長期間にわたる激しい痛みのために日常生活への影響が大きく、しばしば社会生活が著しく困難になることが大きな問題となっています。また、周囲の理解を得ることが難しい事もあり、線維筋痛症の方々の大きな負担になっています。

関連リンク

厚生労働省ホームページ(難病・慢性の痛み関連情報)(外部リンク)
「線維筋痛症ガイドライン2009」(外部リンク)

お問い合わせ先

健康局保健所保健課