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最終更新日:2021年10月4日
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5月12日の筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)世界啓発デーにあわせ、神戸市では、講演会を実施し、啓発活動の一環として市内の著名建造物をブルーにライトアップします。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和2年度の講演会は実施しません。
筋痛性脳脊髄炎(Myalgic Encephalomyelitis: ME)/慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome:CFS)は、これまで健康に生活していた人がある日突然原因不明の激しい全身倦怠感に襲われ、それ以降強度の疲労感と共に、微熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感、思考力の障害、抑うつ症状などが長期にわたって続くため、健全な社会生活が送れなくなるという病気で、現段階では治療法が確定していません。
ME/CFSは「強烈な全身倦怠感」が「回復せず」に「日常生活が著しく困難になる」疾患で、一般的な慢性疲労とは全く異なる状態です。
厚生労働省研究班の調査では、日本における人口の約0.1~0.3%(8~24万人)の患者さんがいるのではないかと言われていますが、正確なところはわかっていません。
ME/CFSは、症状に耐える苦しさだけでなく、周囲の人たちに「サボっている」と誤解されるつらさや、働けないことによる経済的な不安がストレスとなり、症状がさらに悪化している例も多くあります。
客観的な検査方法も確定しておらず、また診断を確定することが難しいため、何年も診断がつかずに悩み続ける方もいます。
これらの症状が6か月以上持続ないし再発を繰り返している場合は、ME/CFSが疑われます。この病気は治療法が未確立ではありますが、現在、その病因・病態の解明や診断、治療法の開発が進められているところで、専門医もいます。
あてはまる症状が多い場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
慢性疲労症候群の診断基準、最新の研究報告などに関する情報は下記をご覧ください。
また利用者の便宜を図るため、患者団体のホームページをご紹介します。