ホーム > 文化・スポーツ > 文化施設 > 神戸市立小磯記念美術館 / KOISO MEMORIAL MUSEUM OF ART > 特別展「小磯良平展―幻の名作《日本髪の娘》」の開催
最終更新日:2025年9月26日
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日本を代表する洋画家・小磯良平(1903~88)は、人物画とりわけ気品と静謐さに満ちた女性像で多くの方に愛されてきました。小磯の画業をたどる上で欠かすことのできない名作が《日本髪の娘》(韓国国立中央博物館蔵)です。この作品は神戸の山本通にあった戦前の小磯のアトリエで描かれ、1935年の「第一回第二部会展」に出品され、注目を集めました。時をおかず、李王家美術館が購入し、海を渡ったところまではわかっていましたが、その後の消息は判然とせず、幻の作品と考えられていました。
2008年、韓国国立中央博物館が李王家美術館コレクションの洋画を特別展「日本近代西洋画」にて展示したことで、《日本髪の娘》が「再発見」されました。当館では《日本髪の娘》の里帰り展示を念願してきたなか、本展が実現するはこびとなりました。第二部会展以来、約90年ぶりに日本で展示される《日本髪の娘》と、当館所蔵品を中心に小磯良平の画業を振り返り、新たな視点で小磯芸術をご紹介いたします。
〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中5丁目7(六甲ライナー「アイランド北口駅」下車すぐ)
※巡回先(福岡市美術館)と一部出品作品が異なります。
小磯良平《日本髪の娘》1935年 韓国国立中央博物館蔵