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資源循環「こうべ再生リン」プロジェクト

最終更新日:2023年9月13日

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下水から回収「こうべ再生リン」

リンは肥料の3大要素の1つと言われており、食糧生産に不可欠な資源ですが、現在、日本ではほぼ全量を輸入に頼っています。一方で下水には多くのリンが流入しています。そこで神戸市の下水処理場では、下水から貴重なリンを効率的に回収し、「こうべ再生リン」と名付けて有効利用を行っています。「こうべ再生リン」を使いやすく加工した「こうべハーベスト肥料」で野菜や米を栽培し、それを我々が食べ、使った水が下水に戻ることでリンの資源循環を実現し、SDGsに貢献しています。
リン資源の循環3
(関連ページ)
・経済観光局農政計画課「こうべSDGs肥料」(「こうべ再生リン」の取組)

下水からリンを回収する設備を玉津処理場に新設します
現在、東灘処理場で下水からのリン回収を行っていますが、玉津処理場(西区)にもリン回収設備を新設します。この事業は国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)で行います。

(関連ページ)
・建設局下水道部施設課「下水汚泥からリンを回収する設備を玉津処理場に新設します」
 
市公式note 久元市長が「こうべ再生リン」の取り組みについて紹介しています。

こうべ知ってQ紹介動画

みんなで作る!トウモロコシ!秘密は下水道!?
みんなで作るトウモロコシ
画像をクリックいただくとYouTube動画のページへ移行します。

パンフレット

  • 資源循環「こうべ再生リン」プロジェクトのパンフレット
資源循環「こうべ再生リン」プロジェクトパンフレット表紙
  • 小学生向けパンフレット
資源循環「こうべ再生リン」プロジェクト_小学生向けパンフレット(PDF:1,409KB)

こうべ再生リンの安全性

こうべ再生リンは、「りん酸マグネシウムアンモニウム」という種類で農林水産省に肥料登録しています。また「こうべ再生リン」の成分分析を行い、有効性、安全性を確認しています。
肥料登録証_こうべ再生リン20221128_MAP詳細分析結果
項目 基準値 分析結果
2022年11月
28日採取分
単位
主成分の
最低保証量
アンモニア性窒素 (N) 4.0 5.21
(現物)
く溶性りん酸 (P2O5 20.0 27.69
く溶性苦土 (MgO) 11.5 14.61
有害成分の
最大許容量
ひ素 (As) 0.048 0.0001
(現物)
カドミウム (Cd) 0.0018 0.00005未満
水銀 (Hg) 0.0012 0.000006
ニッケル (Ni) 0.12 0.0003未満
クロム (Cr) 1.2 0.0005
(Pb) 0.072 0.0003未満
表中の基準値は、肥料の品質の確保等に関する法律に基づき普通肥料の公定規格を定める等の件(令和4年2月15日農林水産省告示第302号施行令和4年3月17日)の含有すべき主成分の最小量(%)、含有を許される有害成分の最大量(%)より現物含有量(%)に換算した値

こうべ再生リンの販売案内

「こうべ再生リン」は単体でも肥料として利用することができ、事業者向けの大口販売、市民向けの小口販売や学術研究、商品開発向けの無償提供を行っております。
 

お知らせ

現在、「こうべ再生リン」の注文多数のため、提供を中止しています。
大変申し訳ございませんが、ご了承ください。
東灘処理場でのカプセルトイの販売は継続しております。是非ご利用ください。

市民向けの小口販売

100gをカプセルトイで販売しています。
 100円/1カプセル(税込)
 場所:東水環境センター内 下水道の歩み館(神戸市東灘区魚崎南町2-1-23)
 時間:平日9時00分から17時00分
カプセルトイ

お問い合わせ先

建設局下水道部計画課