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最終更新日:2023年3月14日
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下水の処理過程で発生する消化ガス(メタン約60%)は、地球上のCO2を増加させないカーボンニュートラルの燃料であり、温暖化対策の一つとしてその活用が期待されています。神戸市の下水処理場では、この消化ガスを「こうべバイオガス」(メタン約97%以上)へと高度に精製し、天然ガス自動車燃料や都市ガス原料、発電用燃料として利用しています。
2007年度で消化ガスの49%を有効利用しているのに対して、2018年度には消化ガスの85%を有効利用しています。
リンは食糧生産に不可欠な資源であるが、日本はほぼ全量外国からの輸入に頼っています。そこで神戸市の下水処理場では、下水から貴重なリンを効率的に回収し、「こうべハーベスト肥料」として供給することで、「都市と農村をつなぐ」地産地消へ貢献しています。
(下線を付けた野菜は「こうべ旬菜」です。)
(関連ページ)
・経済観光局農政計画課「こうべSDGs肥料」(「こうべ再生リン」の取組)
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スイートコーンの収穫体験(2018年度、神戸市西区) |
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こうべハーベストで栽培した「きぬむすめ[お米の品種]」(2019年度、神戸市西区) |
リンは肥料の三大要素の一つと言われており、食料生産において不可欠な資源ですが、現在、日本ではほぼ全量を輸入に頼っています。
神戸市の東灘処理場では、下水から肥料成分であるリンを回収し「こうべ再生リン」と名付けて、資源の有効利用を行っています。「こうべ再生リン」は、肥料の原料になるとともに、「こうべ再生リン」単体でも肥料として利用することができます。現在、「こうべ再生リン」は事業者向けの大口販売、市民向けの小口販売や学術研究、商品開発向けの無償提供を行っております。
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地震などにより下水道施設に被害が生じたときは、国や他自治体、関連団体と締結している相互支援を行うための協定に基づき、相互に支援を行い、日本の下水道関係者が一致団結して被災都市の支援を行います。
東日本大震災(2011年):支援人数延べ175人
熊本地震(2016年):支援人数延べ172人
※阪神淡路大震災(1995年)の際には、全国自治体から延べ4,416人によるご支援をいただきました。