ホーム > 文化・スポーツ > 文化財・民俗芸能 > 神戸の土木遺産と歴史 > 神戸市内の土木遺産の紹介 > 砂子橋(いさごばし)
最終更新日:2025年8月19日
ページID:3317
ここから本文です。
竣工 | 1900年(明治33年)ごろ |
---|---|
施工者 | 神戸市水道局・建設局 |
所在地 | 神戸市中央区葺合町口城山 |
仕様 | 水路橋(3径間連続レンガアーチ橋) |
用途 | 上水道 |
登録 | 重要文化財 2000年(平成12年)7月5日 【布引水源地水道施設 布引水路橋】として |
![]() |
|
布引谷の水を北野浄水場および奥平野浄水場へ送水するため、8インチ(約20cm)と24インチ(約60cm)の2本の導水管を渡す目的で建設された石造アーチ橋である。
現在も、山陽新幹線・新神戸駅の下を抜けて布引の滝へ続くハイキング遊歩道を上ると、ほどなく石造アーチの姿を見ることができる。橋内を通る導水管は、いまなお稼働している。
|
|
神戸市の近代水道事業の創設にあたり、烏原谷および布引谷を水源として、現在の中央区西部(旧生田区域)への給水を目的に、佐藤藤次郎技師を中心とする工事が進められた。その一環として、布引谷から取水した水を奥平野浄水場および北野浄水場(現在は廃止)へ送る送水管を生田川を越えて通すため、本橋が架設された。工事は1900年(明治33年)に完成し、わが国で7番目となる近代水道施設のうちのひとつとなった。
1976年(昭和51年)には、欄干部のレンガを積み増す改修を実施し、現在の姿となっている。