まちかど救急ステーション

最終更新日:2024年1月11日

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まちかど救急ステーション標章交付制度

神戸市では、まちなかで心臓が停止してしまった方に、すぐ近くにある「まちかど救急ステーション」のAED(自動体外式除細動器)による除細動(電気ショック)を行い、一人でも多くの命を救えるように、平成17年4月から「まちかど救急ステーション標章交付制度」を運用しています。

呼吸が止まってしまった、もしくは普段どおりの呼吸をしていない方を発見した場合は、119番通報を行うとともに、胸骨圧迫や人工呼吸を開始し、近くに「まちかど救急ステーション」がある場合には、そのAEDを活用して下さい。(※119番通報時に、必要があれば、まちかど救急ステーションの場所をお知らせしています。)

一人でも多くの命を助けるため、本制度へのご理解とご協力をよろしくお願いします。

司令課からAED設置場所を指示のイラスト

119番受信時の口頭指導について

協力事業者様募集中!!

神戸市では一人でも多くの命を助けるためにこの制度にご協力いただける事業者様を募集しております。

ご協力いただける場合は、最寄の消防署救急係まで申請若しくは電子での申請をお願いします。

令和2年10月から、まちかど救急ステーションに登録されている事業所等のAEDが設置事業所外で使用された場合に、消耗品(AED使い捨てパッド)を交付することができるようになりました。(消耗品交付には要件があります。)

まちかど救急ステーション標章交付制度に関する要綱(PDF:376KB)

標章交付要件

  1. AEDが設置され、適切な維持管理がされていること。標章
  2. 不特定の市民等の求めに応じて、AEDを提供(貸出)することに同意されていること。
  3. 協力時間中(営業時間等とは関係なく実際にAEDを提供できる時間)は、AED等の資器材を速やかに提供できる体制が整えられていること。
  4. 事業所等の名称・所在地等を神戸市のホームページや広報誌等により、市民等に広く広報することに同意されていること。
標章交付申請様式

まちかど救急ステーションは、申請書(1枚)を各消防署救急係に提出していただければ、まちかど救急ステーションの標章をお渡しいたします。
ぜひ、申請をよろしくお願いいたします。

登録後に事業所の住所や連絡先、代表者等の変更があれば変更届出書(1枚)を登録先の消防署へ提出をよろしくお願いいたします。

廃止の際は廃止届出書(1枚)を登録先の消防署へ提出をよろしくお願いいたします。

消耗品交付要件

  1.  AED使用事案発生時に、AED借用元の事業所等がまちかど救急ステーションに登録されていること。
  2.  AED使用事案が、AED借用事業所外で発生し、傷病者が従業員等、AED借用事業所に関連した者ではないこと。
  3. 消耗品の交換に際してAED設置者への費用負担が発生する場合。
  4. 使用されたAEDがまちかど救急ステーション設置のAEDであることを消防職員が確認していること。
  5. まちかど救急ステーション代表者からの申請を受け、交付すること。
  6.  交付する際は、原則使用した消耗品と引き換えとすること。
消耗品交付申請様式

消耗品の交付を希望するまちかど救急ステーション代表者は、原則AED使用事案発生日から30日以内に、まちかど救急ステーションが設置されている場所の所轄署長へ申請してください。

まちかど救急ステーションの場所(AED設置場所)

神戸市消防局では、「まちかど救急ステーション」の趣旨に賛同いただいたうえで下記事業所に設置されているAED(自動体外式除細動器)を、「まちかど救急ステーション」に登録いただいてます。平成17年7月1日に第1号の「まちかど救急ステーション」が認定されて以来、毎月増加しています。
AED設置場所は、下記「まちかど救急ステーションの場所」のページでご覧になれます。

「まちかど救急ステーション」に関する問い合わせ先
神戸市消防局救急課救急企画係(電話078-325-8524)又は最寄りの消防署救急係までお願いします。

AEDとは

Automated External Defibrillator(自動体外式除細動器)の頭文字をとったもので、呼吸や心臓が停止した方の心電図を自動解析し、除細動(電気ショック)が必要な場合に音声等の指示により除細動を実施する医療機器です。
機器が操作要領を音声で案内するため、たまたま現場に居合わせた市民の方でも安全に使用が可能です。日本国内においては、平成16年7月に、厚生労働省から見解が出され、医師等の医療従事者以外でも使用が可能になりました。

図 AEDの例

AED1 AED2 AED3

AEDの効果(早期除細動の必要性)

生存退院率「心室細動」(心臓が小刻みに震えている状態で、不規則な収縮を繰り返しているため、血液が送り出されない状態。)等の生命に関わる重大な不整脈が生じた場合には、直ちに「電気的除細動」(電気ショック)を行う必要があります。
蘇生のチャンスは発症から電気的除細動がより迅速に実施された場合ほど救命率は良好であり、生存して退院する率は、1分遅れるごとに7%から10%低下するといわれています。
一方で、119番通報から救急隊員の現場到着までに要する時間は、平均約9分(令和元年中)となっており、現場に居合わせた者等によって、電気的除細動を速やかになされれば、救命にとって有効となることが期待されます。
病院外における心原性心停止の件数は全国で年間2万件から3万件程度と推定されています。
また、心疾患によるによる死亡者数は、高齢化の進展により増加する見通しです。

参考文献:
Vuov LF,White RD,Bachman JW,O'Brien PC.
A study of out-of-hospital cardiac arrests in northeastern Minnesota. JAMA.1986;256:477-483

AEDの使用方法

  1. AEDの電源を入れます
  2. 電極パッドを傷病者の胸部に心臓を挟みこむように貼付します。
  3. AEDの音声指示に従って操作を行います。
  4. AEDが自動解析をしている間、傷病者に触れてはいけません。
  5. AEDが電気ショックの音声指示を行った場合には、通電ボタンを押します。

AEDの詳しい使い方

AED使用上の注意

AEDは音声案内により誤操作がないように工夫されているだけでなく、安全に使用でき、より有効に電流が流せるように様々な配慮がなされています。

しかし次の点につきましては注意してください。

  • 衣服を取り除く際や、電極パッドを貼り付ける際も、できるだけ胸骨圧迫を継続します。
  • 電極パッドと体の表面は隙間を作らず密着させます。
  • 傷病者の胸が汗や水分で濡れている場合は、タオル等で拭き取ってから電極パッドを貼ります。
  • 心臓ペースメーカーや埋め込み式除細動器が胸に植込まれている場合は、胸の皮膚の盛り上がりから離したところに電極パッドを貼ります。
  • 胸に貼り薬がある場合ははがし、薬剤が残っている場合は、それを拭き取ってから電極パッドを貼ります。
  • 小児、乳児の場合の電極パッド貼り付け位置は、パッドの表示の絵に従います。

応急手当講習を申し込むには

わたしたちは、いつ、どこで、突然、ケガや病気におそわれるか分かりません。
愛する家族が、友人が、そして、たまたま隣り合わせた人が、急に生命の危険にさらされたとき、いったいどうすればよいのでしょうか。
このようなときに備え、神戸市消防局では応急手当講習会を行っています。

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