建築家による空き家再生事例04

最終更新日:2024年2月26日

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まちを丸ごと再生!住居+シェア工房

ダイニング(改修前)

【改修前】空が見えるほど屋根が傷んだ空き家が…

ダイニング

木のぬくもり溢れる「アーティストインレジデンス」に!

窓から神戸のまち

大きく取った窓からは神戸のまちが望めます

キッチン

タイルやレンジフードも廃材を再利用したもの

個室

アーティストが滞在する個室は落ちつく雰囲気

外観(改修前)

【改修前】閉鎖的な印象のブロック塀は撤去して…

外観

シェア工房の様子が感じられる、まちに開いた外観に!

どんな社会貢献をしますか?

兵庫区の山際に、車が入れないほど道が狭く、建て替えや改修が難しいエリアがあります。空き家が集中してしまい、防災・防犯上の不安の声もありました。

そのエリアを「梅村(バイソン)」と名付け、丸ごと生まれ変わらせようとしているのが、一帯の空き家を購入した建築家・西村さん。1軒1軒に魅力的な機能をもたせて、若者を招きいれ、にぎわいを取り戻します。

この空き家は、神戸にはまだ少ない、アーティストが「滞在」「制作」「展示」できる場所に再生。「制作」の場である1階の工房は、地域の人々も使えるようにすることで、アーティストと地域の交流を期待しています。

建築家はこの人!

西村組 西村周治さん 

ボロボロの廃屋を買っては住みながら改修し引っ越す、というヤドカリのような生活を送る。不動産会社の代表も務め、自身で不動産取引から設計、施工までこなす。

yuta kunishige studio 國重裕太さん

建築設計のほか、家具デザインや製作を行う。六甲有馬ロープウェーの六甲山頂駅の駅舎改修の設計も手掛けた。

上野天陽さん

西村組にも勤めながら、まちづくりコンサルタントとして活動。地元・丸山に拠点を構え、地域の活性化に取りくむ。

建築家のおすすめポイントは?

  • ブロック塀を撤去し、道側に大きな窓を設けたことで、外からでも室内の活動の様子を感じられる。
  • 内装には、民家やマンションのモデルルームの解体で生じた廃材を積極的に利用。
  • 構造部材も傷みが激しいため、適切に交換・補強し、これからも安心して使い続けられる建物に。

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建築住宅局政策課