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基本的な姿勢

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市長としての基本方針

BEKOBE

人口減少時代のまちづくり

人口減少時代に生きる私たち。
人口急増時代とは真逆の試練に直面しています。
急ごしらえのまちづくりではなく、ゆったりとした温かみのある人間らしい都市をつくることが大切だと考えます。



市民の知恵をあつめ、形にする政治

我が国を代表する国際都市を創り上げ、戦災、震災を乗り越えてきた神戸市民には、数々の試練と経験に鍛え上げられた、たくさんの知恵があります。
私は、市民のみなさんの知恵をあつめ、他者と社会のために役に立ちたいという想いを共有し、市民のみなさんの知恵や想いを形にしていきます。
市民の代表である議員から構成される神戸市会とは、緊張感のある信頼関係を構築します。後ろ向きの議論を排し、不毛な対立に陥ることなく、前向きで生き生きとした議論を展開し、各分野の政策を練り上げていきます。

スピード感を持ち、実現する政治

突然の震災への対応、復旧・復興、財政再建に取り組んでいる間に、多くの政策課題が山積してきました。これらの課題に立ち向かい、さらに新しい時代の変化に対応していくためには、スピード感をもって機敏に行動していかなければなりません。
民間人材を積極的に登用し、市役所職員のみなさんと一体となった「最強の仕事人チーム」をつくりあげ、国政、県政との緊密な連携により、政策を迅速かつ強力に実現していきます。

公正で折り目正しい行政

すべての市民に公平で、正義感と倫理観に貫かれた政治姿勢を大切にします。
清潔で清明な政治姿勢を持ち続けます。
独善に陥らず、かつ、右顧左眄(うこさべん※)することなく、信念を持って市政にあたります。
不当な要求に応じることなく、職員を行政暴力から守り、基本を踏み外さない、折り目正しい行政を進めます。
(※周りの意向や様子を伺い、すぐに結論が出せないこと)


「海と山が育むグローバル貢献都市」

「KOBE2025ビジョン」のタイトルです。
神戸市のビジョンであることがすぐにわかる名称にしました。

海と山が育むグローバル貢献都市

ここに込めた想いは、海と山に象徴される神戸の自然環境、海と山に育まれてきた神戸の歴史を大切にしたいという気持ちです。
神戸は自然に恵まれた大都市です。神戸の自然は、人の生活との関わりの中で育まれてきました。人の手が入り続けることによって緑滴る山になった六甲山、茅葺民家が点在する里山、古来よりの景勝地、須磨や垂水の海岸などがその代表例です。
神戸は、そのような自然とともにあり続け、人間を大切にする大都市として、未来に挑戦し続けていきたいと思います。

このビジョンに込めたもうひとつの想い。
それは、グローバル社会の中で、ほかの地域に貢献できる都市でありたいということです。
神戸は、内外からの支援をいただき、震災から街を復興させることができました。
感謝の気持ちを忘れず、災害支援、医療・健康、インフラ整備・維持などの面で経験を蓄積させ、それらを他地域において活用していただけるように取り組みます。
神戸医療産業都市においては、コロナとの戦いの中で、自動PCR検査ロボット、遠隔モニタリングシステム、手術支援ロボットなど新たな挑戦が行われました。
神戸医療産業都市は、これからも人々の命を救い、健康・ヘルスケアの分野で大きな役割を果たしていくことでしょう。
神戸は、他の地域に貢献する大都市であり続け、グローバル社会の中で名誉ある地位を得たいと願います。

「神戸2025ビジョン」は、このような思いを込め、策定しました。
2025年度に向けた神戸の目指すまちの姿を示すとともに、その実現に向けた施策をまとめています。

「神戸2025ビジョン」(概略版)

大都市としての持続可能性(SDGs)

SDGs取り組み抜粋(PNG:167KB)

神戸市においても、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」の方向に沿い、大都市としての持続可能性を確保しながら、施策を展開していきます。
神戸の自然・社会的特性を十分踏まえ、内外から知恵や提案をいただきながら、SDGsに掲げられた価値が一つずつ発現できるよう、果敢に挑戦していきます。

持続可能な大都市であるためには、個々の分野における政策展開とともに、次の世代に過大な負担を押し付けない、付け回しをしない、という視点が大切です。
これから減り続ける将来の現役世代に対して、いまの市民が本来支払うべき負担を転嫁するような施策は、極力回避すべきです。
コロナという目の前の危機を乗り切るために、緊急の措置を講じることは必要ですが、負担の側面を無視した自治体間のバラマキ合戦とは一線を画し、大都市としての持続可能性を追求します。
 

お問い合わせ先

市長室秘書課